MENU

ストロボの光をディフューズした効果を可視化。使い方を覚えよう!

もくじ

光の質を柔らかくするのがディフューズ

ストロボ撮影に慣れてくると、やってみたくなるのがディフューズです。
ストロボから発光される硬い光を拡散させて光を柔らかくする目的が主で使われる技法ですね。

ストロボ光が直接被写体にあたっている状態だと、光の質が硬くなります。
直接ストロボを被写体に当てると後ろの影はシャープにハッキリと強く出ます。
その光の質を柔らかくするのがディフューズ。
一番分かりやすい例えは太陽光にとっての「雲」です。

快晴の状態での影はハッキリしていますが、雲がある日の影はボヤけた感じになるか、影が出ませんよね。
それと同じ状態を人工的に作るわけです。

下の写真はストロボの前に乳白のアクリル板を立てて発光させたもの。一度アクリル板で光が遮られてアクリル板の向こう側に突き抜けています。突き抜ける際に光が拡散されて光が柔らかくなります。

順を追って説明していきます。

ダイレクト光とディフューズ光の違いの一例

ダイレクト光(ディフューズなし)の特徴

  • 影が後ろに強く出る
  • コントラストが強過ぎる
  • 周りが暗くなる

ディフューズ光の特徴

  • 硬くハッキリしていた影がぼやけて目立たなくなる
  • 全体のトーンが柔らかく自然な感じになる
  • 周辺部も明るくなる

アクリル板を使ってディフューズしてみる

直接壁にストロボ発光 アクリル板無し

壁の手前にアクリル板を立てた状態でストロボ発光

アクリル板が無い最初の写真では壁の中心だけが強烈に明るく照らされています。
アクリル板を使ってディフューズした状態では光の芯が弱くなり壁全体を比較的均等に明るくなっているのが分かります。でもこれだけだと分かりにくいですよね。
もっと具体的な状況で見てみようと思います。

ディフューズすると陰影が柔らかくなる

下の2枚の写真は対象物の缶を置いての撮影です。
1枚目はディフューズ無しの状態。
2枚目はディフューズ有りの状態です。

ディフューズ無し

ディフューズあり

滑らかで陰影が比較的付きにくい缶ですら、明らかに陰影が弱くなっているのが分かると思います。
後ろに伸びる影も伸びていく方向を追って見てみると、ディフューズ有りの状態だと段々と薄くなっていくのが分かると思います。

影が柔らかく、全体に光がまわりやすいのがディフューズ光

ディフューズ無しの1枚目のストロボ光は、まさにスポットライトのように一部分を照らしています。
ディフューズ有りの2枚目のストロボ光は、一旦アクリル板で受け止められ、そこで拡散されて床面も背面も全体的に明るくなっています。

そして、ディフューズすることで陰影が弱くなり、缶の後ろに伸びる影にも違いが見て取れます。

  • ディフューズ無しの場合では被写体の後ろの影がシャープに後ろに伸びている
  • ディフューズ有りの場合だと被写体の後ろに伸びる影がボケて柔らかくなっている

これはディフィーザー効果の大きな特徴の一つです。光が拡散したことによってこのような違いが出てきます。

それでは別の角度から撮影した写真でさらに影の出方を比べてみようと思います。
正面から見た場合です。

ディフューズ無し

ディフューズ有り

背景の影に大きな違いが見られる

今度は背面に出来ている影を比べてみてください。
ディフューズ無しの状態では缶の形がハッキリと分かる影が出来ていますよね。
反対に2枚目のディフューズ有りの状態ですと影は出来ていますがボケていて缶だとわかりませんし影の出来方が弱くなっています。

こういった効果が出るのがディフューズの特徴です。
ディフューズの効果の出方は様々で、ディフューズするものの質によってもストロボからの距離によっても変わってきます。

ディフューズ効果と似た効果が出せるのがバウンス撮影です。
ディフューズ撮影と違うのはバウンス撮影は光を何かに反射させて拡散させます。
バウンス撮影に関しては以下のエントリーを御覧ください。

ディフューズ撮影のポイント

ディフューズ撮影にしろバウンス撮影にしろ注意しなければならないのは、光量が格段に減るので露出に気をつける必要があります。
被写体に対して直接あたっているストレート光に比べてディフューズ光とバウンス光は、光を一旦拡散させてから被写体にあたっているので光のエネルギーが直接被写体にあたる場合よりも弱くなっています。

上の写真では絞りの値も明記しておきましたが、ストレート光に比べてディフューズ光の場合では2段ほど絞りを開けています。
ただ、光の量がどの程度減るかはその時の状況によって変化してきますので、注意が必要です。

簡単にディフューズ出来る道具としてはストロボのヘッド部分に直接取り付ける簡易型のディフューザーが売られています。
ご自分でも簡単に見つけられるでしょうから色々と探してみてください。

ポイント
  1. ディフューズすると影が薄くなり目立たなくなる
  2. 光のトーンが柔らかくなり比較的自然な感じになる
  3. 光が拡散されるため周辺部も明るくなる
  4. 光が弱くなるので露出には気をつける

ストロボ関連記事はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Nickname : Orca   
Gender : man 
My job : Photographer,Drone Pilot

CERTIFICATION
アドビ認定Photoshopエキスパート(ACE)
JUIDA無人航空機操縦士
第二級陸上特殊無線技士
アマチュア無線技士

プロフォトグラファー歴20年になります。ブログ歴は15年。写真やドローン関連を中心に気になる情報を備忘録として書いております。
d.bibouroku@gmail.com

コメント

コメント一覧 (2件)

  • SECRET: 0
    PASS: f9ff35cf3293ceb6d4c91895c2e19947
    この企画、これからどんどん面白くなるような予感がします。

  • SECRET: 0
    PASS: 9af45d0c03b7e608d8950ea019cafca6
    哲やんさん
    いえいえ^^;
    実は
    これで終わりにしようと思っていたんですが・・・・・・・・。
    何か考えます(笑)

コメントする

もくじ