最初に結論を申し上げます。
結論
povo2.0に加入したスマートフォンからでも、mamorino5(マモリーノ ファイブ)へ居場所通知メッセージ(SMS/MMS)を送信すれば、ほぼ瞬時にマップが付いた返信メールが送信されて来ます。
さて、楽天モバイルが0円廃止の発表をしてから、povo2.0へ多くのユーザー移行しているという話が話題になりましたね。
私は楽天モバイルユーザーではなくauを使っていたのですが、この機会にpovoへ移行しようと思いました。だってメチャクチャ安いですからね。
ただ、auから格安SIMや格安プランの「POVO」へ変更しようと思ったときに、踏み切れなかったのがmamorino5(マモリーノ ファイブ)を子供に持たせていることでした。
マモリーノ5とは、子供用の携帯電話で月額はなんと550円。au同士の家族間の通話は無料です。そしてGPSを使った位置情報を安心ナビというauの有料サービスを使うことで確認でき、子供に持たせておけば塾帰りなどに遅くなった時に重宝します。
ただ困ったことにpovo2.0にすると安心ナビが使えなくなるんです。そして家族間通話無料というサービスも使えなくなります。子供がauで大人がPOVOの場合は家族間通話無料にはなりません。ですが、POVOには5分間のかけ放題プランや完全かけ放題プランがあるので、通話に関しては気にしていません。子供から電話がかかってきたら、大人からかけ直せば良いわけですから。
今回は通話に関してでは無く、親のスマートフォンをPOVOに変更しても子供の位置情報が把握できるのか、そのことに注目して記事を書いています。
povo1.0ならば安心ナビが使用可能らしいのですが、povo2.0やUQの場合は安心ナビが使えないとのこと。
povo1.0が始まった当初は安心ナビが使えるかどうかのアナウンスが無かったので、povoへの変更を見送っていましたが、povo1.0ならば安心ナビが使えたんですね。
それなら早くに乗り換えておけばよかったなぁと。なので安心ナビは使えません。諦めて、何か別の方法で子供携帯のmamorino5の位置情報を取得できる方法は無いものかと調べていました。
結論として親のスマートフォンがpovo2.0でもmamorino5の位置情報を取得することが出来ました。
既にpovo2.0へ乗り換え済みで実際に活用しています。子供のmamorino5はau契約のまま使っています。
どういった方法で位置情報をゲットしたかと言えば、mamorino5の本体機能を使用しました。安心ナビの場合はau縛りがありますが、本体機能の活用であれば問題をクリアすることが出来ました。
mamorino5では緊急連絡先に登録した番号から、mamorino5にメッセージを送信することで遠隔操作できる機能がいくつか付いています。
マモリーノ5を円滑操作できる機能一覧
- アラームを鳴らす
- ロックをかける
- ロックを解除
- マナーモードを解除
- 居場所を確認(居場所通知)
- 連続で居場所を確認(連続居場所通知)
- 連続居場所通知を停止
- 自動応答オン
- 自動応答オフ
この機能の中にあるmamorino5の「居場所を確認(居場所通知)」という機能を使えばpovo2.0でも子供の居場所を確認できたんです。
アプリ等でいつでも確認できるわけではありませんが、必要な時にはメッセージ(SMS/MMS)を送信すれば、ほぼ瞬時にマップが付いた返信メールが送信されて来ます。
精度も以前私がauキャリアで使用していた時に居場所通知で確認していた時と変わった様子はありません。実際どの程度離れているのか精度を確かめたことはありませんが、自宅にいる時にメッセージを送ると間違いなく自宅が表示されるので誤差は数メートル程度なんだと思います。
ただ地下に入ってしまったりした場合は、その限りではないと思います。
安心ナビが無くても、この機能が使えるのであれば、若干不便になるとはいえ、携帯電話料金が大幅に安くなることを考えれば乗り換えを決意できました。
具体的な居場所通知の方法
緊急連絡先に登録した電話番号から、マモリーノ5にメッセージを送信することで、マモリーノ5は位置情報を送信させることができます。
具体的な手順は以下のようになります。
マモリーノ5で緊急連絡先に登録したスマートフォンを用意します。通常は両親のどちらか、もしくは両方の電話番号を緊急連絡先に登録しますね。登録してあることを確認の上で、ショートメールアプリを立ち上げます。
ショートメールの宛先をマモリーノ5の電話番号にします。電話帳からマモリーノ5の電話番号を選んでショートメールアプリを立ち上げても大丈夫です。ショートメールの本文に居場所通知と入力してメッセージを送信します。しばらくすると位置情報URLが送られてきます。
送られてきたメッセージには「タップしてプレビューを読み込む」と表示されています。そこをクリックするとマップが開きマモリーノ5の位置を確認できます。
mamorino5(マモリーノ ファイブ)を子供に持たせていて、親御さんのスマートフォンをpovoへの移行を検討中の方の参考になればと思いUPしました。
コメント
コメント一覧 (10件)
こんにちは。この記事がとても参考になりました。私の親が高齢で、電話をうまく使えない状況です。マモリーノ5にPovo2.0のSIMを入れて使えるのかどうか知りたかったです。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。私はマモリーノにauのSIMを入れて使用しております。povoのsimが使えるという情報もネットで見つけることが出来ましたが、実際に試していないので使えると断言することが出来ず申し訳ありません。繰り返しになりますが、わたしの場合は、子どもたちのマモリーノはauのままで、私のスマートフォンをPOVOへ変更しました。
解説、ありがとうございます。
mamorino5を購入して日が浅いので、どうしようか悩んでいました。この記事を拝見して、親スマホをauからpovoに移行することにしましたが、そうなると、(povoに移行できない)mamorinoとの通話料とかがかさむのでは?という疑問があります。
1)通話料等含めて、mamorino側の利用料はどのぐらいになりますか?
2)子供から着信だけさせて、親からかければ、トッピング内容により、かなり安くすみますでしょうか?
3)概ねで構いませんが、親側のスマホ代は、どのぐらいからどのぐらいになるものでしょうか?
質問ありがとうございます。子供の携帯には通常の携帯料金体系と同じだけ料金がかかるようになります。それが欠点ではありますね。
ご質問のマモリーノの料金ですが以下のページが参考になるかとおもいます。
https://www.au.com/mobile/charge/juniorphone-n/
POVOに変更した私は子供と5分以内に済ませるようにしてるので、5分のカケホーダイプランを追加しております。
5分以内かけホーダイを使わないと30秒あたり22円となっているので、結構な料金になるかも知れません。
もちろんマモリーノ側からかける場合も同じ料金がかかるので親から基本はかけ直すようにした方が良いかと思います。
私はpovoに変えてから3ギガの990円と550円のカケホーダイの料金以外はかからないようにしています。
こんな感じでよろしいでしょうか
大変参考になりました、ありがとうございます!
はじめまして。非常に参考になる情報でした
子ども用にマモリーノのような白ロム端末+povo2.0のSIMでの格安運用を検討しています
「残念ながらマモリーノにPOVOのSIMを入れることは出来ないようです。」
とのことですが、具体的にはどのような動作になりますでしょうか。
povo2.0のSIM自体を認識しない?それとも、位置情報取得系の機能が動作しない形でしょうか?
#通話発着信とandroid標準機能である「(紛失時に利用する)端末を探すや強制着信音再生」
の機能で実現したい事はおおよそカバーできるのでマモリーノ端末にこだわりがある訳ではないのですが、コンパクトで値段も手頃でしたので検討している次第です。
よろしくお願いいたします。
ぽんさん
質問ありがとうございます。
私の書き方が分かりにくかったようで申し訳ありません。
マモリーノでPOVO契約することが出来るのか存じ上げません。わたしの場合、マモリーノはあくまでauでの契約になります。月額料金は非常に割安なのでauでも価格的にはデメリットは無いと思います。
povoでも使えたというネット情報もありますので、もしかしたら使えるのかも知れません。私の勘違いの可能性が高いのでブログ本文、ならびにコメントの回答を直しておきます。申し訳ありません。
au-au同士であれば「安心ナビ」が使えますが、親がpovo契約すると「安心ナビ」は使えません。
ただマモリーノ5は本体機能として位置情報を通知させることができるので、安心ナビがなくても子供の居場所が把握できますよということになります。
管理人様
ご回答ありがとうございます。
こちらでも色々調べてみましたが、
mamorino5端末についてはAPN設定が変更できずau本家sim以外はデータ通信ができない=povo2.0simで利用できないといった形でしょうか?
APN設定をしなくとも基本的には通話とSMSはAPN設定非依存で利用できるものと推測しています。povo2.0のsimについても au本家同様、440-51のsimであり、シムロック解除不要でau端末が利用可能です。そのため記事にあります、SMSでの位置情報を添付した自動返信機能が動作さえすれば要件は満たせそうではあります。
(但し、パケット通信ができない場合、GPS位置情報取得がGPS信号のみでの取得になるので時間がかかり実用性は無いかもしれませんね、、(^^;)
→一般的なandroid端末では位置情報取得時にGPS信号以外にもパケット通信(アシスト情報)を使って取得時間を短縮化していると思います
「マモリーノはPOVO契約することは出来ません」との事ですが動作保証外行為である事は重々承知はしておりますが、実際にmamorino5端末にpovo2.0 simを挿してもmamorino5端末側で、通話、sms、位置情報返信機能が利用不可でしたでしょうか?
(もし検証されてたら教えて下さい
ぽんさん
POVOって基本はスマートフォのアプリからプランを指定して使う想定なので、差し替えが必要なマモリーノみたいな機種の場合、どうなるのか予想しにくいですよね。あと規約に違反してないかも少し気になったりもします。
技術的な部分は詳しくないので、なんとも言えず、やるとしたら実際に試すしか方法は無いのですが、いかんせん、私はesimでiPhoneを使っているのでマモリーノに差し替える実験ができません。
世の中にはスマホで契約したsimをマモリーノに挿す実験をした人もいるでしょうから、その方の情報を待つしかないですね。
管理人様
コメントありがとうございます。
eSIMですと検証は難しいと思います。
こちらでも更に調べてみたいと思いますが
APN設定が変更できない時点でちょっと微妙な気もしてきましたけど、、(^^;)
尚、povo2.0 の契約に際し、アプリが入らないような端末(今回のようなmamorino等)でSIMを使いたい場合は別の端末を用いて対応可との記述がありますので規約違反等にはあたらないとは考えています
→例)動作確認ページ kyf37(ガラホ)等
他社含め契約時の規約で利用端末に制限をかけているケースは海外で販売されていて技適を取っていないような端末以外は記憶の限りは無かったと思います。
自社以外のSIMで動作させないようなシムロックやIMEIロック、意図的に他社で利用している周波数バンドの封じ等はありますが、そちらとは若干お話しが逸れると思います。
色々とありがとうございました!