今日は月が大きく見えるスーパームーン♪
たまたま見かけた人も準備して見た人も、大きくて明るい月をみて感動したのでは?
スーパームーンとは
スーパームーンとは通常の満月の時よりも月が明るく大きく見える時の月のことを言うのですが、月が満月を迎えるタイミングと、地球との距離が年間で最も近くなるタイミングが重なる時が「スーパームーン」現象となるそうです。
そこで月の観察にとても便利なiPhoneアプリって沢山あるんですが、私が実際に使っているアプリのいくつかをご紹介します。
iPhoneアプリの紹介
Star Walk – 5つ星の天体観測ガイド |
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Sun n Moon |
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Moon Globe |
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他にも天体関係のアプリはもりだくさんです。
今日のスーパームーンを機に色々と探してみるのも面白いですよ(^^♪
月が大きく見える現象は謎だらけ
でもスーパームーンの時でなくても月が大きく見えることってありますよね?
それって何でだと思います???
実は諸説があるものの未だに解明されていない問題なんです。
基本的には月が地平線上に近い時に大きく見えることは分かっているんですが、その現象は「天体錯視」や「月の錯視」などと呼ばれていて、長い間ナゾだとか。
アリストテレスの時代から疑問とされている不思議現象だったんです(・。・;
月が地平線に近い場所にある時に大きく見えるという現象に関しての最古の記述は紀元前6世紀ごろのバビロニアの粘土板に楔形文字で書かれたものがあるのだとか。
月が大きく見える仮説として上げられている有名な3つの説が
・天空偏平説
・眼球運動に伴う視線説
・地上物体説
これ以外にも
1 屈折説(アリストテレス、プトレマイオス)
地平の空気層の屈折により月が大きく見える。
2 瞳孔散大説(ガセンディ)
地平では光線が弱められ、瞳孔が散大し大きく見える。
3 水晶体扁平説 (シュベール)
天頂を向くと眼球の水晶体が薄くなるため、小さく見える。
4 比較説(デカルト)
地平の小さく見える木や家と比較して大きく見える。
5 対比説(リエール)
天頂の月は青黒い夜空との対比効果で小さく見える。
6 視線説(ガウス、ツオート)
視線を上げて見ると小さく見えるため地平線近くの月が大きく感じる。
7 地平視角説 (ツェーヘンダー)
地平のものに対する視角が、天頂方向での視角より大きくなるため。
8 周辺視説 (ブゥルドン)
天頂の月は地平より感度の良くない周辺視になりやすい。
9 介在説、地上物体説 ( プトレマイオス、アルハーゼン、ベーコン、デカルト、カウフマン、ロック)
地平には、月との間に建物などがあると地上の介在物の影響で奥行きが強調され、より大きな物体として誤認される。
10 遠景説 (バークリーダン、ヘルムホルツ)
靄(もや)とか薄明のため地平の月は遠く感じ、大きく見える。
11 天空説 、偏平説 ( スミス、ヘルムホルツ、ライマン)
天空の形を扁平に認識しているため、同じ月でも遠くに投影面がある地平の方が大きく見える。
これら多くの説があるそうです。
月が大きく見えるって実は謎だらけの現象だったんですね~~~。
宇宙って不思議!
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