デジタルカメラ全盛期の時代にあって根強いフィルムカメラ愛好家が望むことの一つが裏蓋交換で簡単にデジタル化させること。
それが出来れば大好きなライカなどのカメラを愛でつつ、時にはフィルム、そして時にはデジタルカメラとして楽しむ!
その日の気分で着せ替えのようにフィルム一眼カメラを使い分けて一石二鳥!ってのが私の個人的なイメージ。違ったらゴメンナサイ。
まあ、ライカ使いの方にはデジタル化の裏蓋なんかいらね~よ!って人のほうが多そうですが^^;
それは一旦置いておいて、以前話題になっていたのが、Konica Auto S3の裏蓋にソニーのNEX-5の部品を付けてデジタル化してしまった学生の話。
最近では「ライカM3」を同様にデジカメ化できる「FRANKENCAMERA II」も発表されていました。サイズの問題があり作者は苦労していたことがうかがえます。
Web上で公開してまたたく間に拡散されて絶賛されているわけですが、この手のことは既に色々な人が考えていて裏蓋方式だけでなくてSiliconFilmというフィルム型のデジタル録画方式製品もあったりしました。
ただ、期待値は高くても実際に売れるかというと・・・。
コストばかりがかかってしまって需要と供給のバランスを考えると生産者にとってそれほど魅力的なものでは無いようです。
でも今回の話題は何が凄いって、ひとりの学生が個人で3Dプリンターを使ってここまで完成度の高い製品を作ったということ。撮像素子が大きくなったことや3Dプリンターの登場など技術革新によって色々な未来が開けてくるんだなぁと思った一件です。
話は戻りますが、先ほどのSiliconFilmなんかは、DigiPodという名前に変更してクラウドファンディングで出資者を募ったものの大コケしてしまって製品化にはたどり着かなかったとか。
裏蓋交換方式は実際に発売するとなると機種ごとに生産しなくてはいけまんせんし、バッテリーやメディアカードの問題も出てきますからあんまり現実的じゃなさそうですよね。価格もそれなりの感じになるでしょうし。そこまでして使いたいと思う方や売れる可能性のあるカメラと言えば、やはりライカぐらいでしょうか。
今後はさらに簡単な形式でそして安価にデジタル化出来るガジェットが出てくるかもしれませんね。
今回紹介した裏蓋交換でのデジタル化に関して興味がある方は以下のリンクからソース情報をお読み頂ければと思います。
作者が丁寧に作り方の手順や説明書、CADデータなどを提供しているようです。
玄人向きの話題ではありますが、この手の知識がある方ならばチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。
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