夏場は電池の事故が多くなるって知ってました?
夏場が多いというのは私は初めて知りました。
2012年7月19日付けでNITE(製品評価技術基盤機構)が電池による事故の防止について注意喚起を行ったのですが、その中で夏場の電池事故が多いという資料も発表されました。
電池自体の問題に起因する事故が最も多いようなのですが、誤使用や不注意による事故も多いとのこと。
その主要な要因は以下。
- 外部からの圧力などによる内部ショート
- 電池のごちゃ混ぜ保管や外装ラベルの破れなどによる外部ショート
- 逆装填したため内部圧力上昇による液漏れ
- 新旧の電池を混合して使用し過放電状態による液漏れ
乾電池をまとめて保管すると保管方法によってはプラスとマイナスの電極が触れ合う可能性もあり、クリップなどの金属と一緒には絶対に保管しない方が良さそうです。
確かに以前、デジカメのバッテリー電池をポケットに入れておいた時に、身分証などを首にかける時に使う鎖がポケットに入っていて、服が燃えたことがあります^_^;
あの時は本当に驚きました・・・。
あれも夏だったような。
具体的にはどんな事故があるかというと、
以下のような資料がポスターがありますので参考用に添付しておきます。
この事例の他にも色々あるようですが、おそらく一般的に一番多いのは液漏れじゃないかと。
液漏れを起こしてしまった電池には触らないことが重要とのこと。
電池の中に入っている電解液が肌や服につくと、化学やけどや穴が開く場合があるそうです。
とくに目に入ると失明する危険性もあるのだとか。
子供のいるお宅などでは間違ってボタン電池を飲み込んでしまうようなことも・・・。
その場合には「公益財団法人 日本中毒情報センター」のホームページを参考にすると良いと思います。
カメラマンはバッテリー電池や乾電池を多く使う職業ですから、お互いに気をつけましょうね。
参考ホームページは以下
◎製品安全教育DVDハンドブック(電池の事故)
おもちゃの電池を入れ替える時、1本を逆に入れてしまった。 …
電池のプラスとマイナスは気をつけないといけませんね。
◎電池による事故の防止について(注意喚起)
NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構、理事長:安井 至)は、 別添のとおり、電池による事故の防止について記者説明会を行いました。 …
◎中毒110番・電話サ-ビス
ボタン型電池 ボタン型電池はカメラ、電卓、補聴器、ゲームなどに広く使用されており、その種類もアルカリマンガン電池、水銀電池、酸化銀電池、リチウム電池などがあります。アルカリマンガン電池や水銀電池は …
飲み込んだ電池は食道につまらなければ、ほとんどの場合何事もなく便に出ます。しかし1ヵ所に長時間とどまると、放電(電気分解反応)がおこり食道や胃の粘膜を腐食(やけどに似た状態)したり、また電池が胃の中で壊れるとアルカリの強い電解液がもれ出し、胃に穿孔(せんこう=穴があく状態)をおこす危険もあります。 使用済みの完全に放電した電池は、毒性のない異物と考えられます。
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