オリンピックの競泳をNHKを見ていると水中から撮影している映像が出ていますよね。
もちろん使われているのは水中で使用できるムービカメラです。
ムービーの世界だけでなく、スチールの世界でも水中に設置されているデジタルカメラがあります。
ロイターが設置しているロボットカメラの情報が海外では盛り上がっていましたのでご紹介します。
ロンドンオリンピックで設置されたロイターの水中カメラは以前と比べると非常に進歩したとのこと。ロイターが設置した水中ロボットカメラがこれ。
ロンドンオリンピック用に開発したスペシャルカメラです↓
競泳プールの底に設置されるわけですが遠隔操作が可能。
ケーブルが黒から白に途中から変化していますが、これは規定としてケーブルは白にすることが決まっているそうです。
確かに選手からしたら目立たない色でないと目障りですからね。
この水中ロボットカメラをテストしている時の動画がありましたので、以下に貼り付けておきます。
結構ケーブルの接続部分とかがゴツくて凄い。
でもそのケーブルのお陰で、ノートパソコンで撮影した写真のデータを受けることが可能です。もちろんシャッターも地上から。
地上に居ながら水中撮影する時代になったんですね。
ここ10年の進歩は本当に凄いです。
話は少し変わりますが、水中にカメラを設置したのは1992年にアメリカのスポーツフォトグラファーのHeinz Kluetmeier氏(1943年生まれ)が設置したのが最初だったのだとか。
その中の1枚が下の写真。ゲッティイメージズで販売されています。
最初に彼が水中にカメラを設置した時の逸話として語られているのが、爆弾だと思った警備員がサブマシンガンを持って駆けつけたのだとか^_^;
テロ犯が水中に爆弾を設置したのだと思ったのでしょうね。怖い怖い。
爆弾で無いことを証明するために一度沈めたカメラを引き上げたそうです。
サブマシンガンに狙われるアクシデントを乗り越えながら撮影した写真だと思うとこの写真の見方も変わってきますよね。
まあ、そうした歴史の中で今では競泳プールにカメラを設置するのも普通になってきているようです。
ただプールの底に固定するわけではなくてカメラの自重で沈んでいるだけなので、競技中に蹴られたりするアクシデントはつきもの。現場では色々と苦労があるんでしょうね。
ロイターの水中カメラに関しては、実際に競技場で現在取材しているフォトグラファーのkuukka氏のブログでも取り上げられています。
kuukka氏はオリンピック会場でのパノラマ写真などブログ用にプライペート写真をアップしてくれるのでいつもチェックしています。
今回のロンドンではまだそれほどオリンピックネタは無いですがこれから色々と現地のカメラマン事情などをアップしてくれると思いますので今から楽しみです。
是非チェックしてみてくださいね。
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