カメラ初心者のために 写真の上達方法は知ることから!分野別の写真撮影スタイルの紹介

デジタルカメラを買ったけど何を撮影したら良いのか分からない?

この悩みを持っている方って結構いるはず。
かっこよいカメラが欲しい!お金をためてやっとゲットしたぜ!
でも何を撮ったら良いんだろう・・・。
買ったは良いけどこれじゃ宝の持ち腐れ。
今回は欲しかったカメラを買ったけど何を撮影したら良いのか分からない!
そんなスタートにも立てていない方々にアマチュアカメラマンの世界をご紹介したいと思います。
でもこれってカメラで撮影する被写体が無限に存在するからこそ発生する悩みです。
なのでアマチュアカメラマンが多い世界の一部をご紹介することで貴方の悩み解決の一助になればと思います。

こんな世界があったんだ!と驚くのでも良し。
ちょっと片足突っ込んでみたいなぁというのでも良し。
この解説ちょっと違くないか?と突っ込むのも良し。
色々と楽しんでみてください。

そして分野別のオススメカメラやレンズ、撮影方法なども一緒にご紹介できればと思います。すこし長い記事になりますがお付き合いください♪
なお、このあとの文章は「だ、である調」と「ですます調」が混在しますがワザとなので突っ込まないで下さいね笑

デジカメが欲しいけど何を買ったら良い?
ズームレンズと単焦点レンズってどっちが良いの?

こういった悩みも何を撮影するのかが決まったら自動的に狭まってきます。
目的に合わせたデジタルカメラ、そしてレンズを選択することが重要です。
結論としては最後は自分で決めるしかないのですが、何を撮影するのか?それが一番のキーワードになるんですよ。
今回ご紹介するのはデジタルカメラ所有者の中でも特化して撮影しているアマチュアカメラマン達の大きな分類です。
全ての分野を網羅しているわけではありませんが、何を撮影したら良いのか分からない。でも写真は好き!カメラも好き!という方の参考になればと思います。
各分野の考察に関しては私の考えるステレオタイプです。

鉄道

鉄道写真派

鉄道の写真を撮る人たち。撮り鉄とも呼ばれる。圧倒的な存在力と人口でアマチュアカメラマン業界の中核。

鉄ちゃんの愛称で呼ばれる鉄道ファンの世界の一分野。
撮り鉄の中も細分化することが可能で車両そのものを撮影する派。珍しい事象や駅などを追う派。風景の中に鉄道を入れ込む中井さん流の「ゆる鉄」派など様々。
旅行を主目的として旅先の鉄道を撮る旅行派なども。もちろん複数の派閥をまたぐ方々いる。
新型車両お披露目や最終運転の「さよなら運転」などは驚愕するほどの撮り鉄が集まりテレビでも度々話題になる。
めったに走ることがない天皇、皇后、上皇、上皇后、皇太后が乗車される「お召し列車」なども注目の撮影シーンとなる。
近年では撮り鉄の方々が線路にあまりに近づきすぎて鉄道を止めてしまう事件などネガティブなイメージも多いが、基本的には非常に良識的な方々が多い。
写真の知識よりも鉄道の知識の方が上回っているのが特徴。


これから鉄道写真撮影を考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス
動く被写体のためハイアマチュア機が望ましいが、遠景で鉄道を撮影する場合には入門機のズームキットでもOK。
単焦点レンズよりもズームレンズの方が状況に多くの現場に対応できるのでオススメ。



【初心者向け鉄道写真の撮り方】
天体撮影とは逆に連射性能が必要になるケースが多々あります。
今では安価なエントリー機でも連射機能は充実していますので安心です。レンズはさまざまな場面に適用できる高倍率ズームが最初は良いかと思います。
まずは自分がどんな写真を撮影したいのかイメージを持つことが大事です。
列車が走行している場面を撮影する走行写真を撮りたいのか、駅に停まっている列車を記録的に撮影したいのか、風景と共に列車を撮影したいのかなどさまざまです。
まずは駅に停車している列車を記録するところから初めるのも良いかと思います。
走行している列車を撮影する場合にはシャッタースピードが1/800秒以上でないとブレることもあります。流し撮りというテクニックを使って低速シャッターで撮影する方法もありますが上達したら試してみると面白いと思います。
走行写真を撮影する場合は先頭車両から列車最後尾までが綺麗に1枚に入るように撮影するところから初めてみる方法もあります。長い列車の場合はカーブを使用すると1枚に綺麗に収まりやすくなります。
鉄道写真も非常に奥が深いので撮影している間にどんどん撮影したい写真のイメージが湧いて来たりします。新しく湧いてきたイメージを撮影できるポイントを探すことが楽しかったり難しかったりするものですがネットなどで情報を見つけながら自分が納得いく写真を撮影してみましょう。
撮影する被写体が非常に人気のあるもので人が集まりそうな場合には場所取りが一番大事だったります。
撮影に向いているポイントは誰もが撮影したい場所であって人が集まりますので人気の場所は人だかりになります。まずは現場へ早めに到着するようにしましょう。
天文

天文写真派

星の写真を撮影する人たち。
鉄道と並ぶカメラ派閥の2大巨頭にしてカメラ業界のパイオニア的存在。
星の点光を正確に綺麗に写し込む為に努力を惜しまない。カメラや写真現像の限界に常に挑戦する姿は他と一線を画する特殊派閥。
天文写真ではモアレを心配する必要がないため限界まで解像力をあげるためローパスフィルターを外して撮影する人も多い。
今でこそ解像力重視の為にローパスフィルターレスカメラがメーカーから発売されるようになったが、その遥か昔から天文撮影業界では独自で改造を行いローパスフィルターを外して撮影している人が多数いた。
また写真にノイズが発生するのを極端に嫌うのもこの派閥の特徴。
デジタルカメラで長時間露光(長秒時撮影)を行うと熱ノイズが発生する。それを防ぐために撮像素子自体をペルチェ素子を使って冷却する機構を取り入れたりとノイズ防止のためにカメラメーカーも真っ青の改造を行ったりする。見た目はファン付きの大きな箱がカメラサイドに取り付けられており素人が見たら度肝を抜く改造カメラとなっている。
星雲や星団、銀河を撮影する際などは赤道儀という特殊な星の追尾機器を使って数枚から数百枚の写真を撮影。その膨大な枚数の写真をコンポジット(合成)し一枚の写真として仕上げていくなど、他の派には無い特殊な撮影方法を行っている。
合成方法にも「減算法」「除算法」「加算平均合成」「比較明合成法」など多数のコンポジット方法がある。他の分野のカメラマンからしたら同じ写真愛好家とは思えない異質感を持っているのが特徴。

これから天文写真撮影を考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス
天体望遠鏡にカメラを装着して撮影する場合には レンズは必要ない。天体望遠鏡がカメラを装着できるアダプターを発売しているかを確認することが先決。もしも通常のレンズで撮影する場合でも望遠鏡に装着し撮影する場合でもカメラ選びは長秒時ノイズと高ISO感度でのノイズの少ない機種を選択することが重要。
レンズは星景写真を撮りたいならば単焦点の広角レンズがオススメ。ズームレンズでもOKだが初心者の場合は撮影中にズームリングが動いてしまい失敗するケースが多々あるのでその点は注意が必要。
【初心者向け天体写真の撮り方】
地上の風景を入れ込んで撮影する星景写真であればカメラと三脚と広角レンズがあれば撮影が可能です。
天体望遠鏡に取り付けて撮影する本格的な天体写真の撮影方法は別途書こうと思います。
星景写真の場合は比較的丈夫な三脚にカメラをセッティングし30秒から60秒ほどでシャッターを切ってみましょう。
絞りは開放値もしくは1絞り絞ったぐらいが適当です。
撮影する際にはピントリングやズームリングが動かないようにパーマセルテープなど剥がし跡が残らないようなテープでリングを固定しておくことが重要です。
ピント合わせはファインダーを覗いても合わせにくいのでライブビュー機能などを使用してモニタでピント合わせするのが基本になります。また明るいうちから無限遠の遠景に対してピントを合わせて固定しておく方法もあります。いずれにせよオートフォーカスは効きませんのでマニュアルフォーカスでの撮影になります。
ISO感度は最初は1600をベースにして撮影してみます。この設定で明るすぎる場合には地上が結構明るい場所ということになります。
天体観測に適している暗い場所であれば上記の設定で比較的綺麗に撮影できますが地上が明るい場合には設定を少しずつ変化させて撮影してみましょう。
基本露出設定
シャッタースピード:30秒前後
絞り:開放値~1絞り絞った値(なるべく明るいレンズを使用する)
ISO感度:1600前後
ピント:無限遠(星が点像になることを確認)
また勘違いしやすい点に背面液晶モニターの輝度が明るすぎる場合があります。
暗い夜中にモニタを見る場合には標準値のモニタ輝度設定値では明るすぎます。実際の撮影画像よりも何倍も明るく見えてしまいますのでモニタの輝度は最低値もしくは最低値よりも1段階だけ明るくしたほうが良いです。
それでも明るすぎる場合にはISO感度を下げるかシャッタースピードを半分にしてみます。
シャッタースピードは短ければ短いほど星は点像として写ります。
星は見た目には分かりませんが動いていますので2~3分のシャッタースピードで撮影すると流れて線となって写ります。
標準レンズだと30秒~60秒ほどのシャッタースピードでも星が動いてしまい軌跡として残ってしまい点として写りません。
超広角レンズを使用すると60秒ほどの長秒時撮影でも星が点として見え不自然さがありませんし地上の雰囲気を写し込むのにも適しています。


野鳥

野鳥写真派

都市部にも多く存在する野鳥を撮影する人たち。
高級カメラと高価格の超望遠レンズを所有している富裕層カメラマンが多い。
その多くが定年退職後に趣味のカメラが再熱し退職金を使って最新型のカメラとプロ顔負けの超望遠レンズを購入しているという説もある。
忙しかった仕事から一線を退き、時間に余裕のある生活を送っている方々が多い。横のつながりも強く、珍しい野鳥を見かけると即座に属しているグループへ一斉に伝達されるらしい。
一昔前はバードウオッチャーで留まっている人が多く撮影派閥としては大きくなかったがデジタルカメラの普及と団塊世代の一斉退職が重なり急激に人口が増えている新派閥。
野鳥好きから野鳥撮影へ入るパターンよりも定年退職後に草花の撮影を行い、草花の撮影だけでは飽き足らず野鳥撮影への道に入るパターンも多いともいわれる。
そのため野鳥観察のノウハウとルールを守らずに営巣地を荒らしてしまうカメラマンが増えてくるなどの問題も増えている。
圧倒的人気の存在は「カワセミ」だが、撮影目的の為にカワセミの餌場を設けられることもあり撮影目的の人工餌場はときおり問題視される。
参考までに載せておく。
千葉県野鳥の会の考える野鳥撮影のルールは以下の12箇条
  1. 営巣の写真は撮らない。(鳥の保護につながる調査・研究で特別に必要な場合以外)
  2. 希少種を追い回さない。長時間撮影しない。鳥を挟まない、囲まない、追い詰めない。
  3. 希少種の写真や情報の公開はその場所にいなくなったことが確認されてから。
  4. 近づいて飛ばせたり、眠っている鳥を起こしたりしない。
  5. じゃまな枝を折ったり、石を移動したりと、環境の改変・破壊はしない。
  6. 撮影のための餌付けをしない。
  7. ICレコーダーやテープレコーダーなどの音声による誘引をしない。
  8. ストロボを使わない。
  9. 私有地や立ち入り禁止の場所に入らない。農道への車の立ち入り、迷惑駐車をしない。
  10. 他人の庭や近隣の家を覗いたり写したりしない。誤解を招かぬ行動を。
  11. 撮影場所を占有しない。待つ間に大声を出さない。
  12. ゴミは持ち帰る。通行人のじゃまにならない。挨拶する。
これから野鳥撮影を考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス 
非常に素早い被写体のため極めようとするとプロフェッショナル機(フラッグシップモデル)もしくはハイアマチュア機が必要。レンズも超望遠レンズが基本となるので初期投資額は他の分野と比べて格段に高くなる傾向がある。

【初心者向け野鳥写真の撮影方法】
最初は身近にいる野鳥を撮影することから初めると良いと思います。比較的人気のこの分野は撮影している人も多く近くのバードウォッチングスポットへ行けば鳥に詳しい方と仲良くなれます。
最初のうちは鳥の鳴き声はするものの鳥を見つけられなかったり、見つけても鳥の名前が分からなかったりするものです。
ですがバードウォッチングや撮影している玄人の方に話しかけると気軽に色々と教えて下さります。
そこで撮影に関しても色々と情報収集することが可能です。
野鳥撮影には大きなレンズ、つまり超望遠レンズが必要なことが多いですが、無理して一眼レフで初める必要はなくて、レンズ一体型の超ズーム搭載のデジタルカメラが多数存在します。
比較的コンパクトに作られていますしレンズ交換する必要もありません。そして何より軽い!
最初に初めるにはレンズ一体型のデジタルカメラでバードウォッチングスポットへ足繁く通うのが一番の近道かと思います。
以前、ユーラシア大陸から日本に飛来した野生のコウノトリを鳥取に撮影に行った時には500mmの単玉レンズを持っていきましたが、ああいったレンズは三脚が無ければ使えませんし機材一式が非常に重くなるので最初はオススメできません。なにより機材がメチャクチャ高いですし・・・。
ハクチョウやサギ、カモなどは水辺にいけばコンパクトデジカメのプログラムオートで簡単に撮影できます。
ただウグイスなどの小鳥は鳴き声は聞こえるものの見つけることさえ難しかったりします。森が深ければ深いほど鳥の鳴き声は聞こえるものの見つけるのは至難の技。まずは撮影の前に野鳥観察から初める方が多いのもうなづけます。
最初から三脚を持って!大きなレンズを持って!と意気込まずにレンズ一体型カメラを持ってプログラムオートに設定しておき撮影できたらラッキーという気軽な気持ちでバードウォッチングされてみてはいかがでしょうか。
撮影方法と書いておきながら全く撮影のアドバイスが無いのですがごめんなさい。

収集

収集派・スペック派


カメラやレンズを所有することを楽しんだりスペックを楽しむ人々。
収集派の収集するカメラはライカやローライといったカメラから始まり現在のデジタルカメラも含まれる。
フィルム時代はカメラの巻き上げ感覚やシャッター音を楽しむ方が多かったように思うがデジタルカメラ時代になってからはスペックを楽しむ流れに変わってきた。
フィルムカメラ特化派、デジタルカメラ機能派に大きく分かれる。この派閥内はひとくくりにはできないかも知れない。
収集派の一部にはカメラ博物館もびっくりの台数を所有し、数千台ものカメラを所有するつわものも存在する。
デジタルカメラを収集しスペックを楽しむスペック派はBBS(ネット掲示板)に頻繁に顔を出しスペックについての論争を行う。ネット上ではやや攻撃的な人物が多い。とかくレンズ描写に関しては他の派では行われないような詳細な議論や論争が行われる。
レンズやカメラの若干の不具合などが発見されるとBBS(ネット掲示板)が以上に盛り上がったりするのも特徴。
これからカメラ・レンズを収集しようと考えている人へのアドバイス   
見た目やカメラ、レンズの由来など自分の好みに合わせて購入すれば良いでしょう。
女性

お姉さん派(コスプレ・コンパニオン派)

綺麗な女性を撮影することを目的とする人たち。
幕張メッセや国際展示場など大型のイベント会場には必ず存在する。撮影の目的はイベント内容ではなくコンパニオンやコスプレの女性たち。
東京オートサロンや東京モーターショーではレースクイーンやコンパニオンの方々の数が多いためカメラマンも相当数に膨れ上がる。露出度が高いこともあってローポジションからのローアングル撮影を行うなど非常識な撮影を行うカメラマンも多く蔑称として「カメラ小僧」と呼ばれることもある。
前後に足を大きく開き腰を落としながら、しなやかな大きな動きでカメラを縦に構え撮影する姿や、1台のカメラに複数台のストロボを装着しデュフューザーをかませるなど、独特の撮影スタイルで目立っていることも。
上級者になるとネームプレートを付けていないのにコンパニオン女性のほとんどの名前を熟知しているから不思議だ。
彼女らが登場するイベントを追っかけて日々邁進。ブログではコンパニオン別にタグ付けし丁寧に投稿しているケースもある。
女性側が不快に思っているケースもあるようだが、もちろん彼女らと友好な関係を気づいているカメラマンも多くイベント会場外で顔を合わせることもあるようだ。
これから綺麗な女性の撮影をしたい人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス  
女性を綺麗に撮影することが目的なのでポートレート撮影向きのレンズをおススメ。
80mm以上の単焦点レンズや80-200mmの開放F2.8程度の明るいレンズが良い。カメラは女性に見栄をはるためにも高い方が良いかもしれない。
スナップ

スナップ写真派

森山大道氏などの写真を見て感動し日常的にカメラをオシャレにぶら下げ街歩きをしている人が多い。カメラを持って街に溶け込むために比較的小型のカメラや単焦点レンズを好む。
オールドレンズを使用し写真の解像度よりも描写の雰囲気を重視する傾向がある。場合によってはインスタントカメラやトイカメラなども使用する。
大御所写真家の代表作は全て把握し写真論議を楽しむのも特徴。
デジタルカメラを使いながらもフィルム調に仕上げたり、フィルムカメラを使用するなどデジタルデータっぽい写真を嫌う人とデジタルの色調を強調し色彩豊かに仕上げる人とに分かれる。
フィルムカメラを使用する場合は引き伸ばしも自分で行い印画紙はイルフォードを好むようだ。
写真作家傾向なので写真展を定期的に行っている。
これからスナップ写真を撮り歩こうと考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス  
自分の創作したい作品にあったカメラとレンズが必要となるため一概に決めることが出来ないのが残念。ただ自分の気持が盛り上がるカメラやレンズを購入するのが決めて。手軽に持ち歩きやすい比較的コンパクトなカメラがオススメ。
風景

風景写真派

フィルム時代はポジ以外では撮影せずネガフィルムで撮影することが無いのが、この派閥の特徴。
富士フィルムであればベルビアなどの彩度高めのものを好んだ。デジタルカメラでは高画素機を追い求めるのも特徴。
外式のK-14現像をするコダクロームフィルムでないと自分の好みの色が出ないとのプロ写真家を真似てコダクロームを使用する人も多かった。
良質なエマルジョンナンバーのフィルムを見つけると大量に購入するのもこの派閥の特徴。
デジタルカメラ時代は自分でレタッチ(画像補正)を行うことが可能になり自然な仕上がりを求める流派と彩度を高め色彩鮮やかに見た目以上に綺麗に仕上げる流派とにわかれている。天文写真派と同様に必ず重量級の三脚を所有しているのも特徴。
これから風景写真を撮影しようと考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス
カメラとレンズに加えて三脚があったほうが良い。こだわる人ならばレリーズも。APS機よりもフルサイズデジタルカメラの方が圧倒的に解像度が高いので資金に余裕があればフルサイズがオススメ。レンズは単焦点レンズを複数所有するか開放F値の明るいズームレンズが良い。
夜景

夜景写真派(工場夜景含む)

デジタルカメラの高ISO感度ノイズが軽減されて来たことにより急激に人口が増えた新派閥。
日本全国の夜景スポットを撮影し全都道県制覇を目指す。夜の撮影が基本なので移動は車。地方への撮影の際は宿には宿泊せずに車中泊もしくは簡易宿泊施設に泊まることが多い。
撮影レベルもさることながら何か所撮影してまわったのか、何県制覇したのか、知られていない新スポットをいくつ知っているかなど、撮影した写真の美しさ以外でも多くの競争が行われる珍しい派閥。
全都道県制覇した後に急激に撮影意欲が減ってしまい燃え尽き症候群になるか、海外のスポットへ目標が変化するのか大きな転換期があることも特徴。
これから夜景写真を撮影しようと考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス 
三脚は必須。持ち運びに便利な折りたたみ三脚に加えてブレに強い大型三脚も将来的には持っておきたい。
望遠レンズは基本は必要ないので広角系のレンズで良いものを選択するのが良い。カメラは高ISO感度に強く長秒時ノイズが少ない機種を選ぶのが良い。
ストックフォト

マイクロストックフォト派

写真を売ることを目的とした人たち。プロのフォトグラファーがサイドビジネスとして行っている場合もあるが主婦やサラリーマンが「おこづかい」や副業目的で始めることが多い。
有名なサービスとしてiStock、PIXTA、Fotoliaなどがある。
マイクロストックフォトで月収数十万稼ぐ人もごく稀にいるようだが大多数のストックフォト派の人たちは月収数百円~数千円の稼ぎとなっている。
ただ世の中のニーズを機敏に察知しクオリティの高い写真が用意できれば結構な稼ぎになる。
写真の撮影技術もさることながら売れる写真ジャンルを見つける能力が必要となる分野。
写真を撮影するのが目的というよりも売ることが目的なので好きなものを撮影するのではなく売れる写真を見つけて撮影することとなる。
人物の写真は需要があるため自分の家族を被写体として撮影し売ったりもする。もちろんモデルを雇って撮影するケースもあるが肖像権利用契約書などを交わす必要がありハードルは高い。
ストックフォト紹介の書籍を読んで始めた場合、理想と現実のギャップに苦しめられ数か月で辞めてしまうことも。
マイクロストックフォトに登録するには一定のレベルの写真が求められる。そのため自分の撮影レベルを確認するため審査の厳しいサービスへの登録を目標に写真技術のスキルアップを目的として登録するケースなどもある。
これからマイクロストックフォトで一儲けしようと考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス 
カメラやレンズ選びよりも撮影する小物や被写体の選択のほうが重要。自分の専門分野を持っていると強い。被写体に合わせたカメラとレンズ選びが必要。
飛行機

飛行機写真派

飛行場や飛行場近くの地域で飛行機を撮影する人たち。飛行機の機種や飛行ルートなどに精通している。
上級者になるとハンディ無線機(受信機)を持ちパイロットと管制塔との会話をキャッチしながら撮影する。
はるか上空を飛行している場合でも飛行機の機体の特徴を正確に当てることが出来、一般人を驚かせる。特殊な「タカの目」をもっているのが特徴。

これから夜景写真を撮影しようと考えている人へのカメラ・レンズ選びのアドバイス 
野鳥と同じように超望遠レンズが必要となるケースが多い。野鳥ほど素早い被写体ではなく予測不能な動きをするわけではないのでプロフェッショナル機(フラッグシップモデル)でなくてもOK。ただしレンズは超望遠レンズが基本となるので初期投資額は他の分野と比べて比較的高くなるケースがある。
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この記事を書いた人

Orcaのアバター Orca 管理人

Nickname : Orca   
Gender : man 
My job : Photographer,Drone Pilot

CERTIFICATION
アドビ認定Photoshopエキスパート(ACE)
JUIDA無人航空機操縦士
第二級陸上特殊無線技士
アマチュア無線技士

プロフォトグラファー歴20年になります。ブログ歴は15年。写真やドローン関連を中心に気になる情報を備忘録として書いております。
d.bibouroku@gmail.com

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