積層電池が無くなるということで、ニコンから新しく登場したパワーアシストパック、通称ストロボバッテリーですが、これが想像以上に大きかったです。
中の電池が今までのSD-8と違い全部で8本入るようになっています。
また、中に電池を入れると言うよりも、マガジンタイプになっていて、マガジンに電池をつめてからSD-9本体に入れると言う感じです。
SD-8とSD-9を並べて撮影してみましたが、やはり一回り大きいですね。
というか、長い!!!
長いと言うことは・・・。
嫌な予感はしたんです。
このSD-9を見たときに、あ!!!っと・・・。
長いとどうなるか。
カメラに取り付ければわかります。
こんなに出てしまうんですね。
これではグリップ部分にはみ出してしまうので、手で持つときに邪魔になってしまって困ります。
実際に手で持つと、本当に違和感と言うか、しっかりグリップ出来ません。
なので、逆にグリップ部分には出ないように反対側に取り付けてみると・・・
これだったら、確かにグリップ部分にはかかりませんが、反対側に物凄く飛び出してしまって邪魔だし格好悪い(~_~;)
どうやってボディーの下に着けろというんでしょうね(笑)
なので、専用のポーチが付属しているので、これに入れて持ち歩くのが妥当じゃないかと。
後ろ側には、もちろんベルトに通せるように加工してあります。
今回はSD-9の大きさの批判になってしまいましたが、次はこのSD-9の実力を調べてみようと思います。
その実力はSD-8を遥かに凌駕する素晴らしいものでした。
伊達に大きいわけじゃない(笑)
ニコンのスピードライト用に作られたSD-9ですが、さて、その実力は!?
今回は以下の実験を行いました。
【ストロボはSB-900でチャージスピード実験】
1、SB-900単体でフル発光した場合のチャージ時間。
2、SB-900に315V積層電池を使ってフル発光した場合のチャージ時間。
3、SB-900にSD-9を使ってフル発光した場合のチャージ時間。
4、SB-900にSD-8を使ってフル発光した場合のチャージ時間。
【ストロボはSB-800でチャージスピード実験】
1、SB-800単体でフル発光した場合のチャージ時間。
2、SB-800に315V積層電池を使ってフル発光した場合のチャージ時間。
3、SB-800にSD-8を使ってフル発光した場合のチャージ時間。
【SB-900の連続発光実験】
・SB-900にSD-9を装着してのフル発光テスト。100回フル発光させて、10回ごとにチャージスピードを測定しました。
以下、実験結果。
スピードライトSB-900
単体・・・約4秒
315V積層装着時・・・約1.3秒
SD-9装着時・・・約1.3秒
SD-8装着時・・・約2.2秒
スピードライトSB-800
単体・・・約4.5秒
315V積層装着時・・・約1.3秒
SD-8装着時・・・約2秒
※上記の実験の結果、SB-900は315Vの積層装着時とSD-9装着時では、電池が共に新品の場合は同じチャージスピードだということが分かります。
SD-8と比べると1秒ほども早いです。
ですが、あとは電池の持続性能が気になるところ。以下は発光回数におけるチャージスピード実験
SB-900にSD-9を装着し連続発行テスト(フル発光)
チャージスピード変化
20回発光時 約1.6秒
30回発光時 約1.9秒
40回発光時 約2秒
50回発光時 約2秒
60回発光時 約2.3秒
70回発光時 約2秒
80回発光時 約2秒
90回発光時 約2秒
100回発光時 約2.3秒
※上記の連続発光テストを見ると、30回ほどフル発光するとチャージスピードが約2秒と落ちますが、その後は90回までほぼ同じ速度でチャージ出来ています。100回目のチャージスピードも2.3秒とかなり早い!
SD-9の持続性能の高さが分かります。
なお、以下は電池電圧の変化です。
電池変化(V値変化)
・新品時(本体・SD-9共に)
1.626V
・100回発光後
本体 1.415V
SD-9 1.441V
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