今回はタイトル通りで、ニコンのGPS機器、「GP-1」のGPS情報精度がどの程度か？というのを水準原点で測ってみました。
今までは経度・緯度をもとにした位置情報の精度に関して書いていましたが、今回は標高（高度）表示はどの程度正しいのか？という点を見てみようと思います。
前回アップした写真の場所を見て、気が付かれた方もいるかも知れませんが、精度試験に使用した場所は・・・
そう、「憲政記念館」です。
なぜ、この場所を選んだかと言えば、下の写真に写っているものが答えです！
ご存知の方もいるかも知れませんが、この憲政記念館にある建物は日本の水準原点を表しています。
つまり、日本の標高を示した場所になります。
明治２４年に日本の標高の基準値を作ろうということで、この建物が作られたそうです。
下の画像はそのことを示した文章です。
この文書を読むと、この建物の中にある水晶板の目盛りの中心のようです。
建物の中を見ることが出来なかったので、厳密にはどの高さの位置が水準原点なのかは分かりませんが、この場所が水準原点であることは確実です。
で、水準原点の標高は？というと、
「24.4140メートル」
では、この場所で撮影した写真のGPSデータは何メートルになっているのか！！！
じゃ～～ん！
２６メートルを表示していました。
ということは、
誤差は約１．５メートルほど。
かなり正確ですね(^^♪
まあ、今回一度限りの実験ですので、場所が変化したり天候の変化などで数値は変わってくるのだと思いますが、今回の実験では、このような結果になりました(^^♪
コメント
コメント一覧 （4件）
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初めまして。GP-1がもうすっかり必須のアイテムとなっている郷秋<Gauche>と申します。
>誤差は約１．５メートルほど
かなりの精度が出ているようですが、
私の経験からは、水平方向の誤差は数メートルと云った感じですが、垂直方向、つまり標高はかなりの誤差をあるように思います。
つまり、同じ場所で何度か確認すると10m位の誤差が出ます。ホットシューではなく、ストラップに着けていることが影響しているような気もしますので、しばらくあれこれ試してみたいと思っています。
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郷秋<Gauche>様
GP-1をお使いのご様子、ブログでも拝見いたしました。
私もまだまだ検証段階ですが、衛星の捕捉数によってかなり違ってくるようですね。
同じ場所でも、多少の角度の違いで衛星の捕捉数が変化したりしました。
最近のエントリーで
「ニコンのＧＰＳユニット・ＧＰ－１をビルの谷間で使ってみました。」
というのを書いたのですが、この時には、非常に精度の低い結果が得られました。
この時の結果は、水平方向と垂直方向に関して、ほぼ同程度の誤差が出たように思います。
また、何か分かりましたら、どうぞ御教授下さい。
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はじめまして、測量士の資格をもっているmoitiと申します。
憲政記念館の水準原点での計測はどの高さで行いましたか？
（胸のあたり？・座って？ファインダーを覗いて？）
私の記憶によりますと水準原点は、おそらく、建物内にあり、
大理石のようなものにデベソのような形をしたところだったようなきがします。
ですので、ファインダーを覗いての測定なら、およそ-1.3ｍ～1.6ぐらいでしょうか？
そうすると、ほぼ誤差がないというびっくりの結果です。
GP-1の存在だけでキャノンとおさらばするきっかけになりそうです。(笑)
情報ありがとうございます。
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moitiさん
測量士の免許をお持ちなだけあって、水準原点の中身をお知りなんですね♪
あの中がどうなっているのか気になっていました。
さて、カメラの高さですが、1M70の私の身長で、目の高さからファインダーをのぞいての撮影です。
ただ、GPSの捕捉数などによって、誤差が出てきますので、いつも同じ精度とは限りませんので、その点は差し引いて考えておいたほうがよろしいかと。
GP-1は非常に面白い機器でした。