月刊誌の『選択』6月号で―「ニコン救済」富士フイルムが浮上―という記事が国内外で話題になっていたので気になって読んでみました。
『選択』は販売ルートを年間予約購読による“自宅直送”方法に限定していて書店では購入できずWEBでも記事は非公開です。
ですので記事内容が確認できずタイトルの強烈さによる憶測だけが先行しているようにも見えます。
記事内容をメモ程度に書き残しておきます。
記事を読むと、ニコンの売上高の落ち込みが深刻になっていて、このまま落ち続けた場合は鴻海やサムスンそして中国の企業などに買収される可能性があるんじゃないかと。(これは業界関係者の観測として飛び交っていたとか)
そこでニコンのメーンバンクの三菱UFJと経済産業省が富士フィルムHDに買収を持ちかけたという話です。
富士フィルムならニコンVSキヤノンの戦いであれば喜んでニコン側に支援するのでは?という予測があったとのこと。
東芝メディカルの買収戦でキヤノンに富士フィルムHDは負けたんですが、キヤノンのなりふり構わない戦い方に納得しておらず、打倒キヤノンに闘志を燃やしているのだとか。
その他にも理由はあるんですが、細かい所まで書くわけには行きませんので・・・。
ただ富士フィルムHDの反応は芳しいものではないとの話が書かれていました。それに全面的な買収になれば9000億円近くの資金が必要なので仮に買収が行われたとしても部門買収なのでは?という業界筋の話を紹介して最後を締めくくっています。
デジタルカメラ業界の売上の落ち込みはニコンだけに限った話ではありませんからね。
それに大々的にリストラを行っていますし、今後はニコンに巻き返して欲しいところ!
富士フィルムだって医療系では儲かっていても写真関係のイメージング事業は完全に縮小していますから。ほとんど医療や化粧品関係、あとドキュメントソリューション系がほとんどになっている感じ。
今更ながら莫大な資金を投入しイメージング事業を買収して写真関連部門のトップを狙いに行くのか・・・。疑問ですよね。
現在カメラ業界が置かれている現状に関しては産経新聞が先日掲載した「スマホに食われたカメラ…苦境続く業界」という記事を読むと良く分かります。
ところで明後日発売の新しいNikon D7500ですが短時間だけ触ってみました。手に持った感じはかなり小さくなった感じを受けます。
本体部分の厚みが減ってグリップも良くなっています。
秒8コマの連射はもちろんのことながらライブビュー時のピント合焦速度も手ぶれ補正も凄く良くなっています。レンズについているVRの手ぶれ補正と共にカメラ本体に新しく備わった電子手ブレ補正もプラスされているので非常に快適です。動画時に望遠レンズを使った撮影でも三脚無しでかなり使えるのでは?という印象を持ちました。
これはニコンの反転攻勢の大きなタマになるかも。
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