第1回目のNikon D600の凄まじい解像力の話に続いて第2回目はD600が持つ画像の粘り強さについてレポートしてみようと思います。
画像の粘り???
ナンノコッチャ。と思われているかも知れませんが、露出オーバーで明るくなりすぎてしまった写真や、露出不足で暗くなってしまった写真をフォトショップ等の画像処理ソフトでどの程度救うことが出来るのか!という主旨のことが言いたいだけなんです。
露出不足で暗くなってしまった写真を明るくしようと修正したけどダメだった場合などは「画像に粘りがない!」な~んて使ったりします。これは私だけが使っている用語かな?そんなことないですよね・・・^^;
まあ、それは良いとして。
下の2枚の写真を見て頂けますでしょうか。
2枚ともNikon D600で撮影した写真です。
前回に引き続きしょうもない写真なんですけど^^; せっかくのD600が泣きますね(T_T)
まあ分かりやすい作例ということで許してくださいm(__)m
この2枚の写真を、よ~~~く見た上で(覚えた上で)下の写真をご覧ください↓
以下の2枚の写真が上の写真の元画像です。
かなり露出アンダーですよね。
2枚めの写真の雲の部分は露出オーバーで木の部分は露出アンダーです。
この下から木を見上げた写真は木肌もアンダー気味ですが葉の部分は暗すぎて見えません。
ですが、この写真もPhotoshop Lightroomという画像処理ソフトを使うことで上の写真のように細部まで明るく補正することが可能でした。
※元画像はjPGです。
RAWからの現像ではありません。jPGでもこれだけのレタッチが可能です。
2枚目のこちらの被写体は露出差が大きいため普通に撮影すると露出オーバーの部分とアンダーな部分が混在してしまいます。
まさに、この写真がその状態。
雲の部分は露出オーバーで白とびしてしまい、下の木の部分はアンダー気味になっています。
これはこれで良いのかも知れませんが、Nikon D600の持つ画像の真価を知るために画像処理したのが、先ほどの写真です。見事に雲の部分も木の部分も補正することが可能でした。
これはカメラが持つダイナミックレンジの幅の広さを示していると思います。
具体的にLightroomでどの程度の処理を施したかは以下のパラメータをご覧ください。
1枚目の処理 |
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2枚目の処理 |
発表前のD600の認識は・・・
既に発売されている高画素タイプのフラッグシップモデルD800の廉価版で、かなりグレードを落としてきているのだろうと予測していましたが、いい意味で完全に予想外でした。jPG画像でこれだけ凄いとなるとRAW現像したときには・・・。
(RAW現像しなかったのはjPG画像の粘りを見たかったのと、RAWに関してはまだメーカーの現像ソフトが対応していないためです。)
解像度の点でも文句の付けようが無さそうですし、過度な画像処理にも耐えられる画像の粘りまであります。
正直驚きです。
D800を悪く言うつもりはありませんが、D600の方が圧倒的にコストパフォーマンスが良い気がします。これを書くと一部の方にお叱りを受けるかも知れませんが・・・。
D4やD800の方が優れている点も色々ありますから、あくまでコストパフォーマンスの話ですよと付け加えておきます^^;
第1回目のNikon D600の凄まじい解像力の話をお読みで無い方の為に、解像力の凄さを表す作例も1種類だけ載せておきますね。気になった方は1回目の前回のエントリーをお読みください。
まず見て頂きたいのはこちらの写真。
花にバッタがとまっているフツーの写真です。
何が言いたいかと言いますと・・・
上の写真の元画像がこちらなんです ↓
少し離れて貼り付けますね。
この写真の一部分だけをトリミングしていたんですね~~~。
これだけトリミングしてもバッタの羽のスジも見えるのですから本当に驚きです。
今回のエントリーで使った3枚の写真の元画像も気になると思いますので下に貼り付けておきます。
ただ、現在使っているサーバーは2MB以上のデータをアップロード出来ないので、若干リサイズをした上に2MB以下になるようにJpg圧縮をかけています。
ですので撮って出しの実画像では無いことをお断りしておきます。
クリックで拡大します。
[モデル] NIKON D600 |
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[モデル] NIKON D600 |
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[モデル] NIKON D600 |
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