ついにNikonから新型フラッグシップ機のD4が発表されましたね。
発売日は発売は2月16日の予定とか。
気になる価格はオープンプライスですが、想定価格は65万円前後とのこと。
D4で新登場した機能などを自分なりに考察してみます。
まずは気になる高感度
常用感度がISO100~12800
D4の特徴を誤解を恐れずに一言で簡単に表現するとすれば画素数を抑えて高感度に強くした機種。
こうも言えるのではないでしょうか。
でも驚いたのは常用感度の高感度領域がD3sと変化が無い。
最高常用感度がISO12800ってこと。
でも出来上がってくる画像はD3sとは違ってくるのでしょうね。
この違いがどの程度なのかがすご~く気になる点。
新型画像処理エンジン「EXPEED 3」
この処理エンジンはダイナミックレンジに直接的に関係して来ますから新しい処理エンジンの性能は気になります。
でこのエンジンが新型になったということは高感度ノイズの低減も期待できるでしょうからD3sと同じ常用感度とは言っても違った画像を期待できますね。
測光センサー「91KピクセルRGBセンサー」
初めて聞く名前ですよね。91KピクセルRGBセンサーって。最初は何のことかと思いましたが、「1005分割RGBセンサー」って言われていた以前のAEセンサーの新型とのこと。分割って言葉が入ると分割測光を思い浮かべるので分かりやすいですが、今回はKとかピクセルとか測光部分の部品としては聞き慣れない言葉だったので最初は???でした。
この新センサーで驚いたのはファインダー撮影時でも顔認識するらしいです。ライブビュー中なら今までもありましたけど、ファインダー撮影中でも顔認識するって凄いですね。それが91Kピクセル使っている利点なのでしょうか。
D3やD700でも似たような機能で「3D-トラッキング」という追尾センサーがありましたがあれよりも正確なんでしょうね。
気になるのはどういう風に設定して追尾していくのかということ。
説明で小さく次のように書かれていました。
・ ファインダー内の表示で顔認識の制御を確認することはできません。
ん???
ってことは顔認識で追尾しているかどうかの確認はどうやってするんでしょう。
顔認識は「オートエリアAF」というAFモードの時に働くようです。
新型51点AFシステム
新型とは言っても表面的には従来の数と変わらず51点。クロスセンサーも中央15点がF5.6対応という点でD3sと同じですがF8に対応したフォーカスポイントが11点あるようです。でもF8になるまでテレコン付ける事って私は無いですからあまり関係ないかも。
(オレンジ色のフォーカスポイントはクロスセンサーとして機能。黒色のフォーカスポイントはラインセンサーとして機能)
気になるのは操作系です。
ボディー背面の写真をみるとサブセレクターなるボタンが追加されています。(下の写真の27番)
このボタン操作でフォーカスポイントを動かせるのだと思いますが、このボタンの使いやすさが気になるところ。サブセレクターの中央ボタンはフォーカスロックにもなっているそうです。
低輝度でのAFシステムが向上
D3とかで暗くてAFが使えない!という場面って私の場合はほとんど無かったのですが、さらに無くなるそうです。
カタログには(ISO 100・20°C)という低輝度でも使えると書かれているんですが、(ISO 100・20°C)ってなんのこっちゃ。私には難しくて良く分からないんですが要するにスゲーくらい場面でもAFが使えるということ。
そうカタログに表現されると、じゃ~どの程度くらい場所で使えるのかな?と試したくなるもの。手にする機会があれば実験してみようかな。
無音撮影が可能
D3sにも静音モードというレリーズモードがありましたね。レリーズモードダイヤルを「Q」にセットするとミラーダウンの音が静かになるんです。でもD4の無音撮影と言われている機能はレリーズのQモードとは別らしいです。
静止画ライブビュー時にミラーやシャッターを動かさずに撮影できる機能だそうです。つまり電子シャッターってやつですかね。
この機能の場合は画像サイズに縛りがあってFXフォーマットの場合1,920×1,280ピクセルとなるそうです。
確かにライブビューの時の撮影ってシャッター音とミラーショックの音が異様にうるさく感じますよね。だからライブビュー撮影ってあまり使っていませんでした。
タイムロスもあるし。
でもこの新機能のおかげでライブビュー撮影の機会が増えるかも。
あまり音を出したくない撮影シーンって結構ありますから完成度によっては多用するかも。画像サイズも1,920×1,280ピクセルあれば事足りることも多いですし。
CFカードとXQDカードのダブルスロット
XQDカードって名前は聞いたことありましたけどD4のスロットルに搭載されるとは思っていませんでした。
改めてXQDカードの記事を色々と読んでみました。
中には「将来は書込速度5Gbps(毎秒625MB)・容量2TB超も可能」との記事もありましたが、現在のカメラを見る限りはそれほど高性能のカードが必要な気がしません。
将来への保険なのでしょうか?
出始めはカードの価格も高いでしょうし普及していくのか疑問もありますが・・・。
現在はXQDカードの転送速度は125MB/秒とのこと。今の速度だとRAW撮影においても最大約100コマまで高速連続撮影が可能だそうですが、レキサーから1000倍速というCFカードが先日発表されました。
UDMA7規格という規格で転送速度は150MB/sだそうです。
ということは、このレキサーのカードでもRAW撮影での約100コマの高速連続撮影が出来るのでしょうか?
メディアカードに関しては疑問が色々です。
色々と長々書いてしまいましたが、とにかく早く実機を触ってみたいものです。
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