NikonD4のバッファメモリーがD3とは全然別物だということがよく分かりました。
正直本当に凄いです。
Nikon D3のバッファメモリーは容量が少なくて不評でした。
有料にて増設することが可能でしたが、当初のバッファはRAW(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録)で16コマ。増設改造(52,500円)することによって36コマまで増やすことが出来ました。
D4ではXQDカードとCFカードのダブルスロットになりましたが、XQDカードを使うことによってバッファの回復スピードも驚異的な速さになります。 今回テストしたのはXQDカード使用時でのバッファーメモリーの回復スピードです。 撮影時の設定は ・RAW記録方式 |
上記の設定で撮影すると連続撮影が74枚まで可能でした。
74枚以上の撮影はバッファメモリーが戻るごとに1枚ずつシャッターが切れるわけですが、今回のテストではバッファメモリーが満杯になった時点で撮影を終了させて、バッファメモリーが完全回復するまでの時間を計測してみました。
その結果ですが、
おっと、その前にD3のバッファ回復速度を書いておいたほうが分かりやすいですよね。
最初に書いたようにD3のバッファメモリーは
RAW(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録)で16コマです。
D3の場合は、この16コマのメモリーが完全回復するのに約10秒の時間がかかります。
1コマ0.62秒ほどかかる計算ですね。
D4のバッファメモリーは取扱説明書では
RAW(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録)で75コマです。
さて、D4でバッファメモリーが完全回復するまでの時間ですが
なんと20秒以下! 私が計測した時は18秒8というスピードでした。 20秒で計算したとしても D3よりもD4の方が1枚のデータ量が多いですから圧倒的にスピードアップしていることが分かります。 このスピードには正直驚きました。 |
データ量で比べてみると
D4は1コマが19.4MB(ロスレス圧縮RAW/14bit記録)なので、×75枚で1455MBとなります。
D3は1コマが16.3MB(ロスレス圧縮RAW/14bit記録)なので、×16枚で260MBとなります。
つまりこうなります。
D4では1455MBが約20秒で回復
D3では260MBが約10秒で回復
ということは、1秒あたりの回復スピードは
D4で約72MB
D3で約26MB
となりますね。凄い約3倍の速さです。
D3のバッファメモリーで困っていた方にはかなりの朗報ですね。
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