このエントリーはD4の発売直後に行ったものになります。
D6が発売されている今、D4やD3sを新品で購入することは無いと思いますが、中古品の購入でD4やD3s、D700で迷われている方もいらっしゃるかと思いますので、消さずに残しておきます。
ちなみにD4は2021年現在も私のサブ機として日々活躍しています。ミラーレスのZシリーズのフラッグシップが発売されたら現在メインで使用しているD5がサブ機になり、現在サブ機として使用しているD4はサブ機としての仕事を終えるかもしれません。それまでは活躍してもらう予定です。
では早速ですが、D4で私が一番気になるISO感度によるノイズの出方を他のカメラと比べるテストをして見ました。
個人的に行った非常に簡易なテストですので個人での参考程度に見て頂ければと思います。
最初は常用感度の一番上であるISO12800という高感度でのノイズをNikonD3sとD700の画像を使って比べてみます。
テストに使った画像は以下。
撮影したデータを100%表示させた状態で上の写真で示した1.2.3の拡大部分を比較。
拡大部分の範囲の違いは画像サイズの違いから来るものです。画像サイズがD4とD3sで違うため同じ大きさで揃えようとすると拡大範囲に若干の違いが出ます。
撮影データ
Nikon D4 【画像サイズ】4928 x 3280 【焦点距離】200mm 【絞り値】F/5.6 【シャッタースピード】1/125秒 【ISO感度設定】ISO 12800 【ホワイトバランス】プリセット 【アクティブD-ライティング】しない |
Nikon D3s 【画像サイズ】4256×2832 【焦点距離】200mm 【絞り値】F/5.6 【シャッタースピード】1/125秒 【ISO感度設定】ISO 12800 【ホワイトバランス】プリセット 【アクティブD-ライティング】しない |
Nikon D700 【画像サイズ】4256×2832 【焦点距離】195mm 【絞り値】F/5.6 【シャッタースピード】1/125秒 【ISO感度設定】ISO 12800 【ホワイトバランス】オート 【アクティブD-ライティング】しない |
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圧倒的にD4のカラーノイズが少ないことが見て取れます。全体的なノイズも良くなっていることが分かります。カラーノイズの出方の少なさには本当に驚きです。
恐るべしD4。やはりニコンは待たせただけあって素晴らしいカメラを出してきました。
D3sが非常に素晴らしい出来だったので、一部カメラマンからはD3sをD4という名前で出せばよかったのに。なんて声が出ていたぐらいです。
ですので、D3sをどの程度超えてくるのか気になっていたのですが、圧倒的な力でD3sをねじ伏せた感じです。
ここでは分かりにくいかも知れませんが、肌の色など微妙な色合いの撮影ですと、その凄さがさらによく分かります。
検証する時間が少なく、この程度の画像しか出せないのが残念ですが、様々な点において進化していることが感じられました。
次回はD4の各ISO感度別に比べた画像をアップします。
コメント
コメント一覧 (1件)
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実用範囲内がD3sとD4では同じなのでどの程度の違いなのか気になっていましたが、結構違うものですね。
個人的とは言うもののかなり本格的なテストで驚きました。