最近はテレビで白黒写真をカラー化する話題が結構取り上げられることが多くなりました。
昔は手作業でカラー化していたものが、AIを使用し自動で誰でもモノクロ写真をカラー化出来るようになり、テレビで取り上げられる度に話題になっています。
おそらくテレビで白黒写真のカラー化の話題を見て検索でこちらのページにたどり着かれた方も多いのでは?と思います。
では、実際にどのようなアプリやソフトを使用して白黒の写真をカラーにしているのでしょうか。
以前はカラー化の為のソースコード等が公開されており、そのソースコードを使用して変換するという玄人向けの方法だったのですが、今では誰でも簡単に写真を選んでクリックするだけで利用できるようにUIを作ってWebサービス化してくれている人が出てきました。
実はこの記事を書いたあとに更にテキスト入力による指示でカラー結果を変化させられるサービスも出てきました。別記事で上げていますので、こちらもぜひお読み頂ければ幸いです。
話は戻って、ディープランニングの技術を使って白黒の写真をカラー化するプロジェクトは日本を含めていくつか存在しているようのですが、すこし調べたところ大きく進んでているプロジェクトは3つのようです。
・Automatic Colorization
・Colorful Image Colorization
・siggraph2016_colorization
手軽にカラー化できるWEBアプリ2つ
では実際に手軽に使えるWebサービスの2つをご紹介しておきます。
この2つは驚きの精度でビックリしますよ。
スマートフォン用のカラー化アプリも存在はするのですが精度の問題や価格の問題から以下のWEBサービスの方をおススメします。
アプリですと最初は無料でもすぐに有料化されてしまったり、カラー化できない写真もあるようで、手軽さはアプリには負けてしまうものの高精度で無料のWEBを試してみてください。
もしもスマホアプリが良いという方はColorizeやReColorといったカラー化アプリが存在します。
ではオススメのWEBサービス2つをご紹介します。
別記事でも紹介しています。
テキストで色の雰囲気や部分的な色付けなどができます。ポップな色調なのか落ち着いたトーンなのか、人物の肌はどのような色が良いかなど、テキストで指定できるところが凄いです。圧倒的な斬新さがあるサービスです。
ローカルに保存されている画像を選択しアップロードすることでモノクロ画像をカラー化してくれます。
ソースに使われている技術は早稲田大学の飯塚助教らが研究しているディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け技術になります。
どちらも簡単にモノクロ写真をカラー化することが可能ですから是非一度両方共試してみることをオススメします。
どちらが圧倒的に優秀という順位は付けにくくソースの画像によって得手不得手があるようにも感じます。カラー化する際には面倒でも両方試してみて結果が良い方を保存するというのが良いかと思います。
このカラー化の技術が非常に面白く色々な画像を試してみたくなります。
ディープランニングで自動的に学ばせているようなので、ソースの画像が明確でカラー化された画像が世の中に流通しているものほど再現性が高いような気がします。これは直感的な感想ですが・・・
色々と試してみましたが、飯塚氏らが開発している技術を手軽に使えるようにしてあるWebサービス【colorization _ 白黒画像をカラーに】を使ってカラー化したものを参考までにUPしてみます。最新のAI技術を使ったカラー化サービスであるPalette – Colorize Photosに関しては上に貼り付けた別途エントリーにて確認頂ければと思います。
実際にモノクロ写真をカラー化した比較画像
技術的なことに関して解説できるほど理解しておりませんので適当なことを書くのはやめておきますが、自動的にここまで着色してくれるのは凄いですね。
アンセルアダムスの写真はモノクロだからこそ良いんだ!という方も是非一度アンセルアダムスなど巨匠のモノクロ写真をカラー化してみてください。カラーだとこんな風に見えていたのかぁ~と新鮮な気持ちになるかも。
ここでは便宜上私の撮影したカラー写真をモノクロにしてWebサービスを使ってカラー化しました。ご自身で楽しむ分には巨匠の写真の数々をカラー化するなどの楽しみ方はありだと思います。
人間の顔だけであればまだまだフォトショップ等で手作業で着色するほうが結果は良いですが森や空や海の色など自動でここまで再現してくれるのには驚きました。実際に元のカラー画像がどのような色だったのか気になるでしょうから最後に載せておきます。
Photoshopを使って手作業でカラー化するには
手作業でモノクロ画像をカラー化する方法の一つとしてフォトショップで塗る方法がありますが、それは以前のエントリーで紹介しています。
一人の人物をカラー化する際などは自動化よりもこういった地道な手作業のほうがまだ結果が良い気がします。ちなみにアインシュタイン博士の写真を上のエントリーで紹介した方法にて手作業でカラー化すると下のようになります。
上の左がモノクロ。 右が手作業によるカラー化写真。
同じアインシュタイン博士の写真をディープランニングの自動処理にかけると↓
この結果を見ても自動処理によるカラー化はまだ手作業のカラー化処理に全て勝るというレベルには至っては無いことは分かりますが作業効率や作業時間の短縮という点において非常に魅力を感じます。
今後更に技術が進めば的確な色での再現が期待できますし面白いサービスも生まれそうです。
気になる方は試してみてくださいね。
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人工知能の台頭により、今まで仕事のあった人間が次から次へと無用になっていく。
人口は減らないのに仕事の場が3分の1、5分の1になっていく….秘書、会計、そんなものはもうすぐ無用になるだろう。今から10年後20年後はどうなっているのか?
無収入の人間が巷に溢れ地獄と化しているのだろうか