2013年3月11日
あの東日本大震災から2年目を迎えました。
私は陸前高田市に広がる満天の星空を眺めつつ
未だ復興が進んでいない現実を星空を見ることによって体感していました・・・。
あの自民党の小泉進次郎氏も
「2年前の3月に被災地で観た満点の星空が忘れられない」
そう語っていました。
綺麗だな・・・と出かかった言葉を飲み込んだと。
なぜ満点の星空が広がるのか。
それは紛れもなく津波によって全てを失った結果生まれた夜空だったんです。
陸前高田市中心にほど近い場所で想像以上の星空が
大地を照らしていました。。
この写真を撮影した日は暴風波浪警報が出ておりNikonD4を乗せた三脚が事実吹き飛びました。
瞬間の反応と瞬発力で三脚に飛びついたので事なきを得ましたが^_^;
撮影時のシャッタースピードは30秒。
あまりの強風のために三脚とカメラを手で抑えながらの撮影。
それでも度重なる突風で三脚が震えているのが手に伝わって来ました。
何も無くなってしまった大地に強烈に吹く突風。
その中にひとり立ちながら撮影していると仮設住宅にお住いの方々の気持ちが万分の1でも分かる気がしました。
三脚が突風で飛ばないように押さえつつ漆黒の中で数枚のシャッターを切る。
何も遮るものがない震災後の大地は
こんなにも風が強いものなのかと驚きと悲しさを感じながら。
30秒の露光時間の間
三脚は度重なる突風と強風で確実にブレていたものの
魚眼レンズで撮影したためか比較的目立たずに撮影できたかも知れません。
この満天の星空のように
東北へ希望と復興の光が降り注ぐ日が一日でも早く訪れますように。
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