富士フイルムが偽造防止技術「フォージガード」を開発したと発表しましたが、この技術は目に見えない不可視インクをつかって印刷するところがキモです。
今までは単色だったようですが、フジがフルカラーで実現したと。
え?
目に見えない(不可視)インクなのにフルカラー?と思われたかもしれませんが、人間の目に見えないインクですが、フィルターをかざすと色が出てくるようです。
目に見えない領域の波長をもっている物質を使って印刷しているのではないでしょうか?専用フィルタをざすと、波長が可視領域へ変化し印刷物が可視化されるのだと思います(たぶん)
この不可視インクって偽造防止には効果が高いとの話がありました。
なぜか?
・それは、どこに印刷してあるのか探すこと自体が難しいから。
・インクを入手することがほとんど不可能。
とのこと。
・インクを入手することがほとんど不可能。
とのこと。
いや~、よく考えますね~。
でも、これほどコストのかかる偽造防止処理を施す対象物ってどんなものなんでしょうか?
そちらのほうがよっぽど気になるのですが・・・(笑)
しかし、身近なところで言えば、やっぱりお札!
世界の銀行券や証券印刷はほとんど全て特殊インクが使われていると聞きます。
日本銀行券の最高額面である壱万円札も、色々・いろいろ・イロイロ偽造防止加工がされていますよね。
日本の銀行券(壱万円札)に使われている特殊インクといえば、
「パールインキ」
お札の両サイドに印刷されているのですが、角度を変えるとピンク色に見える部分がありますよね。
それがパールインキと呼ばれるものです。
「特殊発光インキ」
これは、マンガのギャラリーフェイクでもお札の偽造を見分けるために使われたのでご存知の方も多いとは思いますが、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外線をあてるとオレンジ色に光ります。
あと一部が黄緑色に発光します。
この特殊発光インキは昔のお札にも使われていたので、よく知られている技術ですよね。
昔のお札から引き継がれている偽造防止技術は
すかし
・超細密画線
・凹版印刷
・マイクロ文字
・特殊発光インキ
とのこと。
・超細密画線
・凹版印刷
・マイクロ文字
・特殊発光インキ
とのこと。
マイクロ文字は新しい新札が発行された時は、仲間同士で誰が一番最初に探し当てるかゲームをするのが正しい遊び方(違うか・・・)
新しく採用されたもので、一番目立つのが、ホログラム
これは説明不要ですね(笑)
あと、見つけたときに感動するのは
潜像模様
潜像模様
お札を傾けると、表面左下に「10000」の文字が浮かび上がります。
これは結構知られていますが、裏面にも違った文字が浮かび上がるのはご存知ですか。
裏面は右上に「NIPPON」の文字が浮び上がるんです。ご存知で無い方はぜひ一度どうぞ(^^♪
他にも、
・深凹版印刷
・すき入れバーパターン
など、様々な偽造防止が施されています。
など、様々な偽造防止が施されています。
あ、上記の偽造防止技術は情報公開されています。
でも、情報公開されていない偽造防止技術もいくつか使われているようです。
気になる方は、真保裕一氏の小説『奪取』を読んでみてください。かなり面白いです。
話が、フジの新技術の話からそれましたが、写真の透かし技術も進歩しないものですかね~。
もっと使いがっての良いように進化していただければありがたいのですが。
話が、フジの新技術の話からそれましたが、写真の透かし技術も進歩しないものですかね~。
もっと使いがっての良いように進化していただければありがたいのですが。
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