最近は最新型のデジタルカメラに昔のオールドレンズを装着して撮影するのが流行っているのだとか。
テレビでも特集を組んで紹介しているぐらいですから結構なマニアがいらっしゃるのだと思います。
そんなマニアに必見の情報が入って来ました!
1840年代、F15程度の明るさを持つレンズが最高のレンズだった時代に、脅威のF3.6というメチャクチャ明るいレンズを開発し周囲を驚かせた幻のレンズがあります。
それが「ペッツバールレンズ」
作ったのは1807年にハンガリーで生まれ、 ウイーン大学で教鞭をとっていたペッツバール教授。
当時のダゲレオタイプカメラに取り付けられていたレンズの明るさはF15程度のものだったらしく、このレンズでは風景は撮影できても人物となると・・・・。という状況だったらしいんです。感光剤の問題もありましたしね。レンズが明るいことに越したことはありません。
そんな状況下では誰もが明るいレンズがあれば人物撮影も可能なのに!と考えていたわけですが、それを実行に移して現実のものとしたのがペッツバール教授。
「ペッツバールレンズ」と呼ばれることになるこのレンズは人物撮影をメインとするために画面中央部の解像度を良くすることを中心としているので、ピントの外れた人物以外の場所は解像度が非常に低くなってしまったようです。
しかしながら、それが反対に今となってはレンズの良さとして引き立つ時代です。
オールドレンズのマニアの方々からしたら喉から手が出るほど欲しいレンズなのでは????
今回は、そんな幻の「ペッツバールレンズ」が復刻版として手に入る情報です。
米国の資金調達サイトで有名な「Kickstarter(キックスターター)」で「ペッツバールレンズ」復刻へ賛同してくださる方々を募っています。
募集サイトは以下。
http://www.kickstarter.com/projects/lomography/the-lomography-petzval-portrait-lens
300ドル以上の資金提供者へはレンズが届く仕組みになっています。
日本へ送る場合はプラス40ドルが必要とのこと。
既に現時点で世界中から賛同者が集まっている様子。
今確認した時点では480名のサポーターから17万1055ドルを集めています。
レンズには限りがありますのでご注意を!
デジタル全盛期のこの時代だからこそ「ペッツバールレンズ」の魅力にとりつかれてしまいそうですね。
一足早くアメリカでは非常に話題になっています。
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