ポートレート撮影の巨匠である秋山氏の言葉だけあって含蓄がありますね。
確かにポートレート撮影やインタビュー撮影をしていると、相手の素の表情を捉えたいと思うことが多々あります。
カメラの存在を忘れた瞬間のふとした表情が良いことがあります。
かなり昔の話ですが、NHKのアナウンサーだった久保純子さんを撮影した時のベタを写真家の須田一政氏に見てもらった時がありますが、須田氏に同じような指摘を受けたことを覚えています。
カメラを意識した彼女の表情よりもふとした瞬間を捉えた瞬間の写真をみて「こちらの方が良い」と。
仕事で撮影する場合にはカメラを意識した「使える写真」を撮ることは大前提として必要なことですが、秋山氏の言葉のように「かまえを崩し撮られることを忘れた瞬間」の素直でいい顔を撮影できるように常に意識したいものです。
私の好きなカーシュのケネディ大統領を撮影したポートレートも同じようにケネディ大統領の絶妙な瞬間を撮影したもの。
ポートレートは奥が深いですね。
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