デジカメ撮影の雨対策!メンテナンス方法と撮影時の注意

梅雨入りして雨が多くなる時期になりました。
それと同時に雨の中での撮影も増えてきます。

最近はゲリラ豪雨など急な雨に見舞われることが多いですよね。
そこで雨での撮影時のポイントや撮影した後のメンテナンスを中心に私の個人的な方法を書いておきますのでご参考にして頂ければ幸いです。

プロであれば雨の中での撮影は多いのでスタイルが確立されていると思いますが、アマチュアの方は撮影する機会はあまり無いかも知れません。もしも雨の日の撮影に興味がある方は是非一度小雨の時にでもチャレンジしてみだ下さいね。

数日前の雨が降った日にTwitterで以下のツイートを致しました。

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大切なデジカメを長持ちさせるために雨の撮影から帰ったら
1.レンズを外す
2.メディアカードを外す
3.電池を外す
4.ストロボを外す
5.電気接点を拭いてあげる その上で
6.ボディとレンズをしっかりと乾かす!
レンズはズームを伸ばした状態がベターですよ(^-^)/
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想像以上に参考にしてくださる方やリツイートが多かったので、もう少し分かりやすく写真も使って説明していきますね。
まずカメラのどの部分を乾かす必要があるのか書いていきますね。

メモリーカードスロットは、カードを抜いてカバーを開けてしっかりと乾かします。

カードスロットの内部には雨が入らないように各社工夫をされているのですが、非常に大切な部分ですからしっかり乾かしましょう。

カメラの側面に接続端子がある機種に関してはこちらもカバーを外して乾かします。

意外と忘れられているのがシンクロ接点など。
こちらも乾かすことが重要です。

カメラによっては接点がむき出しになっていたり、接点のカバーをなくしてしまってむき出しになっている人もいると思います。

そんな時には撮影の前に接点にはテープを貼って水が入らないように工夫して下さい。

もちろんレンズを外してマウント部分にある電気接点も乾かします。乾かした後は手動のハンディーブロアーでマウント内に風を送ってホコリなどのゴミは取り除いてあげましょう。

電源ボックスから電池(バッテリー)を抜くことも忘れずに。
電池には多くの電気接点がありますからね。

私は10年以上昔にバッテリーの接点をショートさせて服の一部が燃えたことがあります。カメラのバッテリーだからと思って安易に考えていると結構怖いんです。

まだまだ続きます

バッテリーを抜くと電源ボックス内の奥に端子が見えますよね。この端子もしっかりと乾かしてあげます。

この部分から壊れることも多いんですよとメーカーの方から聞いたこともあります。

ストロボの接点がある機種はストロボを外して接点を乾かした上でレンズペーパーなどを使って磨いてあげましょう。
この接点が不良になるとストロボの発光不良にもなりますし場合によってはシャッターが切れなくなるケースもあります。

本体の下にバッテリーパワーパック(MB-D10など)が取り付けられる機種などは、こちらの接点もしっかりメンテナンスが必要です。

とくにバッテリーパワーパックを取り付けて撮影していた場合には、撮影後に取り外して乾かしてあげましょう。

こちらはバッテリーパワーパック本体の接点です。
接点部分をよく見ると基本的には土台よりも少し高くなっていて水が入りにくい構造になっているようです。

しかし使った後は水分は飛ばしてあげましょう。

さて、撮影後のメンテナンスは以上です。
撮影時のスタイルとしては以下を参考にして下さい。

撮影中の雨対策ですが、一番簡単なのはお風呂で女性などが使うシャワーキャップがあります。

透明のビニールですのでモニタを見るのにも不便はありませんしビジネスホテルなどに泊まれば大抵どこのホテルでも置いてあるのでタダで手に入ります。

撮影する時以外はレンズ部分までシャワーキャップで覆ってあげて撮影の時だけレンズ部分を出してあげればOKです。

左の写真ではレンズにフードを取り付けていませんが実際の撮影ではフードを付けることによって更にレンズに水がつきにくくなります。

カメラメーカーからはカメラ用のレインコートが売られています。
ニコンの場合はレンズの大きさによってサイズが違います。SMLなど数種類のサイズが用意されています。

こちらは頑丈で安心感があります。本格的な雨で撮影するのであればこういったレインコートを使うのも一つの手だと思います。

だいぶ長いエントリーになってしまいましたが、なんとなく雨の日の対策は理解していただいたでしょうか?

最近のデジカメは強くなってきているのでカメラによっては多少の雨なら殆ど問題無い機種もあります。
フィルム時代と比べてデジタル一眼レフは雨に強い印象があります。フィルムの場合は雨が入り込むとフィルムが張り付いてしまってフィルム送りが出来なくなってしまいますから。

そうはいってもデジタルカメラでも雨対策をすることは非常に大切です。
上で説明したようにシャワーキャップやカメラ用のレインカバーを使う方法や、急な雨の場合にはボディが雨に濡れないようにタオルを巻いて撮影するなど、何かしらの対処をして撮影しましょう。

その上で帰ったらしっかりと乾かしてあげることが大切です。

雨対策をした上で撮影の時に雨粒をレンズに付けないコツは、レンズフードを必ず付けることと、撮影する瞬間以外はなるべくレンズが下に向くようにすることです。
基本的なことですが重要ですよ(^-^)

それでもレンズが雨に濡れてしまう時があります。雨粒が少し付いた程度の場合にはレンズを拭くのでは無く、ハンディブロアーなどで吹くことが私のスタンスです。
拭くと綺麗に拭えず撮影に影響しますが吹くと綺麗に流れて消えます。

最近では撥水加工がされたフィルターなどもあるので併用しています。

長くなってしまいましたが参考になりましたでしょうか。
雨の日の撮影を少しでも楽しみながら撮影する一助になれたなら幸いです。

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この記事を書いた人

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