明日以降はグアムの写真や韓国でのことを書こうと思っているのですが・・・。
今日も時計ネタです(笑)
熱膨張があることにより、時計に誤差が出ることは昨日のブログでも書きましたが、基本的に時計に誤差が生まれる原因として以下の3点が挙げられるそうです。
1、熱膨張
2、姿勢差
3、ゼンマイのトルク変動
姿勢差に関しては、時計業界では知らない人はいない「アブラアン・ルイ・ブレゲ」により、トゥールビヨンという機構が開発され、姿勢差の誤差を克服しました。
しかし、問題なのは、このトゥールビヨンの機構は複雑すぎるために、普通の時計師では作成不可能。
作ることが出来たとしてもスイス製のムーブメントの場合は1000万円近い値段になってしまいます。
これが「ブレゲ」のトゥールビヨンです。
なんと定価は10,815,000円
高いけど、欲しい!!!
ケド無理(笑)
そして、こちらが破格値でトゥールビヨンを組み入れたビーバレル社のモデルです。
価格は199,500円
え!
と聞き返してしまいそうです(笑)
まあ、ここではトゥールビヨンは置いておいて・・・。
熱膨張により誤差がうまれるのは、理解が出来ると思います。
昔の鋼ヒゲゼンマイだと、温度1度の上昇によって24時間で10秒以上も遅れたそうです。
これでは、実際のところ使い物になりません。
そこで、発明されたのがインバー金属とエリンバー金属!
温度が変化しても伸縮や弾性変化がしにくい合金です。
この金属を発見したのはスイスの・チャールズ・エドワード・ギオーム博士ですが、「ニッケル鋼の異常線の発見 」ということで1920年にノーベル物理学賞を受賞したんです。
確かに、それほど重要な発見だったんですね~。
でも、ギオームのお陰で、温度変化を受けにくい時計が開発されることとなりました。
最近では、エリンバーの改良版であるステンレススティール合金製のヒゲゼンマイを載せている時計がほとんどだそうです。
これはスイス製の場合ですかね?
それとも中国製もステンレススティール合金製のヒゲゼンマイなのかな?
私の持っている中国製時計は、オールステンレススティールと書いてあるから、たぶん・・・。
熱膨張による誤差 時計のゼンマイについて
2008年3月25日
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