アサヒカメラの5月号を読んでいたら、「激論!ストラップ学」という企画ページがありました。赤城耕一さんと神立尚紀さんが解説を書いています。
赤城耕一さんが書かれているのは「美しくストラップを結ぶ」というタイトルなのですが、読み進めると私の知らなかったストラップの真実が(笑)
大げさか(~_~;)
カメラ各社によって、取扱説明書で指示している結び方が違うと言う話なのですが、ニコンの上位モデル(D700やD3など)の取扱説明書で指示している結び方を通称「ニコン結び」とか「報道結び」、「プロ結び」とかと呼ぶのだそうです。
へ~~~。知らなかったなぁ~と、とても勉強になった気分。
具体的にニコン結びと他の結び方の違いですが、
下の写真を見れば分かるように、あまったストラップの先を中に入れ込むのが「ニコン結び」といわれるもの。
キヤノンは右の「一般的な結び方」を指示しているそうです。
※写真はアサヒカメラ2010年5月号から複写
昔学生時代だったころはキヤノンのカメラを使っていたので、おそらく私は右のストラップの取り付け方をしていたのでしょうが、もう忘れていました。
記憶にあるのは、左の結び方のみ。ストラップの取り付け方と言えば、左のニコン結びしか知りませんでした。
実際の結び方はガジェット通信さんが動画でUPしてくれていますのでご確認ください。
キヤノンの取扱い説明書には下の(ニコンの下位機種解説)方法でストラップを付けるように書かれているそうですから、今度キヤノン持ってるカメラマンのストラップの結び方を見てみようと思います(~_~;)
皆さんは、どちらの結び方でストラップを取り付けていますか?
個人的には、慣れているせいか、ストラップの余りの部分がはみ出しているのが不自然に思ってしまって、他の結び方は記憶の残っている限りではしたことがありません。
そうそう、プロ結びなんて言葉が出てくると話題になるのが「プロストラップ」。この件に関しては神立尚紀さんが「プロストラップの幻想と現実」というタイトルで書かれていました。
気になる方はアサヒカメラを購入して読んで頂ければと思いますが、この記事を読んで私が驚いたのは、コストも品質も市販品の方が上と書かれていたこと。
ニコンのプロサービスの方の話として引用されていたのですが、へ~~~、と意外な感じ。
というのは、一般の市販品とプロストの違いは(私なりの感想ですが)厚みがプロストの方が薄くて、ペラペラ。そのため手にも巻き付けやすいし取り回しがし易いんです。
あとは、滑り止め加工がちゃんとしてて市販品のものよりも滑りにくい印象があります。
なので、てっきり市販品よりも加工費はかかっているのかと思いきや(笑)
たしかに、プロストラップって市販品の物と比べると厚みが薄くてペラペラしているんです。なので個人的には慣れているせいか使いやすいのですが、2~3年も使うと、かなり消耗してくる感じはありますね。
そうか~、コストは市販品の方が上だったんだ(~_~;)
ならば、市販品でもペラペラの薄手のストラップを売れば、結構売れると思うんだけどなぁ~。
昔、プロストラップが青色だった時代に、ヤフオクでニコンのプロストが10万円以上で取引されていたことがあって、頭を痛めたニコンがヨドバシなどの量販店で、青色のプロストラップを1本4000円で売ったことがありましたね~。
そのうち、今の黒色のストラップも量販店で売るかもしれませんね。
プチネタですが、黒色の現行ストラップは2世代あって、1世代目と2世代目では裏の滑り止めの素材が違うんです。
環境に配慮して、滑り止めに使う原材料を変えたということで、滑り止めの素材が変更になったのですが、最初は2世代目の滑り止めに馴染めない人が続出。今でも昔の滑り止めが良かったという人は多いと思いますが・・・。
まあ、環境を配慮しての変更ですから企業としては素晴らしい行動ですよね。
ただ、滑り止めが変わった事を知らずに、新しいストラップに変えてもらった人が、滑り止めの違いに気が付いて、やっぱり前のストラップに変えてくれと言っても無理なんですね。
ナゼか?
プロサービスでは古くなって交換したストラップは全てハサミで切ってしまうのです。
なので、1世代目のストラップに戻してくれ~と言っても無理なんですね~(笑)
ヤフオクなどではツーステッチ入りの2世代目の現行ストラップです!な~んて書いて高値で売りさばこうとしている悪者がいますが、実は一世代目のストラップの方がプレミアものだったりして(~_~;)
話が長くなってきましたが、プロストラップをヤフオクで購入しようとしている方々へプチネタを。
都市伝説として
・プロストラップをしていれば規制線や非常線をフリーパスで突破できる!
・プロストラップをしていれば報道スペースで撮影できる!
な~んて語られた時期があったようですが、すべてガセネタですので(笑)
ハッキリ言って、高いお金を出してプロストラップを買うメリットは何も無いですから、その分のお金でレンズやメディアカードなど別のものに投資することをオススメします。
コメント
コメント一覧 (2件)
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初めまして。
オリンパスの取扱説明書には、高級機、廉価機のいづれも「ニコン結び」のみが載つてゐます。
もちろん、他社の名は印刷されてゐません(笑)。
私はオリンパス製品ばかりを使つてゐるので、いはゆる「報道結び」がごくふつうの結び方だと思つて来ました。
それが「ニコン」だと言ひ切られてしまふと、オリンパスファンとしてはフクザツな心境になります(笑)。
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T-T.Nさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
ニコンとオリンパスは説明書に「ニコン結び」の解説をしているそうなんです。
キヤノンとソニーはストラップを内に入れない一般的な方法を推奨しているそうです。
でも、なぜ通称名がニコン結びなんでしょうね(笑)他社に失礼?・・・(~_~;)
まあ、それだけニコンには歴史があるということなのでしょうか?
私もつい先日まで、こんな呼び名があるなんて知らなかったので、詳しいことまでは(笑)