顔写真が無断で広告に使われた実話 毎日新聞の記事です
2009年02月19日 公開
毎日新聞の「記者の目:顔写真が無断で広告に=熊谷豪(京都支局)」という記事を読んで驚きました。
簡単に言ってしまえば、写真屋さんで撮影した顔写真を写真素材CDとして販売され、あらゆる媒体で勝手に使われてしまったという話。
そんな被害が1件や2件ではないと・・・。
問題になったのは02年に発売された写真素材CD「百人の顔」。
撮影したカメラマンが使用目的を十分に説明せずに集めた一般市民の顔写真100枚を、広告用写真素材集として販売してしまったという。
もちろん購入した側は「当然、肖像権の問題は販売会社がクリアしていると思っていた。写真はイメージとして使っただけで、虚偽広告ではない。このCDをこういう広告に使わず、一体何に使えというのか」と主張。
そりゃ~そうですよね。素材CDとして販売されている以上そう考えるのが当たり前。
ですが、撮影された側は、勝手に中古車販売会社の新聞折り込みチラシに使われたり、「大もうけした」と書かれたパチンコの広告や「加入していれば安心」と契約を勧める保険会社のチラシなどに使われて憤慨!
そりゃ~当たり前です。
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