自動運転車から発射されるレーザー光線でデジタルカメラの撮像素子が壊れる!?
2019年01月21日 公開
自動運転を可能にするために車からはレーザー光が照射されていますが、そのレーザー光でソニーa7R IIミラーレスカメラのセンサーが一部損傷したという話が話題になっています。
前にToFカメラの話をしましたが、今回カメラを壊したレーザーはCES2019でAEye社が展示していた自動運転技術「LiDAR」システムから発光されたレーザーとのこと。
「LiDAR」システム搭載車両をデジタルカメラで撮影したところ、撮影画像に水平・垂直方向のラインが入り込むようになってしまったようです。
自動運転の為には赤外線レーザーを照射してその反射を受けて物体を補足するわけですが、今回カメラを損傷させたレーザー光は1550nmという非常に波長の短いパルスらしいですね。
780nm以上の波長を赤外線と呼びますが、1550nmのレーザー赤外線を強烈に照射されると撮像素子が壊れてしまうようです。
1550nmの赤外線って当然目で確認できない(見えない)ですからレーザーが照射されているのかわかりません。そこが怖いところですね。
今後は自動運転車が公道を走る機会も出てくるでしょうし10年後ぐらいには結構な量の自動運転者が走っていることを考えると、歩道から車を何気なく撮影したらカメラが壊れた!なんてことが近い未来には発生するかも。
レーザー光でカメラの撮像素子が壊れることは以前から知られていて、コンサートで使用されるレーザー光によってカメラの撮像素子が壊れた瞬間を捉えた動画なんていうのもあります。 (下に貼り付けました)
この動画を見ると、一瞬でカメラが壊れることがわかります。
レーザーの代わりにFM-CW(周波数変調連続波)を使用することも考えられているようですが、まだ実現には至っていないようです。
自動運転車がカメラを壊すとは考え至りませんでした。
現代は電波にレーザーなど目に見えないものが増えていますがカメラにとっては有害のものもあるようですね。もちろん長期的に見たら人間にも有害かも知れませんが・・・。
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