望遠レンズの特徴である圧縮効果と広角レンズの特徴の遠近感が分かりやすい作例をご紹介します。
早速広角レンズで撮影した花の写真です。
25mmでの撮影
広角レンズの特徴
手前のものが強調されて遠近感が出やすい
広角レンズで撮影すると手前のものが大きく写ります。
ツツジの花の大きさは同じはずなのに、遠くにある花は小さく、一番手前のツツジの花はとても大きく写っています。
これが広角レンズで対象物に近づいた時の特徴です。
これは是非覚えておきたいポイント!
広角レンズでも対象に近づくと遠くのものはボケる
これは別の機会にも解説しますが、広角レンズは手前から奥までピントが合いやすい性質を持っていますが、ピントを合わせる対象が非常に近い場合には遠くのものはボケやすくなります。
上の写真はコンパクトデジカメでの撮影ですので一眼レフよりもボケにくいハズなのですが、対象物に非常に近づいて撮影しているので背景がボケています。
では、同じ場所を望遠レンズで撮影するとどうなるでしょうか?
150mmでの撮影
広角レンズで撮影したものと比べると随分と印象が違ってきます。
遠近感があまり出ていません。
そして花の大きさもあまり変わりませんよね。
望遠レンズの特徴
遠近感が出にくくなる(圧縮効果と言います)
花が咲き乱れているようなイメージを撮影したい場合には非常に有効です。
メインの被写体が遠くて手前に別の被写体が無い場合はボケにくい。
望遠レンズを使って撮影すれば何でもボケるかと言うとそうでもありません。
ズームで望遠側で撮影しているのにボケないよ~。という経験のあるかたもいるはず。
その原因は被写体が非常に遠くにありませんでしたか?
そして手前には何も被写体が無い。
そう上のツツジの写真のような場合がそれです。
解説書を読むと広角レンズはシャープに撮影できて、望遠レンズはボケる!な~んて書いてあったりしますよね。
でも上の作例を見ると逆になっています。
それはボケる対象物が手前に無いからですね。
このポイントは覚えておくと良いですよ。
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