広角レンズの特徴はピントが手前から奥まで合いやすいことが挙げられます。
また反対に望遠レンズの特徴はピントの範囲が広角レンズよりも狭いことが挙げられます。
ボケの具合のことを被写界深度と言いますが、同じ被写体を同じような範囲で撮影した場合に、その被写界深度の違いが分かりやすくなりますの作例を見てください。
まずは望遠レンズ(200mm)で撮影した花の写真です
手前の花にピントを合わせていますが、奥の花はピントがボケていて手前の花が浮き上がるように目立っていますよね。
では反対に広角レンズで同じように撮影するとどうなるでしょうか。
下の写真が比較対象に良いかと思います。
55mmでの撮影です。広角レンズと言うよりも標準レンズと一般的に呼ばれている画角になります。
ここでは200mmに比べて広角と言うことで作例として選びました。
もっと広角での撮影になるとデフォルメがキツすぎて比較対象として今回の説明に向かないのであえて55mmでの撮影を広角レンズと便宜上呼ばせてもらいます。
200mmでの撮影と55mmでの撮影の違いは見れば一目瞭然ですよね。
同じようなフレーミングで撮影すると望遠レンズはとても良くボケます。反対に広角レンズで撮影するとピントが手前から奥まで合いやすくなります。
では別の作例です。
今度は24mm広角レンズを使っています。
まずは望遠レンズの作例
120mm
そしてこちらが
24mm
手前の葉が同じ大きさになるように2つのレンズで撮り比べて見ました。
広角レンズでの撮影ですと後ろの家の窓はピントが合っているというほどまでは行きませんが、120mmでの撮影よりもボケていません。
広角レンズでも被写体にう~んと近づいて、背景になるものが遠い場合にはボケることは前回のエントリーで書いたとおりです。
同じ絞り値でも望遠レンズの方が広角レンズと比べてボケる。
広角レンズは手前から奥までピントが合いやすい。
広角レンズでも被写体にグッと近づくと背景がボケやすくなる。
コメント