青いバラの花言葉は「奇跡」「夢 かなう」「不可能・有り得ない」
青いバラの花言葉は「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」などがあります。もともと「夢かなう」という花言葉は無かったのですが、ある出来事から「夢かなう」や「奇跡」などの花言葉が追加されました。
青い薔薇を発明したらノーベル賞!?
昔から青いバラは作ることが出来ない!といわれつづけ、もしも青いバラを作ることが出来たらノーベル賞だ!といわれてきました。
そのため青い薔薇の花言葉は「不可能」や「ありえない」そして「奇跡」などとなっていました。
しかし不可能を可能にした会社が!それがサントリー。
開発秘話は以下の”世界初!「青いバラ」への挑戦”サイトで公開されています。
花言葉に「夢かなう」が追加
サントリーが2009年に念願の青いバラの成功を発表。
「サントリーブルーローズ アプローズ(SUNTORY blue rose Applause)」を発売しました。この年は青いバラに非常に注目が集まりましたね。
元々、青いバラは試行錯誤しながら頑張っても不可能とされていました。
ではなぜ青い薔薇を作れないのか。
それは青い色の花は「デルフィニジン」という青い色素をもっているのですが、薔薇にはこの青い色素「デルフィニジン」が無いからです。
サントリーは無から有を作り出すために遺伝子組換え操作を含めサントリーが挑戦。
サントリーが10年間の試行錯誤の結果ついに完成
まず、青い花「ペチュニア」から「デルフィニジン」(青色遺伝子)の遺伝子を抽出。
しかしその遺伝子には3万もの遺伝子情報が・・・。この遺伝子の中のどれが青色の素になっているのか探し出すことが必要でした。
研究者は3万もの遺伝子情報から300ほどにターゲットを絞り3年の歳月をかけて青色遺伝子を発見。
しかしその遺伝子情報を使って咲かせた薔薇はなんと「赤い薔薇」だったんです。
遺伝子情報を送っただけでは薔薇は青色にならないのか・・・。
普通であればここで挫折してしまいそうなのですが、そこから更に数年の研究を続け最終的にはパンジーの青色遺伝子を使うことによって薔薇の花を青色に咲かせることに成功させました。
そして2004年に青い薔薇「アプローズ」を発表。(アプローズとは喝采という意味)
研究開始からなんと10年の歳月が流れていました。
青い薔薇に加わった新しい花言葉は「夢はかなう」。
なんとも素晴らしいドラマがあったのですね。凄い!
かつては花言葉が「不可能・有り得ない」となっていたものをサントリーが不可能を可能に。
夢は叶い奇跡はおきる!という意味が青い薔薇には込められているんですね。
凄いですよね。
不可能を可能にする!とてもロマンを感じます。NHKのプロジェクトXがまだ続いていたら是非取り上げてもらいたい話でした。今ならプロフェッショナルで取り上げたら視聴率あがりそうですね。
話が脱線しますが私がプロジェクトXで一番感動したのはビクターのVHS誕生秘話。これは何度見ても必ず涙します。
原作となった『陽はまた昇る』も購入して読みました^^;
ここまでサントリーの話を書いてきましたが、ここで写真に写っている青いバラはサントリーのバラでは無いと思います。
これは、人工着色???というか青い色素をバラに吸わせて青いバラにしている類のものだと思います。
というのもサントリーのバラと比べると青さが際立っています。サントリーは青いバラを作ることには成功したのですが残念なことに空のような青は作れていなんですね。青色の色素が入ったバラという感じで写真ほど青いバラでは無いんです。これは令和時代になった2019年でも同じです。
サントリーのページに開発秘話などが掲載されたページがありますので、気になる方は読んでみてくださいね。
確かにバイオテクノロジーの技術を使って作った青いバラも素晴らしいんですが、こうやって人工的に色素を吸わせたバラは写真写りはとても綺麗です。
そもそも。基本的にバラって素敵ですよね。
女性は特にバラが好き。
花言葉が「奇跡」と言われるのも、美しさそのものが奇跡なほどだからかも知れません
こうやってアレンジメントフラワーにしても、バラの美しさは他の花を圧倒しています。
恐るべし青いバラ。
私も奇跡!だと言われるような写真撮りたいな~。
なんて。
ちなみに薔薇の花言葉は色別に違うんですね。調べてみると色々あるんですね。
薔薇の色別花言葉
- 赤いバラ
-
「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」
- 白いバラ
-
「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」
- ピンクのバラ
-
「しとやか」「上品」「感銘」
- 青いバラ
-
「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」
- 黄色いバラ
-
「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」
- 赤いバラのつぼみ
-
「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」
- 白いバラのつぼみ
-
「恋をするには若すぎる」「少女時代」
- バラのトゲ
-
「不幸中の幸い」
赤と白の薔薇に関しては「蕾(つぼみ)」の状態にも花言葉が付けられているそうです。純粋や若さを表しているんですね。
薔薇の本数ごとの花言葉
驚くべきことに薔薇には本数によっても花言葉が付けられているそうです。本数ごとの花言葉となると、まあ誰がどうやって付けたのか、かなり微妙な印象を受けますが1本から1000本まで全ての本数ごとではありませんが花言葉が付けられています。
一部を紹介すると、
- 1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」
- 2本 「この世界は二人だけ」
- 3本 「愛しています」「告白」
- 4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」
- 5本 「あなたに出会えた事の心からの喜び」
- 6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
- 7本 「ひそかな愛」
- 8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
- 9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
- 10本「あなたは全てが完璧」
- 11本「最愛」
- 12本「私と付き合ってください」
- 13本「永遠の友情」
- 21本「あなただけに尽くします」
- 24本「一日中思っています」
- 50本「恒久」
- 99本「永遠の愛、ずっと好きだった」
- 100本「100%の愛」
- 101本「これ以上ないほど愛しています」
- 108本「結婚して下さい」
- 365本「あなたが毎日恋しい」
- 999本「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
これだけ多くの花言葉が存在する花は「薔薇」をおいて他には無いでしょう。それだけ薔薇は人々にとって特別な気持ちを抱かせる花なんですね。
確かに非常に存在感があります。
下の花の写真を見ても分かる通り青いバラだけが一輪だけ明らかに目立っていますよね。存在感抜群です!
今回はちょっと趣向が違いましたが、薔薇の花言葉の紹介でした。
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