令和時代になった今でも天体撮影で大事なのはノイズが出にくいことです。本格的な撮影になればなるほどノイズ問題が出てきます。ノイズなのか新天体なのか分からなくなってしまいますからね。
そこまで行かなくとも天体撮影する分野の方は徹底的にノイズを嫌います。
天体撮影専門の冷却CCDカメラもかなり昔から販売されていますが撮像素子が小さかったりします。
そこで天体専門のカメラマンはフルサイズ機にファンを取り付けてノイズ問題を解決しようとしています。ただ最近は大量の枚数を撮影して後でコンポジット、つまり比較明合成を行うのでそこまで気になさらない方も増えているようですが・・・。
で、今回ご紹介したデジタルカメラは2008年時代のノイズレスを目指した改造デジタル一眼レフカメラです。
驚きなのは 「ASTRO 40D」という改造済みの一眼が当時発売されたこと。
298,000だそうです。
【特長】
・イメージセンサーを常温から約18度(±2℃)まで冷却
・長時間露出時センサー温度を可変範囲±1℃内で安定的に維持
・既存のDSLRでは想像できない超高画質バルブ撮影
・付属のデジタル温度計でイメージセンサーの温度変化をリアルタイムにモニター
・高性能ペルチェモジュール採用
・CNCマシンによる精密加工
・電源:12V、3.5A DC
・天体写真に合わせて設計された専用UV/IRフィルターをセンサー全面に標準装備
ということで、電源が内部電池を使用する形式になったら幅が広がりそうですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
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非常に素人の質問なんだけど、これってなんなんだ?
キャノン派のオーナーは気になる一品。
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オーナー先輩
これはですねー。簡単に言ってしまえば、長時間露光をしてもノイズが発生しにくく改造されたカメラです。
デジカメのノイズには高感度ノイズと長時間露光によるノイズがありますよね。
長時間露光によるノイズはCCDを中心としたカメラ内部を冷やしてやることにより減らすことが出来るんです。
天体写真を撮る方々は数時間に及ぶ長時間露光もめずらしくありません。
今まではフィルムでないと無理であった長時間露光を冷却装置によって可能にしたんですねー。