削除した写真を復元できるフリーソフト
デジタルカメラのメモリーカードをうっかりフォーマットしてしまった時などに便利なフリーソフトをご紹介してみようと思います。
その名もData Recovery Wizard Free !
記事公開時はバージョンが9.5だったのですが2019年現在はバージョン12.9.1になっております。
ソフトのキャプチャー画面が9.5になっておりますが基本は変わりませんのでご勘弁を。
無料版に関しては復旧データ量が2GBまで復元可能になっています。
Pro版に移行すると制限が解除されます。
メモリーカードに付いてくる復旧ソフトもあります
SanDiskの少しお高いメモリーカードを購入した方などはカードを購入した時にSanDisk公式のデータ復旧ソフトRescuePROの1年間有効なアクティベーションコードが付いてきます。
メモリーカードを誤ってフォーマットしてしまった時などはそのアクティベーションコードを使ってデータ復旧するのが一番の早道かと思います。なんせSanDiskのお墨付きのソフトですから。
ただ全ての人がこのRescuePROを持っているわけではないですし、1度使ってしまうと1年間の期限がありますからず~~っと安心というわけでもありません。
という訳でフリーで使える復旧ソフトは一応持っておいたほうが安心です。フリーの復元ソフトは色々あってネットで検索すると出てくる出てくる。一体どれが一番使いやすくて優秀なのか・・・。すいません。私もRescuePROをメインで使っているので比較したことがありません。
ただ今回ご紹介したいのは有償ソフトのフリー版「Data Recovery Wizard Free 12.9.1」
これはフリーはフリーでも非常に定評のあるソフトでMacでもWinでもフリーで使える素晴らしいソフトです。
・Data Recovery Wizard Free 12.9.1 (Win用)
・Data Recovery Wizard for Mac Free 12.9.1(Mac用)
EaseUSはパソコンだけでなくiPhoneやiPadのデータを復元できるMobiSaver(モビセイバー)というソフトを出していることでも知られています。
ケータイWATCHのスタパ齋藤さんの「スタパブログ」でも紹介されているのでご存知の方も多いかも。
このMobiSaver(モビセイバー)もフリー版が用意されているので何かの時にお世話になるかもしれません。まあなりたくはありませんが・・・。
【ちょっと便利な「EaseUS MobiSaver Free」 スタパ齋藤の「スタパブログ」】
EaseUSのデータ復元関係ソフト一覧↓ 多様なソフトが並んでいます。
無料版でもしっかりデータ復旧が可能なありがたい存在
さて、話が長くなりそうなので本題に入りますが、「Data Recovery Wizard」は有償版とフリー版がありますが、フリー版でもしっかりデータ復旧が可能です。他の有名な復旧ソフトはフリー版の場合はスキャンだけなんてものもありますが・・・。
以下が有償ソフトとの違い。データ復旧できるデータ量に違いが出てきます。
とりあえず一度使ってみて使えると判断したら有償版購入というスマートな流れが出来そうです。
このソフトはVectorプロレジ大賞のバックアップ・復元 部門賞を受賞しているソフトで完全フリーのソフトとは違う安心感と期待感があります。私も実際に使用し使えるソフトだと思ったので少し長くなりますがご紹介していこうと思います。
ソフトは使いやすく動きは速い
ソフトの簡単なチュートリアルは以下のとおり。使ってみると本当に簡単でとにかく速い。
ソフトを立ち上げ、紛失したファイルの種類を選択します。
デジカメデータであれば画像でOK。動画も撮影していればビデオにもチェック。
次にスキャンする場所の設定です。
フォーマットしてしまったデジカメのメディアカードを復旧するならメディアカードをチェック。
パソコンのゴミ箱を空にしてしまった場合などはローカルディスクです。
チェックしてスキャンを開始すると次々に削除されたデータが出てきます。
かなりのスピードだと思います。
スキャンが完了した状態です。
ツリー状になっているのは、カメラ内でフォルダ分けしながら撮影していた関係です。
つまりフォルダ構造がそのまま残った形でファイルが復元されます。これは素晴らしい。
ただフォルダ名はデフォルトの名前とは変更されています。ただ構成は同じですのでフォルダの中身がごちゃごちゃになることはありませんでした。
左側のツリーも目的に合わせて3種類の表示に切り替えることが可能。
目的の画像を見つけやすくなっています。
スキャンされたファイルをクリックするとプレビューすることが可能です。
プレビューボタンをクリックすると拡大表示も可能です。
RAWデータも復旧可能!
RAWデータも復元することが可能なのですが、プレビューに関してはプレビュー出来るものと出来ないものとがありました。ただプレビューできないものでも結果としては完全に復元が出来ました。プレビュー画面に関してはもう少し使ってみないと詳細が分かりません。
さて、メディアカードのスキャンが終了しプレビューでも画像を確認。
目的のデータだけを復旧するもよし、全データを一括で復元してもOK。
ソフト画面右下のリカバリーボタンを押すと復元が始まります。今回16GBのメディアカードを復元させたのですがそれほど待たされた感じがしませんでした。
復元されたデータにはExifデータもしっかり残っています。
こういった点に心配しなくても良いのはありがたい。
16GBのメモリーカードを復元したのに復元されたデータの総量をみると24GB???
元のメモリーカードの容量よりも大きいという意外な結果。
プレビュー画像?サムネイル画像?そういった画像も復元されています。とにかく想像よりもデータ量が大きいです。
プレビュー画像やその他のデータを除き、純粋にオリジナル画像だけの復旧データをみると10.5GB。
フォーマットする直前のデータに関しては問題なく復旧出来ていました。
これなら納得です。
復元できる画像データの範囲は広く多くのRAWデータに対応しているようです。
私はニコンユーザーですのでNEFデータの復元は確認できました。
メーカによると以下のRAWデータに対応しているとのこと。
NikonやCanon、SONYやパナソニック、OLYMPUS、FUJIFILM やPENTAXのRAWデータにも対応しているようです。つまり国内メーカーなど問題なさそうです。3FRということはHasselbladにも対応っぽいですね。
心配な方はフリーで試してみて気に入ったら有償版を購入しても良いと思います。
実際に復元できるかフリー版で十分に使える点が素晴らしいですね。
何かの時に入れておいて損はないソフトだと思いますよ!
Data Recovery Wizard Professional 12.9.1(Win用)
Data Recovery Wizard for Mac 12.9.1(Mac用)
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