レタッチしすぎで1億円の罰金! 歯を白く画像処理したら誇張広告で訴えられた米P&G
P&Gから発売されている有名なホワイトニング歯磨きに「クレスト」シリーズというのがあるのですが、日本国内では販売していないのでご存知無い方も多いかもしれません。
今回話題になっているのは、この「クレスト」のホワイトニング用歯磨き粉の広告が上海で罰金になってしまったということ。
クレストは1955年からP&Gで発売している歴史ある商品。
ネットで「クレスト 歯磨き粉」で検索すると本場アメリカでは超有名なホワイトニング歯磨き粉らしいです。
ミニブログ「新浪微博(ウェイボー)」で、効果を誇張して歯がより白くみえるようデジタル画像処理したとして罰金になってしまいました。
Photoshopなどの画像処理ソフトで実際以上に白く見えるようにしたことが、虚偽広告をしたとして罰金刑が課されてしまったようですね。
たった一日あれば歯が白くなる!と紹介してしまったのも良くなかったようですが、罰金額が想像以上の額で驚き。
なんと603万元!日本円にして1億2000万円です。
まさか上海市民もこんな罰金になるとは思っていなかったのでは?この手の罰金では過去最高額みたいです。
中国の怖さを感じます。
中国の写真関連ニュースを集めたサイトphotoblog.hkで取り上げられていました。
ロイターでも報道されていました。
詳しくは上海市工商行政管理局のサイトで公表されています。
http://www.sgs.gov.cn/shaic/html/govpub/2015-03-10-0000009a201503090001.html
ただ、驚くのはまだ早いです。
上海工商局によれば2014年に2714件の虚偽広告を取り締まり罰金額の合計は7477万元!
日本円にして約14億5000万円!!!らしい・・・。
この程度のことで虚偽広告扱いされてしまったら日本じゃ大変なことになってしまいますよね。
◯◯に効く!なんて大きく書いている健康食品なんか全部ダメじゃない?
日本の場合は行政指導だけで済む場合が大半でしょうが中国では1億以上もの罰金刑・・・。
中国では安易にPhotoshopを使って広告を作成すると大変なことになりそうです^^;
ロイターの記事によれば中国では消費者保護法が強化されていて、消費者に誤解を与えた企業の処分を強化しているそうです。
- 関連記事
-
-
PhotoshopNaviで数多くのテクニックが無料公開中。Photoshop 中上級テクニックやLightroom 実践力アップ講座など驚きの内容!
-
PhotoshopがタブレットPCでも使えるようになることが発表 "Surface Pro 3"から対応か?
-
Nikon D3sのISO感度102800で撮影したものをコンポジット合成。ここまでノイズ除去出来ました。フォトショップも大健闘。
-
ピント位置の違う写真を合成してパンフォーカス画像を作るチュートリアル動画の紹介
-
フォトショップでオーロラのブラシを使ってみました。無料ダウンロード可能です。
-
比較的現実的な人物レタッチ(デジタルメイクアップ)動画をUPし続けているサイトの紹介
-
ベジェ曲線をゲーム感覚で遊びながら操れるようになる「The Bezier Game」で撃沈
-
全部無料!数千種類のフォトショップのブラシプリセットをダウンロードできるサイト
-
Photoshop CS5のHDRはゴーストの除去が強化されたそうです。
-
自由に曲げたり伸ばしたり!「Puppet Warp」 Photoshop CS5の新機能
-