金網越しや模様のある窓越しでの撮影方法
金網越しでの撮影ですが、動物園などでお困りの方も多いようです。
どうしても金網が写ってしまって綺麗に撮影できない。
こんな話をよく聞きます。
ちょうどよいシチュエーションがあったので解説しようと思います。
下の写真は渋谷駅構内から外を撮影したもの。
ガラスに水玉模様がびっしりと全面に施されています。
普通に撮影すれば下の写真のように水玉が写ります。
で、このガラス越しで水玉模様が写らないように外の景色を写せるのか?
これは金網以上に難易度が高そうなシチュエーションですが結果的には成功しました。
金網越しでも同じ方法で金網が写らなくなります。
では解決方法。
レンズを密着させる
まず、レンズをガラスに密着させます。
金網だとしても同じです。金網の隙間にレンズを入れて撮影します。
金網の隙間が大きくてレンズの銅鏡が全部入るようであれば何も問題ないですよね。
でも金網の隙間が小さい場合には・・・。
レンズを密着させても水玉模様が写ってしまいました。先ほどよりはマシですが、それでも写り込んでいる事実は変わりません。
金網の場合も隙間が小さい場合には同じく写ると思います。レンズ密着させた状態でズームする
では、レンズを密着させた状態で少しズームしてみましょう。
今回は写真の左上に数字が書いてあると思いますが、その数字はレンズの焦点距離を表しています。
上の写真では焦点距離が27mmと広角側で撮影しています。
下の写真では同じ状況でズームさせて65mmで撮影して見ました。
するとどうでしょうか???
見事に水玉模様が消えています。
レンズを密着させると、それだけで問題が解消する場合もあるのですが、それでも写ってしまう場合には、ズームをしてみましょう。
ほとんどの場合は解決するはずですよ!
あと、絞りを調整できるカメラの場合には絞りを開放値にすることによって写らなくなることもあります。
絞り値も関係してきますので、もしも絞りを調整できるカメラの場合はなるべく絞りを開けて撮影して下さいね。レンズを金網/ガラスに密着させる
それでもダメな場合はポイント2へレンズを密着させた状態でズームする
絞りが調整できる場合は絞りを開ける
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