ニコンのデジタルカメラD5/D500/D7000番台などについているFn(ファンクションボタン)やPv(プレビューボタン)ですが、カメラを使い始めた方はなどは取扱説明書にも細かい部分まで説明がなされておらず使っていない方が多いようです。
ちょっと必要性があって割当機能に関して一覧を作成する機会がありましたので、ここで共有させてもらいます。
D500をメインに作成したのですが、D5でもD7200でもほとんど似たような感じになっているので同様に使えるかと思います。
機種によってはFn2(ファンクションボタン2)やFn3(ファンクションボタン3)が背面側についています。背面側についているファンクションボタンに関しては割当機能が違ってきます。
以下で一覧にした割当機能はカメラ前面についている右手で押すボタンの割当機能になります。背面側についている機能はマイメニューの呼び出しや画像のレーディング機能など限られた機能で撮影の際に使用する機能ではありませんので割愛しました。
非常に便利な機能ですので設定を何にするのか楽しみながら活用してみて下さい。
設定方法はメニューボタンを押してカメラの背面液晶で行います。
[メニューボタン]→[カスタムメニュー]→[f操作]→[f1 カスタムボタンの機能]
Pv(プレビューボタン)/ Fn(ファンクションボタン)を押した時に割り当てられる機能
- プリセットフォーカスポイント
フォーカスポイントが中心に移動する - AFエリアモード
選択したAFエリアに変更される - AFエリアモード+AF-ON
選択したAFエリアに変更されオートフォーカスが作動する - プレビュー
プレビューが行われる - FV-L
スピードライトの調光量が固定されます - AE-L/AF-L
露出のロックとオートフォーカスロックが同時に行えます - AE-L
露光のロックがボタンを押している間だけ行えます - AE-L(レリーズでリセット)
1度ボタンを押すと露光のロックが行われシャッターを1度切ると解除されます - AE-L(ホールド)
1度ボタンを押すと露光のロックが行われ、再度ボタンを押すまでロックされ続けます - AF-L
ボタンを押した瞬間からオートフォーカスがロックされ離すと解除されます - AF-ON
ボタンを押すとオートフォーカスが動作します - 発光禁止/許可切換
ボタンを押している間はスピードライトが発光しません。ボタンを離すと解除されます - BKT自動連射
ブラケット撮影状態の時にボタンを押すと1クールで連射が止まらずに連続で撮影を続けることが出来ます - プラスRAW記録
JPEGのみで記録している時にボタンを押すとRAW記録が追加されます。再度ボタンを押すと解除されます - マルチパターン測光簡易設定
ボタンを押している間だけマルチパターン測光になります - 中央部重点測光簡易設定
ボタンを押している間だけ中央部重点測光になります - スポット測光簡易設定
ボタンを押している間だけスポット測光になります - ハイライト重点測光簡易設定
ボタンを押している間だけハイライト重点測光になります - ファインダー内格子線表示
ボタンを押すとファインダー内に格子線が表示されます。もう一度押すと格子線が非表示になります - ファインダー内水準器
ボタンを押すとファインダー内にインジケーター形式の水準器が表示されます。もう一度押すと水準器は非表示になります - 高速連続撮影14コマ(Mup)※D5のみ
ボタンを押している間だけミラーアップ状態での秒14コマ高速連続撮影となります。この状態ではスピードライトは発光しません - 連動レリーズ切り換え
ボタン操作によってマスターカメラのみレリーズやリモートカメラのみレリーズなどに切り替えることができます - マイメニュー
ボタンを押すことでマイメニューが背面液晶に表示されます - マイメニューのトップ項目先へジャンプ
ボタンを押すことでマイメニューのトップ部分に設定している設定を背面液晶に表示します - ネットワーク接続 ※一部機種に限られます
ボタンを押すとLAN接続画面が背面液晶に表示されます - 再生
再生ボタンと同じ動作が行われます - 設定しない
Fn1又はPvとダイヤルを併用(ボタンを押しながらダイヤルを回す)
- 撮像範囲選択
撮影範囲をクロップすることができます - シャッタースピードと絞り値のロック
Pモード(プログラムオート)時にはロックできません
Mモード(マニュアル)時にボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すとシャッター速度がロックされボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを押すと絞り値がロックされます
Sモード(シャッター優先オート)時にボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すとシャッター速度がロックされます
Aモード(絞り優先オート))時にボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを押すと絞り値がロックされます - シャッター・絞り値1段選択
ボタンを押しながらダイヤルを動かすと1段分のシャッタースピードや絞りが変化します。ボタンを離すと解除されます - 手動設定済みレンズの選択
非CPUレンズを使用する際に登録したレンズ設定を呼び出すことができます - アクティブDーライティング設定
ボタンを押しながらダイヤルを回すことでアクティブDーライティングを設定することができます。ダイヤルを回すごとに以下のように設定が変わります
D500/D7200などの場合
「OFF」→「L(弱め)」→「N(標準)」→「H(強め)」→「HP(より強め)」→「A(オート)」
D5の場合
「OFF」→「L(弱め)」→「N(標準)」→「H(強め)」→「H1(より強め1)」→「H2(より強め2)」→「A(オート)」 - 露出ディレーモード
ボタンを押しながらダイヤルを回すことで露出ディレーモードを設定することができます。ダイヤルを回すごとに以下のように設定が変わります
「OFF」→「1(秒)」→「2(秒)」→「3(秒)」 - 静止画撮影メニュー切り換え
SHOOT「A」~SHOOT「D」を切り替えることが可能です - 設定しない
D5600など5000番台の場合は下記のように少し設定できる機能が違います。
・QUAL画質モード/画像サイズ設定
・ISO感度設定
・WBホワイトバランス設定
・アクティブDーライティング設定
・HDR設定
・プラスRAW設定
・オートブラケティング
・AFエリアモード設定
・ファインダー内格子線表示
・Wi-Fi
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