カール・ツァイスの幻の開放値F0.33レンズって御存知ですか?
私は知りませんでした・・・^^; ここで初めてレンズの存在をしりました。
1966年のフォトキナでカール・ツァイスの技術力をアピールするために作られたと言われる幻のレンズが「Super-Q-Gigantar 40mm F0.33」というもの。
実際に売り出されることは無く、実際に撮影可能なレンズなのかも詳細は不明ですが歴史上最も明るいレンズだと言われているそうです。
このレンズが付いているカメラはコンタレックスで、レンズの後ろ側を見るとブルズアイ用の穴も見受けられますので、コンタレックスだけに装着できるまさに幻のレンズといった感じ。 絞り羽根が付いているようにも見えませんね。
このレンズに関しては長らく詳細がわからなかったらしいのですが、昨年開かれたWestLicht Photographica Auctionで出品され話題になったのだとか。
昨年のオークションでは開始価格が?6,000(約77万円)。推定落札価格が?16,000(約206万円)だったそうですが、実際には?60,000(約770万円)近くで落札されたとの情報も。
実際に使えるカメラも限定されており、本当に撮影可能なのかも微妙なレンズとしては恐ろしい高値ですね。
今のカメラに装着できる仕様だったら更に高値になったかも・・・。
レンズ名称に付いている「Q」は
「quatsch」(ナンセンス)の略だとのことですから、こんなレンズを作るなんてナンセンス?もしくはレンズの開放値の限界を追い求めるなんてナンセンスなことだ!的な意味が込められている自虐的なレンズなのかもしれません。
それって今の高画素化の流れの時代にも一致するような・・・^^;
これから数年後には迎えるであろう高画素競争の末に、もう終止符を打ちたいなんて考えたら、メーカーは恐ろしく高画素なカメラを作って、「Q」の名称をつけたらどうかな~~~。なんて^^;
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