電球や蛍光灯下でストロボを使っても色かぶりしない撮影手法 色温度変換フィルターやCCフィルターの効果的な使い方

今回はストロボ光と環境光の色温度などの色調を合わせる方法について詳しく書いていこうと思います。
でもゴメンナサイ。多分最初から最後まで読む方は多くて数人だと思います。結構長い長いエントリーになってしまいました。
今回の記事は途中で読むのを止めても普通だと思います^^;
本当に知りたい方だけ読んでみてください・・・。


平成生まれのカメラマンに光の色温度や色調に関して理解させるに色々と説明していたのですが、すんなり理解させるのが意外と難しいということが分かりまして・・・^^;
もしかして世の中の若手カメラマンは理解していない人が多いのでは?という観点から書いたものです。趣味で撮影されている多くの方々には興味のない話題かもしれません。あしからず。


そもそもナゼ環境光とストロボなど閃光の色を合わせる必要があるのか。

もう既にこのエントリーを読んでいる方は重要性について理解している人が多いかと思いますが念のため光の色を合わせることの意味を簡単に書いておきます。ご存知の方は読み飛ばし下さい。

光の色を合わせる重要性。それはカメラが複数の光の色に対して正しい処理を出来るほど高性能では無いからです。電球がメイン光となっている部屋でフラッシュを焚けば電球の光とストロボの光が混ざります。

この時、非常に狭い部屋であればストロボの光が部屋の隅々まで届くので問題に感じることは少ないかもしれませんが、大きなホールや結婚式場など広い会場では奥のほうまでストロボ光が届かずに、カメラの手前側はストロボ光の色となり奥のストロボの光が届かない場所は電球の色となります。

カメラのホワイトバランスは画面の部分ごとに設定することは出来ませんので電球光にホワイトバランスを合わせた場合にはフラッシュのあたった手前側は青くなってしまいます。反対にフラッシュ光の色に合わせて撮影すると光が届かない場所は黄色っぽくなります。

こういった現象を無くすためにもストロボ光を電球光や蛍光灯などの環境光に合わせて発光させることが重要です。


ここまでは多くの人が問題なく理解できることと思います。
で、次に重要なのが環境光、アンビエントライトやアベイラブルライトなどとも言いますが、その場所の光の質や色を知ることが大切になってきます。というか、その場所の光の特性が分からなければカメラのスピードライトのヘッド部分にどの色のフィルターを付けてよいかが分かりません。


正確に環境光を計測するにはセコニックのC-500やC-700のようなカラーメーターが必要です。
C-700スペクトロマスターであれば蛍光灯など特徴が異なる光源の分光分布曲線まで表示することが出来て本格的な光の特性を調べることが出来ますが、今回はあくまでカメラ側はプリセット設定やケルビン値設定などを行いフラッシュヘッドに最も適当と思えるフィルターを装着することを目的としているので、カラーメーターが無くとも問題ありません。



そこでもっとも簡単な定常光の測定方法を書いておこうと思います。
ハイアマチュアもしくはプロの方向けに書いているのでLightroomを持っているという大前提で話を進めます。
お持ちで無い方でもトライアル等で試せますのでご了承を。


今回環境光を計測するのに使った方法は次の手順です。

①RAWデータで撮影(現像時に色温度でケルビン表示されるため)
②カメラのホワイトバランス設定は晴天や太陽光などにする
③QPカードのようなグレーカードを被写体として撮影する


なんで、こんな面倒な手順を踏んだのかは後々説明しますが、ざっくり話すと①のRAWデータでの撮影に関してはRAWで撮影しないとLightroomで色温度表示されないから。
②の晴天にホワイトバランスを固定させたのはカメラの背面液晶で表示した時に太陽の基準値から比べてどの程度の違いがあるのか目で見て理解しやすいから。
③はグレーカードを入れておかないとホワイトを取得できないからです。

最初からプリ取って現像すればいいじゃんというのは、もっともな意見ですが今回に関しては理解度を深めるのに役に立たないとの独自の判断でスルーします。

冒頭から長くなってしまいましたが上記の3つを守って撮影した上でAdobeのLightroomを使えば光の色温度や色カブリに関して知ることが出来ます。

Lightroomで表示される色温度とメーカー純正の現像ソフトで表示される色温度には若干の誤差がありますがここではあえて問題視すること無く話を進めます。


下のキャプチャ画像。
白熱電球(アイランプ)の光を使って撮影したグレーカードです。


撮影後にスポイトツールでグレー部分をクリックすることで正しいホワイトバランスを設定してくれます。
ホワイトを設定したらLightroomの色温度表示と色かぶり補正に関して注目してみてください。

今回使用した白熱電球の色温度は3064ケルビンだということが分かります。
色カブリに関しては+2です。この程度は誤差の範囲と考えて良いので色かぶりは無しと考えて良いと思います。

太陽光と比べると異常なほど赤いというかイエローであることが分かります。
この感覚を知っておくことが大事だと思います。


今回のアイランプを使った環境光でストロボ光を使うにはフラッシュの光を3000~3100ケルビン程度にしてあげれば光はミックスしないことが分かります。色かぶりが無いので非常に簡単ですね。


とは言っても、え????
どうやってストロボの光を3100ケルビンにするの?という人もいるでしょうから徹底的に詳しく書いていこうと思います。

その前に、あなたの持っているスピードライトの色温度って何ケルビンか知ってます???
5500ケルビンと答えたアナタ!

それは本を鵜呑みにし過ぎかもしれませんよ。
では実際に計測してみましょう。





カメラ関係 | 2015.02.25 [EDIT]

新しく登場した写真管理ストレージサービス「Mylio」を少し使ってみました



1~2ヶ月前から段々と話題になってきている新しいストレージサービス「Mylio」がどんなものなのかインストールして若干使ってみました。

この「Mylio」はMac、iOS、WindowsのOSに対応してるオンラインストレージサービスで無料でも3つのデバイスで同期することが可能です。
フリーの使用だと枚数制限が1000枚になります。それ以上使いたいならば年間50ドルで50000枚。100ドルで100000枚同期することが出来ます。250ドル払えば50万枚までOK。

RAWデータも読み込めるのですが、データサイズではなくて枚数でカウントする所がフォトサービスらしいですね。
全てのRAWに対応しているわけでは無いようですが・・・。ほとんどのカメラはサポートされているようです。
詳細はこちら

紹介動画がありますのでソフトの概要は以下の動画でどうぞ。



さて、実際にインストールしましたが、その流れはこんな感じ。





パソコン全般 | 2015.01.15 [EDIT]

デジタルカメラでの実践的なホワイトバランスの取り方

ホワイトバランスの本当の正しい取り方は、様々な先生方が書いた数多くの書籍に載っていると思いますので、非常識かも知れないけれど、実用的な反則技?を書いて見ます。




これは私の自己流なので、同じようにやって、色が出ない!とかのクレームはおやめ下さい(~_~;)
あくまでも、私の非常事態の自己流であることを明記しておきます。
ホワイトバランスの正しい取り方マニュアルではありませんのでお気をつけ下さい。


一応、簡単に正しいホワイトバランスのおさらいをしますが、グレーボードを使って(これも安いものではなく、マクベスのような個体差が無い高級品を使うことが良いとされていますが)被写体の位置にあわせて正しくプリセットをするか、グレーを写しこんで、あとで現像ソフト上にてグレーポイントをチェックして正しい色を出す。

まあ、簡単に書けばこんな感じだと思います。

しかし、実際はどうでしょうか?
私の仕事では、こんなことやってられないことが結構多いです。
そもそも、被写体の場所まで行けないことって無いですか?
スタジオならともかく、会見場だったり、劇場だったり、議会だったり、ホールだったり、室内競技場だったり。

被写体の場所まで行ける場合もあるでしょうが、行けない場合だって多々あります。


ホワイトバランスってデジタルカメラの設定で非常に重要な部分です。
私の場合ですが、基本的にはジャケットの内ポケットにグレーカードを入れてありますが、たまにジャケットを着替えたときなんかには、グレーカードを入れ替え忘れ、グレーカードが撮影現場で無い場合だってあります(笑) 特に夏はジャケット着ませんし・・・。

そんな時に役に立つのが

「白い紙」

それも、何か書いてある書類の紙だって構いません。
書類でも裏が白ければ良いんですが、両面印刷の紙しか無い時だってあります(~_~;)
それだって構いません。
元が白ければ良いんです。

だって、ホワイトバランスを取る時って、ピンとはあわせませんよね。
字が印刷してある紙だって、ピントをウンとずらせば白っぽくなります(笑)

こんなものでも結構ホワイトが取れるものです。(取らないよりはベターです)

ただし、白い紙をオーバーに撮ってしまうとエラーになるか正しいホワイトは取れませんので、若干アンダーで撮影してみてください。
(注意点としては、白い紙であっても、その紙に蛍光加工がしてあったりする場合には正確に取れない場合もあります。)



で、問題は白い紙は手元にあったとしても、被写体の場所まで行くことが必要になります。
しかし、先ほど書いたように被写体の場所まで行けないことも多々あります。


そんな時にどうすれば良いか。



カメラ関係 | 2013.09.02 [EDIT]

横浜の動物園ズーラシアでボルネオオランウータンのドアップ写真が撮れたのですが・・・




先日の休みを使って息子と横浜にある動物園ズーラシアへ行って来ました。
運良くオランウータンが目の前に。


ガラス越しではあるものの迫力満点。かなり近い場所から撮影できたのですが、目の部分が陰になってしまってアンダー気味の写真になりました。

上の写真は修正済みのもの。
下の写真がオリジナルです。

Photoshopでマスクを作りながらアンダーな部分を持ち上げました。





日記 | 2013.07.29 [EDIT]

知ってました? JPEG画像でもLightroomを使うとここまでレタッチ出来るってこと!

デジタルカメラの画質をRAWにして撮影している方って結構多いんだと思います。

RAWデータって凄いですよね。
現像する前のデータですから画像をレタッチする時には劣化が少なくて調整しやすくて飛んでいると思っていたハイライト部分も実は残っていたりして・・・。

でもね~。

全部が全部RAWで撮影するのはデータ量の問題から敬遠しがち。
結局のところ私はほぼJPEGで撮影していたりします。

雑誌や知り合いなどからRAWデータの良さを聞いて、特に意識せずに修正するときに便利だから楽だからという点から特に考えもせずにRAWで撮影している人っていますか?

撮影するときには画質は絶対にRAWだよ!!!
な~んて方もいたりして。

そんな方にほんの少しだけ疑問を投げかけてみます。

本当にRAWデータでなくちゃダメ?RAWで撮影しなくても良いんじゃない????って^^;
魔法のツール「Lightroom」があればJPEG画像でも驚くほどの画像処理が可能です。


データサイズが大きくなって現像しなくちゃいけないRAWで撮影しなくてもJPEGの画像も結構楽しめますよってことを今回はお伝えしてみようと思います。



今回のエントリーを書くにあたって使った写真は上野動物園で撮影したシロクマくん。
水の中にいる動物ということでホワイトバランスやコントラストの調整がカメラ任せでは難しい被写体。

ガラス越しに撮影していることもあってコントラストは低くホワイトバランスもカメラが迷っているのか適切では無さそうです。

Nikon D700で撮影した下のJPEG写真をLightroomを使って補正していこうと思います。




以下に順を追って工程を載せていきます。





フォトショップの使い方講座

 フォトショップの使い方講座
◆基礎
三原色について1(光の三原色)
三原色について2(色の三原色)
自動選択ツール1
自動選択ツール2
自動選択ツール3
便利なショートカット
ズームツールと手のひらツール
切り抜きツールの解説 プリセットを作る
レイヤーの描画モード・比較(明)/カラー比較(明)
レイヤーの描画モード・乗算


◆初級
トーンカーブを使った色カブリ補正
画像を明るくする方法
パッチツールの使い方
空を青くする方法
投げ縄や自動選択ツールを使った基本的な切り抜き
レベル補正を使って画像を明るくする
レイヤーの描画「スクリーン」を使って写真を明るく
部分的にコントラスをUPさせる方法
選択範囲をぼかす方法 エッジが目立つ場合の処理
簡単に水滴を作ってみよう
簡単に人の肌を綺麗にする方法


◆中級
トーンジャンプの修正方法?
トーンジャンプの修正方法?
演算を使った切抜きの方法
レンズフィルタを使ったホワイトバランス調整

◆実践編
車を切り抜いて風景に合成
低コントラストなポートレート写真の画像処理


NikonD4の背面モニターの緑カブリはファームウェアのバージョンアップで若干良好

先日ニコンから新しいフォームウェアが公開ダウンロード開始となりました。
バージョンは「ファームウェア A:Ver.1.02 / B:Ver.1.02」

早速ダウンロードしてバージョンアップをしてみました。

バージョンアップするにはニコンのサイトからファイルをダウンロードしてメディアカードへ落としてからカメラに読み込ませます。

以前はAファイルとBファイルを別々に認識させるために2回の作業が必要でしたが今は同時に読みこませることが可能になり作業が1回で済みます。

こんな所でも痒いところに手が届く改良がなされています。さすがニコン!

ちなみにバージョンアップには結構時間がかかります。3~4分ぐらいはかかったような・・・。


数分後、バージョンアップが終了すると、





カメラ関係 | 2012.07.08 [EDIT]

「Photoshop.com Mobile」使い方と機能一覧( iPhone用アプリ)

アンドロイド携帯のアプリにも登場して、再度脚光を浴びているアドビ社フォトショップの公式画像処理アプリ「PHOTOSHOP.COM Mobile」。

日本では公開されていないため、通常の方法ではDL出来ませんが、鍵コメにてコメント頂いた方からDL方法を教えて頂き、ちょっと使用してみました。

日本でも公開されました!
DLは
こちら

なぜ鍵コメにする必要があるのかはご想像にお任せいたしますが、まあ、そういうことです。

で、アプリを立ち上げる、このような画面が!

おお!





写真を選んで開くと、処理画面が出てきます。↓
画像処理画面は、このインターフェイスが基本で、おそらくアンドロイドのアプリも似たようなデザインかと。
上部にツールアイコンが出てきて、大きく分けると4つの機能が使えることがわかります。





まず、一番左の切り抜きアイコンですが、これをクリックするとメニューが3つ出てきます。

・Crop・・・切抜き
・Rotate・・・回転
・Flip・・・反転




ちなみに、切り抜きツールはこんな感じ。
縦横自由自在な切抜きが可能です。
回転しながらの切り抜きは今のところ出来ないようです。




次に、回転ですが、上の切り抜き画面で回転できればもっと良いのでしょうが、それは出来ないので、このツールで回転を!



↓この横位置写真を回転!!!



↓見事90度回転しました。
45度とか、中途半端な回転で決定することは出来ないようです(~_~;)
横位置写真を縦にする。または縦位置写真を横位置にする。
そういったことは可能です。



そして、反転機能ですが、上の写真を反転させたものが下の写真です。
上下反転になっていることが分かるかと思います。



次の大きなツール。
おそらく画像補正ツール一覧?と言えば良いのかな?

・Exposure・・・露光量調整
・Saturation・・・彩度調整
・Tint・・・色かぶり補正(おそらく日本語化されたら違う名称になると思います)
・Black & White・・・モノクロ変換


では、これらの機能を使ってみようと思います。
最初の露光量調整は、明るさ調整のことです。
写真を明るくしたり暗くしたり。

そして、





Photoshop全般 | 2009.11.11 [EDIT]

演算を使った切抜きの方法

今回は、同じ切抜きでも多少高度な切抜きの方法の紹介です。

使い始めの方には難しいと思いますので、「中級」とさせて頂きました。

演算というコマンドを使った切抜きの方法で、これを応用的に使うとかなり高度な切り抜きも出来る素晴らしい切り抜き方法です。

人間の髪の毛なども驚くほど綺麗に切り抜きを出来たりもします。
昔、フォトショップに抽出などというコマンドが無い時代は重宝されていたのだと思います。

ただ、この方法は理解するまでちょっと難しく、今回紹介する方法と同じ手法で、すべての画像が上手くいくとは限りません。

画像によって違ってきますが、基本は同じですので、基本的なことを今回の動画で覚えて、あとは独学で学んで見てください。

私は、画像処理の専門家ではありませんので、細かく文章で伝えることが出来ませんが、おそらく文章で解説できる方もいると思います。
そんな方は、是非コメント等で解説お願いいたしますm(__)m


PS.
多少の知識のある方なら、この動画を見るだけである程度マスターできるはずです。



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  • 画像を明るくする方法

    前回は「トーンカーブを使った色カブリ補正」を紹介しましたが、今回は、画像を明るくするツールの説明動画です。

    試用期間中のソフトを使っている為、どこまで続くか分かりませんが、時間のあるときは簡単な使用方法をUPしていきます。


    今回は色カブリ補正よりは簡単なので理解しやすいと思います。

    これは説明が要らないと思います。ですのでいつもどおり動画に音声は入っていません(笑)

    フォトショップには明るくするための色々なツールが用意されています。

    では、動画をごらんください。




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