デジタル@備忘録



新聞はネットへ完全移行するのか?

日本の新聞やテレビでは、あまり報じられていない事柄ですが、今月は新聞業界にとっては大きな転換を予見させるような出来事が。



すこし話はさかのぼりますが・・・



まだ、インターネットが今ほど普及する前は、報道の第一報は絶対に紙面で!!!というスタンスが新聞業界の常識でした。

しかし、ネットが普及するにつれ、Webを最優先する傾向へ変わりつつあり、新聞に掲載される前にニュース記事をWebへ掲載するようになりました。

(このことは、今になれば非常に大きな出来事のひとつだったと思います。)


その結果、新聞紙という紙を必要としなくなった人々が現れ、新聞の購読数は減り続けている現象がアメリカを含め、日本でも起きています。


ですが、新聞の発行部数が日本の場合、劇的に減少していないのは、販売店が余計に購入させられているという現象があるとかないとか・・・。隠語で「押し紙」と言われているそうな・・・



まあ、話が脱線するといけませんので、戻りますが、先日NHKでテレビのこれからについて語り合う生放送番組がありました。

しかし、テレビよりも新聞の方がもっともっと深刻な現状があるわけです。


日本のように株式を上場していない新聞社と違って、アメリカでは合併、吸収、休刊などが続々と出てきているとも聞きます。


で、そんなピンチな状況に置かれた、とある新聞社が今月より、Webサイトをメインに方向転換し、新聞紙を発行するのは日曜日の週1回のみという英断?を下したのです。


その新聞とは「The Christian Science Monitor」(クリスチャン サイエンス モニター)です。
昨年、創刊100周年を迎えた歴史ある新聞社です。

基本は無料で見れるWebサイトを主体として、有料ではニュースメールをPDF配信すると発表しました。

ここ40年間ほど、同紙は購読部数が減少をたどる一方で、Webサイトには月に150万人を越える訪問者があり、印刷版の生産・流通にかかるコストを削減し赤字幅を減らし、スタッフの減少を最小にとどめるためにも、このような対応を取ることを決めたようです。



今後、新聞をはじめとした紙媒体とWebとの関係がどのように変化していくのか・・・。

いずれにせよ、またひとつWebという存在の大きさを思い知る出来事です。
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Orca
Posted byOrca

Comments 2

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画像屋  

96~98年くらいには現在のメディア不況は予想されてたワケで、来るべきモノがやって来た、というのが正確な所では?

予想をひっくり返せなかった一番の原因は、安直記者の不勉強と経営の拝金主義のせいで報道の質の低下が極端だからだよ。ネットにメディア批判がゴロゴロしているのはそのせい。

この10年は提灯記事で帳尻を合わそうとしてたけど(コストも掛からないし)、運悪く未曾有の不況が来たせいでメッキが剥がれちゃった、という感じじゃないかな~?

ネットに移行するにせよ、報道の質が改善しないと同じ事の繰り返しになっちゃうよね。

今は分野の専門家が普通にブログやってるご時世だから、現場感覚が欠如した今まで通りの記事だと分野の専門家には適わないジレンマがあるけどね。

2009/04/02 (Thu) 19:17

Orca  

Re: タイトルなし

画像屋さま

業界人は自分たちの置かれた立場は理解しているものの打開するだけの勝負に出れないと言うのが現状なのかもしれませんね。
情報が言葉の伝達だった時代から、紙の時代へと変化し、その後はテレビをはじめとした電波放送が主流になり、今や誰もが発信できるWebの時代。

第一ソースから情報を自ら発信できる時代には、報道の方法が問われてくるのは当然ですよね。
何を求められているのか。また何を発信すべきか。

今、課題は多いのかもしれませんが、これから10年で大きな変化が訪れることは確かかもしれませんね。

2009/04/03 (Fri) 00:14

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