iPhone 5sのTrue Toneフラッシュが非常に気になる
iPhone 5sが発表されて、カメラ関係機能に関してだけ重点的に読んだのですが、一番気になる機能がストロボの新機能。
ストロボとは言ってもLEDライトなんですけどね。
ただLEDライトも段々と明るいものも出てきていますし、昇圧させつつ抵抗を加えて瞬間的にLEDに流す電流を増やしてやると驚くほど瞬間的に明るくすることが可能になってきているようです。
10月からの新しいフォームウェアのアップデートでキヤノンのデジタルシネマカメラがISO80000を実現したように、今後はどんどん高感度化が進むでしょうから、現在のスピードライトのようにキセノン管を使ったものからLEDのライトがメインへと移行する日も近いかも知れません。
さてさて、話をTrue Toneフラッシュに戻しますが、新しい発想のフラッシュ機能です。
何が新しいかというと、白色LEDとアンバー系LEDの2色のライトが搭載されていて、撮影場所の環境光を考えて、この2色のライトの強さを変えて発光させるというもの。
要するに、環境光に色を合わせることによってミックス光になるのを防いで、ホワイトバランスのアンバランスさを無くすというものでしょう。
これは今までストロボにアンバーフィルターを装着して撮影していたことをカメラ側で自動的にアンバーフィルターの強さも変えつつ撮影してくれるのと同じこと。
非常に素晴らしい考え方ですよね。
カメラマンであれば、
ストロボの色温度をストロボ本体でフィルターを使わず変更できればなぁ~と考えている方も多いはず。
それをカメラメーカーでもないアップルが一足先に実現してしまったというわけですね。
もちろんLEDライトだから出来たという点も大きいとは思いますが、こんなこと出来たらいいな!というものを現実のものにしてくれた功績は大きいと思います。
この白色LEDとアンバー系LEDにプラスして蛍光灯に近い色のLEDが搭載されれば、どんな環境光でも対応できそうですね。
今現在、スピードライトの色温度を変更させるにはストロボのヘッド部分にフィルターを被せる方法しかありません。
つまりこんな感じ。
これで現実的には問題なく撮影出来ているので大丈夫なのですが、将来的には一眼レフに使えるスピードライトも色温度を変更できるような進化があれば嬉しいですね。
光量の問題等、乗り越えるべき課題は多いかとおもいますが・・・。。
それにしてもアップルは凄いものを搭載してきましたね。
公式サイトでTrue Toneフラッシュについての説明を読むと、以下の様な特徴があるようです。
- まだほかのどのスマートフォンもこの機能を持っていない
- 白とアンバーの2つのLEDを備えたフラッシュだが、ただ単純に同時発光させるわけではない。
- 撮影環境の色温度を測定した上でiPhone 5sが、1,000以上もある組み合わせの中から、アンバーの光に対する白い光の最適な比率や強度を選びだし発光する。
これの難しいところは被写体となる場所の環境光なのか、撮影者が立っている場所の環境光なのか。このあたりを迷わず測定するのって、結構難しいんだと思いますが、どの程度の仕上がりなのか今から楽しみです。
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