デジタル@備忘録



ピントが合わない!ケース2 撮影トラブル

前回はピントが合わないトラブルのケース1としてオートフォーカスが動かない現象に対しての対処法を考えました。
今回は

ケース2
・オートフォーカスが動いているのにピントが合わない。

この現象について考えようと思います。
考えられる問題は

ケース2 ・オートフォーカスが動いているのにピントが合わない。

考えられる原因

1、視度調整または視度調節ダイヤルが動いている。
2、レンズの異常。
3、オートフォーカスが苦手としている被写体に向けている。
4、被写体がレンズの最短撮影距離よりも近い。
5、レンズが曇っている。
6、対象物にフォーカスポイントが合っていない。
7、マクロレンズを使っている。


大抵がこんな感じでしょうか。

対応策としては


1、視度調整または視度調節ダイヤルが動いている。

そんなことあるかな~~~。と思われている方もいるかも知れませんが、私がビギナーの話を聞いていて一番良くあるパターンです。

視度調節機能なんてものが存在していること自体知らない方も多いようです。

一番気をつけなくてはいけないパターンが、他人からカメラを借りた場合。
そんな場合には視度調整が自分とは違う位置にダイヤルが動いていることが多々あります。

ビギナーの方は現場に行ってからファインダーを覗いてみて、ピントが合っていないことにパニックになるようです。
実際には合っていないように見えるだけなのですが、慣れていないカメラを使っている時点でキャパオーバーになってしまっていますから、ピントに問題があればその後は大変な騒ぎになったりします。



2、レンズの異常。

これは対応するのは難しいですが、異常発生の部類によっては対応可能です。

私は最短距離や∞位置の場合だけピントがあわなくなったりする現象にも出会ったことがあります。
もちろんどの位置でも会わなくなる故障もありますが、大抵はマニュアルフォーカスに変更して手動ピントあわせをすればOKです。

私の経験でどうにもならなかったのはズームレンズの中のレンズが一枚外れてしまった時。
この時はさすがにマニュアルフォーカスにしてもピンとはあいませんのでサブカメラに付いていたレンズで対応しました。

仕事の業務上、レンズに負荷がかかることが多々あるので撮影後のメンテナンスというかチェックを怠らないようにしています。
それでも撮影中に異常が発生することはあります。そんな時には、その場で対応できるレンズの異常なのか対応できない異常なのかを瞬時に見分けることが大切になります。



3、オートフォーカスが苦手としている被写体に向けている。

カメラの説明書に必ず書いてある注意書きですよね。

でもイザ被写体に向けてみると忘れてしまっていて(もしくは知らずに)ピントが合わないことに慌ててしまう。
そんなケースが私の所へ来る相談としても多いです。

どういう被写体が苦手としているのか知らないビギナーも多いはず。
まずはカメラに慣れ親しむことによって経験値を上げることが最適だと思います。

こんな被写体が苦手ですよ~。というのはどんなカメラの説明書にも書いてあるはず。それを元に自分で似たような場所や物を探して実際に試してみることをオススメします。



4、被写体がレンズの最短撮影距離よりも近い。

プロの方はこんなミスはしないでしょ?と思われがちですが・・・。

実は落とし穴があったりします。

望遠レンズの場合はフォーカスの駆動域を狭くすることによって合焦スピードのロスをなくす為のリミッターが付いているものがあります。

このリミッターを設定していることを忘れているときや設定が動いてしまっている時などはプロであっても一瞬ドキっとします。
原因がすぐにリミッターだと分かれば問題なのですが、焦っていると分からなくなってしまします。常に撮影前にレンズの設定も確認することが大事です。

また、レンズごとに本来の最短撮影距離があって、それよりも近いものにはピントが合いません。これはレンズの性能ですので事前に確認しておくことで回避できます。



5、レンズが曇っている。

レンズが曇っているとピントが合いにくくなります。

ソフトフォーカスの強烈な状況と言うのでしょうか。こうなるとレンズを一旦拭くことが先決です。
ただ、レンズ内部が曇ることも場合によってはあります。

曇りやすい条件はいくつかあるのですが、そもそもレンズが曇る条件とは何でしょうか?

それは、冷えた場所から暖かい場所へレンズを移動させた時に発生しやすくなります。
特に暖かい場所の湿度が高い場合などは顕著です。
冷たい氷水をグラスに入れて暖房の効いた暖かい部屋の中に入れるとグラスの外側に水滴が付きます。これと同じ現象がレンズでも発生します。

なので実際に起きるパターンとして多いのが寒い冬に外で撮影をして、その後、すぐに部屋の中での撮影などになった場合には非常に危険です。
曇ることを前提に対応することが必要です。また、冷えた場所で撮影後に車で次のポイントへ移動する時などは車内の暖房は切っておいたほうが良いでしょう。

車内の暖房は非常にレンズに結露を発生しやすくします。

また、レンズの最前面のレンズが曇るだけならば対処できるのですが、レンズ内部が曇ることもあります。

冬の雨天や雪の時などに撮影した後、暖かい車内や部屋へ入ったときには内部が曇る場合が多々あります。
特にズームレンズは内部に空気の対流を起こすので曇りやすくなります。雨天時などはレンズ内に水が入り込みやすく湿気も高い為に内部まで曇る場合が多いわけです。

内部が一度曇ると全ての曇りを撮るには時間を要します。

時間があるときにレンズ内部まで曇ってしまったときの対処法は書きたいと思いますが、緊急を要している場合には、冷やすよりも一気に暖める方が早く曇りを取る事が可能です。
ドライヤーなどはオススメしませんし外では無いと思いますから、車での移動のさいは、助手席の足元に置くことで時間短縮出来ます。
レンズに負荷がかかる方法ですのであくまで自己責任で行ってください。



6、対象物にフォーカスポイントが合っていない。

最近のデジカメは高機能化が進んで、ピントを合焦させる場所をいくつも選べるようになっています。

ファインダーを覗くと四角いポイントが何個もあるのが分かると思います。これら一つ一つを選択してフォーカシング出来るようになっています。通常は真中の四角に合わせるように設定している方が多いのではないかと思いますが、真中にあわせたつもりで、実際は上の四角だったり左の四角にポイントが移動していた。な~んてコトが良くあります。

プロではありえない話ですが、ビギナーさんには良くある話。この四角形はフォーカスポイントと言って、ピント合わせに使うものですので、ビギナーの方で使い方が分からない方は説明書をよく読んで理解しておいてください。

通常は真中で使うようにすると失敗が少ないかもしれません。



7、マクロレンズを使っている。

誤解されてしまうといけませんから、最初に断っておくと、マクロレンズを使っているからと言ってオートフォーカスでピントが合わないと言うことではありません。

マクロレンズを使うとオートフォーカスすることが難しくなります。
マクロレンズでは、ほんの数ミリの違いでもピントがズレてしまうのでオートフォーカスに頼るよりは手動でマニュアルフォーカスしてあげることが大事です。

もちろんオートフォーカスでもOKなんですが、もしもオートフォーカスで上手く行かない場合はマニュアルフォーカスを試して見ましょう。

この時重要なのは、ある程度は大雑把にピンとリングでピントを合わせた後、細かいピント合わせはレンズと対象物との距離を動かすことによってピントを調整します。

要するにカメラのピントリングでは無く、カメラ本体を前後に動かすことによってピントを合わせるわけです。この方法ですとピントリングを回して合わせるよりも、より精度の高いピント合わせが出来るようになります。




さて、今回はケース2について書きましたが、実際問題どのように現場で判断するかは自身の経験以外にはありません。
私の場合は異常が発生したら以下の動作を数秒で行います。

今回も前回同様に文章だらけの記事になってしまいましたが、次回はケース3について書いて行こうと思います。


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Orca
Posted byOrca

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