Nikon D7000のピクチャーコントロール比較してみました。
2010年12月14日 公開
ニコンのデジタル一眼レフには6種類のピクチャーコントロールが用意されています。
どれか一つを選択する必要があるのですが、初期設定はスタンダードになっています。自分の好みによって変更できるのですが詳しくは以下の説明を。
- スタンダード
被写体の輪郭の強さ、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合いに偏りのない、バランスの取れた標準的な画像になり、記憶色に近いイメージに撮影できます。 - ニュートラル
過度な演出を避け、被写体固有の豊かな階調や自然な色合いをより忠実に再現することを目的としており、最も実物に近い画像になります。 - ビビッド
被写体の輪郭やコントラストがほどよく強調された、メリハリのある、生き生きとした色鮮やかな画像になります。 - モノクローム
白黒やセピアなど、単色の濃淡で表現した画像になります。 - ポートレート
人物の肌の描写を重視した画作り。特に人物の肌は、プロ用ネガフィルムのように滑らかな階調で立体的に描写し、透明感のある自然な仕上がりになります。 - 風景
豊かな階調で立体感のある描写は、自然の風景だけでなく、街並みを含む多様な景観を質感高く生き生きと表現します。あらゆるネイチャーシーンで効果的です。
で、実際にはどの程度の差があるのか気になるところ。
そこで、簡単ではありますが同じ条件で6種類を撮り比べてみました。
パッと見て分かるように写真はわざと小さくしてみました。色とコントラストがどう違うか下の画像で見比べてみてください。
左下「スタンダード」 右下「ニュートラル」
左下「ビビッド」 右下「モノクローム」
左下「ポートレート」 右下「風景」
モノクロは別として、最も彩度が低くナチュラルな印象を受けるのが「ニュートラル」かと。
反対に最も彩度が高いのが「ビビッド」
コントラストが低くなるのが「ポートレート」
「風景」はスタンダードよりもコントラストが高くなっているのが分かります。
これらの設定はJpgでは元に戻すことが出来ません。
RAW設定での撮影であれば元に戻せますが、Jpgですと不可逆ですので、それぞれの特徴を考えながら設定してみてください。
一言アドバイスですが、コントラストや彩度は撮影した後でも強くすることは簡単です。
反対にコントラストや彩度を弱くするのは至難の技になりますので、あとでソフトを使える方はニュートラルやスタンダードに設定しておくことをオススメします。
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