Photoshopの使い方を本から学ぶには公式ガイドブックがおススメです。
2010年09月30日 公開
15年も前に発売された本の紹介になります。
Adobe認定Photoshopエキスパート(ACE)資格を取得している私が最も信頼するガイドブックです。
2006年に発売されたPhotoshopの解説本が2021年になっても色あせず何かあった時の私のバイブルとなっているので、古いもので最新版に対応はしていませんがご紹介させて頂きます。
書籍名は
私はPhotoshopを学ぶ際に徹底的に書籍を購入しまくって読み込んで、そしてPCに向きあって一つずつ書籍に書いてあることを反復して覚えていきました。今でも20冊以上は本棚に残っていると思います。その中でも最も印象に残っているのがこの本です。
Adobeの公式ガイドブックと銘打った書籍は、この本が出版されて以来出ていません。Adobeから出しているユーザーガイドを除いては、現在購入できる唯一の公式ガイドブックです。
Photoshopがクラウド化する前に発売された本で、現在の最新機能を網羅している内容ではもちろんありません。
レビュー評価もほとんどされていない不思議な本。確かに初心者向きというよりはPhotoshopを極めたい人向けの解説書かも知れません。(確かに初心者にはハードルが高いかもしれません)
しかし、しかし!
そのデメリットを凌駕するメリットがこの本にはあります。
Photoshopの基本的な機能について、ほぼ完璧に理解できるように丁寧に解説されています。Photoshopは最新機能を理解するよりも先にベースとなる基本的な動作やツール理解が非常に大事です。
ツールなどの理解が進むと解説書に載っていない方法を含め、ゴールに向けたルートを独自の作業手法で進むことが可能になります。
基本的なルールや理解が無いと、解説書に書かれている内容を超える作業が出来ず進歩のスピードが遅いと思います。
スポーツでも基本が大事といわれ、地味な基本動作を徹底的に体に教え込まれますが、Photoshopも同じような感じだと思います。
そういった意味でも、この書籍は基本動作を徹底的に深く優しく教えてくれる素晴らしい一冊です。何年たっても色あせない珍しい技術解説本だと個人的には思っています。
新品で購入できないところが残念です。古本屋を探すか、もしくはAmazonで偶然にも出品されている中古品を購入するか・・・。
ここ最近はネットで技術解説がされていたり、YouTube動画での解説が多くなり便利になりました。
ただ、だからこそ基本を押さえておくことの大切さがあると思います。
アドビがUPしているユーザーガイドページは非常に読解するのが大変だったりするので、最初にベース知識を持っておくことは大事かと。
一度基本的なことが理解できてしまえば、あとは一つ一つの機能を自分なりに使い込んでいくなり、最新機能を解説しているWebページで学ぶなり、最新機能を重点的に解説している書籍を読み込んでいけば理解は深まり広がっていきます。
Adobe Photoshop CS2 オフィシャルテキストは非常に秀逸なのに続編が出ないのは残念です。
ところで、ソフトの解説本って実際に立ち読みしてみないと善し悪しが分かりにくいですよね。Amazonでレビュー評価が高いことを理由に購入してみるも、届いてから本を見てガッカリすることも多かったりして。やはり書店に足を運ぶことは大事だなぁと。
もしも、あなたのおススメの解説本がありましたら是非教えてください。
フォトショップのバージョンは変化しても基本的な考え方は変わりませんからね。そういう意味では常に新しいバージョンの本を買う必要は無いのかも。
あくまでも私の個人的な感覚というか感想ですが、しっかりとした解説本を見ながら一つずつ実際に作業して理解して行くことが一番かなぁ~と。あとはユーザーガイドを見ながら、(見なくてもいいですけど)自分で遊びながら使い倒すのがお金がかからず便利です(笑)
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