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丹野章著 『撮る自由』 久しぶりに肖像権関係の書籍が出ましたね。  

2003年の個人情報保護法の成立以降から、なにか過剰反応ではないかと思うことも多々ある肖像権問題ですが、文化庁著作権審議会委員でもある写真家の丹野章氏が先月新しく本を出版されました。

ちょうど、本日まで品川「キャノンギャラリーS」で写真展をされていました。
・写真展「丹野章の戦後」


話は戻りますが、丹野さんが出版された本は、

タイトル 『撮る自由』

撮る自由.jpg


内容は
1 「見ていいものは撮ってもいい」か
2 「撮影」はどこまで自由か
3 撮れない場合もある
4 撮影禁止の事情
5 撮影禁止の対象物はあるか
6 「撮る自由」の考え方
7 あるテレビ番組のこと
8 公表について
9 ふたつの事例
10 肖像権と著作権
11 デジタル社会


内容とは別に、肖像権に関わってくる民法の名誉毀損や著作権法なども資料として含まれ、かつて問題になった裁判資料も最後に載っています。


丹野さんは、最初のページで、

「このところ肖像権という言葉が、まるで水戸黄門の印籠のような魔力をもって、カメラマンたちの前に立ちはだかっているようです。
この得体の知れないものの実体を、できるだけ判り易くして、なんとなくただよっている霧を晴らしたいというのが僕の願いです。」

と書かれています。

確かに肖像権に関しては、常識論的な所もありますし、難しい問題ですね。
常識とは何か?
これだけでも論文が書けてしまう内容ですからね。


私も、丹野さんの本を読んで、再度勉強しようと思います。







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はじめまして。
私自身普段ストリートで写真を撮っていていつも頭のどこかに引っかかってる肖像権の問題。
幸い大きな問題には至っていませんが、報道などで大きく扱われることも無く言葉だけが独り歩きしてる感じがして正直すっきりしませんでした。
でもなんだかこの本を読んで自分の心の何かがどっしりとした感じがしました。
2009/07/03 22:33 | よこっぱち #- | [edit]
よこっぱちさん

はじめまして。

> 私自身普段ストリートで写真を撮っていていつも頭のどこかに引っかかってる肖像権の問題。

スナップを撮影するのであれば、やはり気になる問題ですよね。
法律でラインが決められているものではないので、「常識」というあいまいな境界線があるだけ(~_~;)
難しいところですよね。

ただ、表現の自由もあるわけで、萎縮しすぎるのも・・・。

相手に理解をもらえる撮影であれば問題が無いわけですから、そのあたりは自分の撮影に責任をもてるのであれば、堂々と撮影することが大事なのかもしれません。

細かい事例まで取り上げて書かれているものには、朝日新書の『スナップ写真のルールとマナー』という本もありますよ。
2009/07/04 18:57 | Orca #- | [edit]
朝日新書の方も呼んでみようと思います。
ありがとうございます。
丹野さんも書かれている様に、やはり撮る側の心構えとマナーがトラブルを回避する方法なのですね。
2009/07/06 23:33 | よこっぱち #- | [edit]
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