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色順応について

最近小ネタを何も書いていないので、ちょっとまじめな話を・・・。

色順応について。
私たち人間の目は明るい場所でも暗い場所でも物が見えるように出来ています。
暗い場所から、急に明るい場所に出たときに始めは眩しくて目が開けられなくても、しばらくすると目が慣れて普通に見えるようになります。
これは「明順応」といわれる現象で、7分ほどで完全に働くといわれています。

一方、明るい場所から暗室のような暗い場所に移動すると最初は何も見えませんが、時間が経つとだんだんと物が見えてきます。
これを「暗順応」といい、30分ほどで完全に働くといわれています。

このように人間の目は、その環境に適用できるように自然と調整されます。

で、これは明るさだけに言える事ではなく、色に関しても同じ現象が働きます。
太陽光の下で白い紙を長い間見ていて、急に外光の入らない白熱電球の部屋に入って同じ白い紙を見ればオレンジ色(黄色)に染まって見えますが、しばらくすれば、オレンジ色に染まっていた紙は、白く見えてきます。
これが「色順応」です。

これは、モニタでも言える事で、モニタの色温度を5000Kにしていて、急に7000Kに変更すれば、最初は青色に見えるかもしれませんが、しばらくすれば白く見えてきます。
しかし、これはあくまでも目の色順応の機能によって白く見えているわけで、5000Kに設定したモニタと比べれば明らかに青いです。

また、モニタ作業時には環境光が大切だと言われていますが、それは、この色順応の働きによる悪さを軽減させるためでもあります。
つまり、7000Kの光を放つ蛍光灯の下では、目は7000Kの環境光に色順応してしまうからです。
7000Kの環境光に色順応してしまった目には5000Kのモニタは黄色く見えることとなります。

ですので、なるべく環境光も色評価用の光を使って目を正しく色順応(キャリブレーション)してあげましょう。

また、多少の違いは色順応によって差が無く見えるようですが、最近では不完全色順応といって、人間の目の色順応も完全にキャリブレーションされないことが分かってきているようです。
また、加齢によっても色の見え方は違ってくるようです。





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