色温度のケルビンって実は絶対温度の単位なんですよ。

・ケルビン【写真用語のプチうんちく】

色温度で使われるケルビンってそもそもは絶対温度を表す単位なんですよ。

なので絶対零度と呼ばれている-273℃は0ケルビンです。
私も事典で知ったんですがケルビンの語源はイギリスの物理学者のケルヴィン(通称)氏が絶対温度を導入したからだそうです。

色温度で使用するケルビンはあくまで"色温度"の単位ですので5000Kだからといって熱いわけじゃないですよ。

じゃ~、絶対温度のケルビンと色温度とどう関係があるのかというと説明が難しいのですが・・・。

ウィキペディアの説明を借りると、
「色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度をもって色温度とするものである。」

となります。ここで分かりにくいのが"黒体から放射される光"という部分。
黒体放射という言葉があるんですが、そのことをここでは言っています。

光には「反射光」と「放射光」という2つがあります。
写真をやっている人なら何となく分かりますよね。

露出計でも入射光式と反射式があるのと同じようなものですね。

私達が物の色を見ているのは、その物質が反射している色を見ているわけです。要するに反射光による色を見ています。

色温度を考える時に大切なのは反射光ではなく「放射光」です。
「放射光」は放射光を発する物体の温度によって色が変化します。

正確な「放射光」の色を計測するためには、「放射光」を発する物体が黒体である必要性があるので、黒体放射が発する光の色という言い方になるんです。

で、この黒体放射が発する光の色と、その時の黒体の温度とを関連付けて色温度としているそうです。

つまり
3000Kの温度で黒体から放射される光は赤っぽい
8000Kの温度で黒体から放射される光は青っぽい

こういうことですね。

ちなみに太陽も黒体放射の代表的な物体です。
太陽の表面温度は5500K~6000Kと言われていますが、この温度で放射される光は全ての可視波長のスペクトルを含んでいるので白色になるそうです。

う~ん。書いていても難しい^_^;

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