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孫正義氏のメガソーラーとは!? 孫氏が今考えている「電田プロジェクト」

大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を検討していることで話題に上っている孫社長ですが、そのメガソーラーとはいかなるものなのでしょうか?
その内容について追ってみました。


孫正義氏は5月23日の参院・行政監視委員会で政府参考人として呼ばれました。

そこで、多くの次世代エネルギー。つまりソーラー発電について多くの提案をしました。そこでの発言を全て聞くと見えてくるものがあります。
それは今後、孫氏が考えている計画の一端です。

ではその発言を元に、どのような計画でエネルギー分野を開拓されていくのか現在知りえる範囲内で以下に書いてみようと思います。



まず、どの程度の太陽光発電を目指しているのか。

「例えば」と前置きをした上で以下のような数値を孫氏は上げています。

屋根で20ギガワット。
電田プロジェクトで50ギガワット。
その他で30。
合計100ギガワットの太陽熱発電。
(原発100基分)


ここでいう電田プロジェクトとは、電気の田んぼという意味です。
この電田プロジェクトについて孫氏は以下のように話しています。

太陽発電をするのに膨大な土地が要ります。

日本に膨大な土地は余り余っておりません。しかし、休耕田それから耕作放棄地、これが合わせて50万ヘクタール以上あるということです。

もしここに太陽光発電のパネルを敷き詰めるとどのくらいの発電ができるか。全部に敷き詰めて、そのうちの二割だけがもし全部じゃなくて二割だけここに敷き詰めたとすると五十ギガワットの発電能力があります。これはピーク時間における原発五十基分です。


と。つまり休耕田それから耕作放棄地などを使って、大規模な太陽光発電所(メガソーラー)を計画しているわけです。
素晴らしい発想ですね。
原発50基分とか100基分などで表すと、ソーラーでそれだけの発電が出来る現実に驚きです。

もちろん夜とか雨の日を使えるわけではないので、ならして考えるともちろんそれよりも低く換算しなくてはいけませんが、そのあたりは孫氏も十分に分かった上で計画をされています。
また、太陽光以外にも風力と地熱なども含めて合計で150ギガワットを作ることが出来れば年間の発電量の約20%を賄うことができるとのこと。


しかし、この電田プロジェクトに実は法律の壁があることを懸念されています。
その法律の壁とは、

「農地には農地以外に利用してはいけない」というルールです。
原則不許可となっているとのこと。ただし、公益性の高い事業に使用する場合は可能。そこで孫氏は次のように発言。

 今国難のときで、電気が足りないという国難ですから、まさに公益性の高い発電というものは、農地であつたとしても仮設置することができるという法解釈を是非すべき。

 法は人を守るためにある。人が国難で一番今苦しんでいるときに、人を守るための法解釈として、今の法を変えることなく、単にその法をしっかりと解釈することによって、この国難がもしかしたら救われるかもしれないということです。

 つまり農地は農地のままで、農地の上に仮設置としてボルトでソーラー発電パネルを留めるだけ。この斜めに置いただけの太陽光パネルというのは、そこに人が住むわけではない。

 工場を建てるわけでもない。したがって、いざ日本の農業の自給率の問題で農地が足りないというときには、いつでもこれを取り外してまた耕すことができるという意味です。



この発言からも分かるように、「電田プロジェクト」の利点は、農地を宅地や工業地として地目を変更しなくても作れる可能性があるということです。
それは、上の発言を読めば分かりますが、いつでも取り外して農地として再利用できると。

これは、行政側としては非常に助かる法解釈ではないでしょうか。やはり孫さんは発想が柔軟ですね。まあ、その法解釈を国が認めるかどうかに、今後の「電田プロジェクト」の成否は掛かっているのかも知れません。


また、津波の被害を受けた東北地方は塩害の影響で今後農地としてすぐには使用できないような場所も多くあります。その場所にも農地として使えるようになるまでの間はソーラーパネルを置くことを計画されているようです。そのことが分かる発言が以下です。



今回の東日本の大震災で、広大な土地に海の塩をかぶってしまった。

しばらく何年間もこれは畑として使えないというような問題があります。そこに、例えば太陽パネルを張る。あるいは風力発電の風車を設置する。 

どんなに高い防波堤を造っても、またそれを乗り越える波が来たらどうしようというのがあるわけなので、そこに巨大なコストと巨大な防波堤を造るよりは、そこそこの安心できる防波堤は必要ですが、そこは当分の間は太陽パネルを敷くと。あるいは風車を置く。

中略

もし塩害が終わって後々そこをまた再利用しようというときには、パネルをボルトを外してほかに移転する。あと塩のメッキ、こういうようなものには三割ほどパネルの製造コストが上がると、パネルの製造コストと後に移転するコスト。ですから、その分のコストを買取り価格に少し上乗せすれば、復興及び有効活用が同時にできるんではないかなと、こういうふうに思います。



確かに塩害で使えなくなった土地や、明らかに津波被害にあうであろう土地などを宅地として整備するよりも太陽発電施設として仮利用するのは非常に有効手段のように思います。


また、東京電力の補償の為の電気料金値上げをバッサリ切っています。使う時間帯により価格の調整をすることを進めるべきだと。これは確かに省エネ、節電と言葉だけ先走っている現在の状態を一気に打開できる案だと思います。デメリットももちろんありますが・・・。


皆さん御存じのように、電力も通信も同じですが、ピークのところの電気が一番コストが掛かって発電容量的にも大変に難しい。

ピークカットをいかにするか、ピークシフトをいかにするかということがかなり要だというふうに思っております。 

そこで、電気の料金を今原発の事故があって値上げしなきやいけないという議論が始まっておりますが、是非そのときに、一律の単なる値上げとかではなくて、そのピークシフトを念頭に入れた値段の検討をすべきではないかと。


例えば、真夏と真冬がピークが来るわけです。昼間にピークが来るわけです。

ですから、真夏と真冬と昼間に電気代は高いと。
真夜中はうんと安い。

真昼の真夏のピークのところに産業用、工業用の電気が膨大に使われている。本来そういうものは、在庫を春とか秋のうちに作って、しかも真夜中の電気代、安いときのものを使って作ってと。

そういう時間差によって電気代は十倍ぐらい差があった方が良いのではないか。
フランスだかドイツでは、そのぐらいの差を出しているという詰も聞きます。


つまり、ピークシフトをするためには、明快なシフトの理由を提供し、産業界は、経済活動をしておりますから、当然電気のコストを計算して、そういう明確なめり張りが付けば、それに合わせて労働時間だとか在庫の生産期間を自らの意思で調整するようになる。

計画俸電のように無理やり押し付けてということではなくて、自らのインセンティブに合わせて行うようになる。


そういう電気料金制度。単純一律値上げというのが最も愚策であろうというふうに思います。 

それからもう一つは、一般家庭用の電気代もそうなんですけれども、これも、昼間の時間と夜中の時間が一般家庭用の一般電気料金は差が付けられてない。
これもおかしいのではないか。
季節変動、時間変動そのためにスマートメーターを一般家庭にも一日も早く取り付けるべき。今一般家庭に付いている一般的なメーターでは時間管理がなされてないので時間差による電気料金の差を付けられないという問題がある。これは技術的にそういうメーターをただ取り付けて価格差を付ければ、人はおのずとそれに合わせて行動するようになります。それがあるべき議論だというふうに思います。一番効果的省エネがそこだと思います。



この電気料金の時間変動。そして季節変動の話は非常に分かりやすく、そして納得できる話だと思います。ピークの時間帯の節電を呼びかけても、あくまでも善意の努力に頼るしかないわけですが、時間帯によって電気料金の違いが出てくれば、それはお金が絡む問題ですから自分たちで必然的に努力します。

社会的弱者に対しても同じことを求めるのか?という議論になると難しい判断になるのかも知れませんが、それは後々の議論としての課題としてしっかりと考えていく必要があると思います。しかし、今は制度の導入を進めることの議論をすべきだと思います。


今までは太陽光や風力、そして地熱などの発電は微々たる物で、たいした量は出来ないのでは?と思っていました。しかしながら、ここまで大規模に考えると20%程度の発電量をまかなうことが出来ると初めて知りました。

今後は発電効率の向上などに技術や視点が動いてくるのだと思いますが、そうなればもっともっと多くの発電が可能になるはずです。孫氏が次のように発言しています。

「20%をやるんだという覚悟を持って、そういうビジョンをもってすれば、そこから逆算すれば、実は日本には使われていない休耕田だとかその他がたくさんあるということです。」

素晴らしい。とにかく決意と覚悟が必要なのだと。今までは原発利益に群がる多くの人たちに自然エネルギーは無視されてきましたが、これからは日本が先頭を切って風力などの自然エネルギー先進国を目指すべきではと思います。

一時、バイオマスなどのエネルギーも話題に上りました。これからは、そういったものも含めてとにかく覚悟を決めて進めていくべきではないでしょうか。






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東電はすでに電化上手
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home01-j.html
という時差料金サービスをやってます。
孫さん、しらなかったのかなあ
2011/05/28 23:16 | 電化上手 #1WHf4qac | [edit]
電化上手は深夜電力を使う電気温水器やエコキュート、蓄熱式暖房機が設置され蓄熱機器の電力使用量3kw以上のものではないと導入出来ない条件があります。
2011/06/12 19:18 | 阿波 #u0Qatnm2 | [edit]
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