仙台空港が復旧。ここまで早く復旧できた訳

東日本大震災から今日で1ヵ月。
旅客便の就航が一部再開するという。
羽田へ1日4往復。伊丹両空港へは1日2往復。

悲しいニュースが多い中で復旧へ向けた希望あるニュースです。

つい先月までは以下のような状態だった仙台空港。

たった1ヵ月で再開可能まで持っていったことが信じられない。
物凄いスピードの復旧です。

この復旧の陰には、米軍と日本の工事関係者の多大な努力があります。
震災の翌日から仙台市にも事業所を展開している株式会社 前田道路などが復旧作業を開始。

その作業の結果、16日には米軍の応援隊が上陸し復旧活動の加速度が増していきました。

米軍は仙台空港敷地内にある津波被害を受けた車の処理などを中心に行っていたようです。

空港のそばの航空保安大学校グランドなどを一時的な自動車の「保管場所」として圧倒的なスピードで撤去作業を進めていました。
下の写真はグーグルマップでの航空写真です。

仙台空港内も、

1Fに関しては物凄いありさま。
色々と問題がありまして今は仙台空港内の写真はアップ出来ませんが、あの内部を見たら本当に復旧できるのか?建て直しをするのでは???と思うほど。

そんな空港内の泥や瓦礫撤去も地元の土木業者が中心になって復旧にあたっていました。
地元の業者によっては自分たちの事業所自体が流されてしまった所も。

それでも、「仕事に出ていた車などは残っているので・・・。」と話しながら、手を止めることなく作業を続ける作業員の姿が印象的でした。
多くの方の、「絶対に復旧させて見せる」との強い思いが1ヶ月と言う驚異的な速さでの再開にこぎつけたのでしょう。

一方仙台空港に乗り入れている仙台空港アクセス線は仙台空港の東側にある570メートルの「空港トンネル」が水没してしまい復旧に時間がかかっています。
下の写真の点線部分がトンネルになっている地下部分。

私が行った時には国土交通省の排水ポンプ車が水抜き作業にあたっていましたが、現在はある程度の排水は終わったのでは思います。
また、このトンネル内でも御遺体が見つかったとのこと。多くの行方不明者が早く見つかることを願っています。

排水作業が終わっても仙台空港アクセス線の復旧には半年近くの時間が必要とのこと。
空港の一部機能は復旧しても完全復旧には半年から1年近くかかりそうですね。

仙台空港の民間機の就航再開のお知らせ

仙台空港は、東日本大震災により大きな被害を受け閉鎖しておりましたが、平成23年4月13日より一部再開が決定いたしましたので、ご案内申し上げます。

ターミナルビルなどの空港施設が本格復旧していないため、利用者の皆様に引き続きご不便をお掛けすることもございますが、ぜひ仙台空港をご利用くださいますようお願い申し上げます。

■再開日■平成23年4月13日

■運航便数・路線■

羽田(4往復)、大阪(伊丹)(2往復)

※予約等につきましては、各航空会社のホームページをご覧ください。

 ●ANA/全日本空輸(ANAのホームページ)

   ANA国際線予約・案内センター

   0570-029-222(全国一律料金)

   PHSから:03-6741-8800

 ●JAL/日本航空(JALのホームページ)

   JAL国内線ご予約・ご購入・ご案内

   0570-025-071(有料)

   PHS・海外からの国際電話をご利用の場合:03-5460-0522(東京)

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この記事を書いた人

Orcaのアバター Orca 管理人

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プロフォトグラファー歴20年になります。ブログ歴は15年。写真やドローン関連を中心に気になる情報を備忘録として書いております。
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