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水没したデジカメや水に濡れて固まってしまった写真プリントの救済方法

コダックとフジフィルムがプリントが水に濡れて固まってしまった場合などの救済方法を公開しています。


また、神戸学院大の准教授が大震災で被災を受けた人を対象に「写真を無償で修復するボランティア」を開始すると言う話がニュースで先日流れました。

東北福祉大、工学院大、神戸学院大でつくる「社会貢献学会」としてのボランティア活動とのことですが、似たようなことは現地で既に行われています。
マスコミには原則非公開の作業なので表にはあまり出てこないのですが、現地のボランティアの方たちが小学校の一教室をつかって、被災地から見つかった写真やアルバムなどを整理したり清掃したりしています。

作業は基本は女性が中心で行われているようです。
現地に入って驚いたのは、思ったよりも女性のボランティアの方々が多かったこと。
被災地のボランティアというと、瓦礫の撤去など力仕事がほとんどだと思いきや、下着の仕分けや写真の整理など女性の方が適していると思われる作業って結構多いんですよね。


写真の整理ボランティアの作業などはプライバシーの関係からか、取材をするにも結構なハードルです。

それはさておき、現地でも多くの方が写真プリントの修復などに携わっていると思いますから、今回公開されたフジフィルムとコダックの水濡れプリントの対処法は非常に現地では助かることと思います。


公開された救済法は以下の通り。

富士フイルム株式会社
写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について
コダック株式会社
写真プリントやフィルムが水濡れした時の救済について



※注意点としては、両社共に家庭用プリンターで印刷されたインクジェットプリントは対象外としていること。
DPE店などでプリントされた写真プリント(銀塩プリント)の場合の救済法です。この点は間違わないようにして下さいね。
染料インクの場合は特に水に弱いですから水に浸した場合は問題が発生する可能性が高いと思いますのでお気をつけ下さい。



私は専門家では無いのでインクジェットプリントの救済方法を詳しくは知りませんが、一般に染料よりも顔料インクを使用したものの方が耐水性はあると言われていますが、印刷するベースの紙によって変化してくると思います。
染料インクを使用したものでも用紙によっては耐水性がある程度持てるものもあるのではと思います。

ですので、震災で汚れてしまったプリントがインクジェットで印刷されていた物だとしても、用紙やインクの種類によっては救済できる可能性があると思います。
その場合は、ぬるま湯ではなく、コダックが推奨しているように冷水を使っての作業をした方が良いのではと思います。詳しい方がいらっしゃいましたらコメント等でご指摘して頂ければ幸いです。


また、水没してしまったデジタルカメラなどもあるかと思います。
そんなデジタルカメラは再度使うことは不可能ですが、メディアカードに残された写真データは救済できる可能性がありますので諦めないでください。

まずは、デジカメの電源をムリにONにしないで、デジカメ内のメディアカードを取り出します。
そして濡れたり汚れているカードを清掃した後で、綺麗な布でふき取り、自然乾燥させます。やさしい弱風ならばドライヤーを使っても大丈夫です。

数時間置いて完全に乾いたことを確認したら、パソコンで確認してみてください。データーが開ける可能性があります。
たったこれだけです。


一般的にはSDカードを言われているメディアカードは水濡れに強く出来ています。CFカードはSDカードほど構造上強くは無いようですが、それでも水没後に救済された例は沢山あります。是非諦めずに完全に乾かすことを試してみてください。

データーが取り出せた後は、別のメディアにデータを移動させておいて下さいね。いつ開けなくなるか分かりませんから。



以下は、写真プリントの実際の救済方法です。

プリントが(泥)水に濡れてしまった。

・プリントをきれいなぬるま湯(約20℃~30℃)に浸す。

・プリントの表面を傷つけないように注意しながら洗浄する。
※ 指の腹部分などを使用して、温水中で軽くこすると効果的です。

・洗浄後、プリントの端をつまんで、ほこりなどのつかない場所につるして、陰干し乾燥させる。
※ ヘヤ-ドライヤーで乾燥しても構いませんが、弱風乾燥することをお勧めします。



富士フイルム株式会社
「写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について」より転載
http://fujifilm.jp/information/articlead_0094.html



プリントがアルバムごと水没(水濡れ)した。

・泥水などに濡れているプリントをそのまま放置しておくと、くっついてしまったり、変色したりします。

・生乾きになっているプリントは、台紙やビニールカバーから無理に剥がさず、次の手順で対応してください。

・アルバムの台紙ごと、きれいなぬるま湯(約20℃~30℃)に浸ける。

・プリント表面を傷つけないように注意して洗浄し、プリントを台紙などからゆっくり剥がす。

・洗浄後、プリントの端をつまんで、ほこりのつかない場所につるして、陰干し乾燥させる。
※ ヘヤードライヤーで乾燥しても構いませんが、弱風乾燥することをお勧めします。



富士フイルム株式会社
「写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について」より転載
http://fujifilm.jp/information/articlead_0094.html



重ねていたプリントが水没して、くっついてしまった。
アルバムの台紙がくっついてしまって開かない。

・無理に剥がそうとせず、次の手順で対応してください。

・プリントや台紙(もしくはアルバム)ごと、1回洗浄する。

・その後、きれいなぬるま湯(約20℃~30℃)に浸ける。

・プリント表面を傷つけないように注意して洗浄し、プリントを台紙などからゆっくり剥がす。
※ 剥がれない場合は無理に剥さず、もう少しお湯に浸けておき、自然に剥がれるようになるのを待ちます。

・洗浄後、プリントの端をつまんで、ほこりのつかない場所につるして、陰干し乾燥させる。
※ ヘヤードライヤーで乾燥しても構いませんが、弱風乾燥することをお勧めします。



富士フイルム株式会社
「写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について」より転載
http://fujifilm.jp/information/articlead_0094.html



デジタルカメラ用の記録メディアが泥まみれや水浸しになった。

・泥や埃を十分に取り除き、乾いた布などで表面を十分乾いた状態にしてからご使用ください。
※ その際、砂や塵などでSDカードの金属接点や記録面に傷をつけないように注意してください。なお、一度中身のデータを外部機器などにバックアップする事をおすすめします。

・SDカード自体に防水機能がありませんので、一度泥まみれや水浸しになると腐食などによりご使用できなくなる可能性があります。

・以降の撮影の際は、別のSDカードをご使用ください。



富士フイルム株式会社
「写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について」より転載
http://fujifilm.jp/information/articlead_0094.html




写真プリントやフィルムが水濡れした時の救済について


・重なって貼りついたブロック状の写真のかたまりを、冷水や氷を入れた水の中に30分~45分浸します。(冷水を使うことで乳剤の軟化を防ぎます)

・水道水は(消毒の)塩素を含むので、雑菌の繁殖を防げますが、1日~2日で塩素の効果は消えますので、作業が長期にわたる場合は容器の水道水は毎日交換して下さい。 ただし、高濃度の塩素は写真乳剤を傷めるので、絶対に塩素(次亜塩素酸など)を水に添加してはいけません。

・時々プリントの束をトランプを切る時のように前後に曲げてみて、端の部分から剥がれるようになるまで待ちます。

・プリントの束の角の部分から、ゆっくりと一方向に剥がしていきます。別の角からも順々に剥がしていき、一枚ずつ写真全部を剥がします。

・無理に剥がすことはしないでください。無理に剥がすと乳剤を損傷し、修復は不可能になります。剥がれなければさらに水に浸します。水の中で束をときどき前後に曲げると、より剥がれやすくなります。

・剥がしたプリントは完全に乾くまで陰干しします。

・表面を傷めずにきれいに剥がせれば、元のプリントの表面の光沢は戻ります。うまく剥がれなかった場合、プリントの一部に表面が曇ったようなムラが残ることがあります。複写やスキャンして光沢面の印画紙で新しいプリントを作成すれば、光沢プリントが得られます。

・写真プリントの裏面のバック印字(ラボ名やコマ番号などの印字)のインクが、貼りついたプリントの乳剤面に転写している場合、写真フィルム用途の「フィルムクリーナー」を使用して取り除くことが可能です。アルコールや他の溶剤は乳剤を傷めるので使用できません。

・上記は応急的な救済方法です。画像を長期に保存するためには、後処理としてスキャナーで取り込み再プリントすることをおすすめします。


コダック株式会社
「写真プリントやフィルムが水濡れした時の救済について」より転載
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/info110330.shtml









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