TOP未分類/写真・カメラ関係含む

放射性ヨウ素 I-131の除去に粉末活性炭が有効ならば家庭用浄水器も有効か。

【注】特定の浄水器メーカー名を出しましたが、そのメーカーの浄水器を推薦しているわけではありません。情報ソースの一つとして見解を引用させていただきました。ご理解頂ければと思います。


今、テレビを見ていると放射性ヨウ素 I-131のことがしきりに報道されています。
先日、「
水道水やホウレンソウを食べたことによる内部被爆について ベクレルとシーベルトの関係性」という内容の記事を書き、多くの方から反響を頂きました。

改めて放射能問題について多くの方が興味をお持ちだと実感しております。
さて、福島第一原子力発電所の2号機では高濃度の放射性物質を含む水が垂れ流されているという報道から水の汚染や魚介類からの体内被爆を気にされる方も多いかと思います。

先月の23日、東京では金町浄水場(葛飾区)の水道水から乳児向けの飲用基準の約2倍に当たる放射性ヨウ素131が検出されたと言うことで都内は水パニックに陥りました。

これに先立ち、先月の19日に厚生労働省は水道局長名で水の浄化に関しての通達を出しました。
その通達内に書かれていたのが、以下の「
粉末活性炭による放射性ヨウ素 I-131の除去に関する知見」です。

原文は厚生労働省のホームページで読んで頂ければと思いますが、以下は部分抜粋を行いました。

浄水処理によるヨウ素 I-131 の除去に関する知見


放射性物質の浄水処理については、知見の数が少ないものの、活性炭処理による除去効果を示す知見が存在する。

・アルミニウムを凝集剤として用い、活性炭(5~15 ppm)を添加した場合、凝集沈殿による放射性ヨウ素 I-131除去率は、約 6~7 割除去できる知見が報告されている。

・粉末活性炭による放射性ヨウ素 I-131の除去実験では、原水への添加の場合、活性炭注入率が 5、30、200 mg/Lで、除去率はそれぞれ 74%、100%、100%。同様の実験をろ過水に添加した場合、活性炭注入率が 5、30、200 mg/L で、放射性ヨウ素 I-131の除去率はそれぞれろ過水の濃度からみて 22%、39%、47%であった。


(福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について・厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf


これを読む限りでは、放射性ヨウ素 I-131除去に粉末活性炭が有効だと理解できます。そのため、この除去効果を示す知見を元に各水道処理施設では活性炭を使っての浄水の実施を検討することとの指示も出ていました。

放射性物質の浄水処理については、知見の数が少ないものの、活性炭処理による除去効果を示す知見が存在するため、指標値に近い値が検出された水道事業体等においては、粉末活性炭等による処理の実施を検討し、指標値以下となるよう取り組まれたい。なお、指標値を超過した場合、厚生労働省においても飲用水の供給に係る応援体制を整備すべく取り組んでいく。

(福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について・厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf



このことから考えると、個人レベルでもある程度の放射性ヨウ素 I-131除去は出来るものと考えられます。
通常の家庭にある浄水器はどうなのだろうか?と考えてみました。

たまたま自宅で使用していた「マルチピュア」という米国マルチピュア社で製造販売されているホームページを見てみるとヒントが書かれていました。

その前に、今販売されている浄水器で放射性ヨウ素除去率〇〇%と表現しているメーカーは怪しそうです。その理由は以下。

今回問題となっている放射性ヨウ素やセシウムなど取り扱いが難しい危険な放射性物質現物を使用して浄水器の除去性能試験は、日本はもちろんアメリカでも存在をしておりません。その為、「マルチピュアで放射性ヨウ素が100%取れます」と断言する事は出来ません。逆に、もしその様な表現をしているメーカーがあったとしたら非常に問題であると思います。

マルチピュアブログ
http://blog.multi-pure.jp/?eid=119888



今現在、放射性ヨウ素を除去できると表現している浄水器メーカーは何を根拠にしているのか・・・。ちょっと疑わしいですね。

最後にマルチピュア社が浄水器の使用がベストとは言えなくともベターであるとの見解を載せました。
興味がある方は全文をお読み頂ければと思いますが、技術的見解から読み取れるものとして


①放射性ヨウ素のほとんどは「約0.3-1.0ミクロン」で粒として存在している。
②放射性ヨウ素は水に溶解しにくい性質なので固形のまま存在している可能性が高い。
③水に溶けイオン化した場合でも不安定なイオンなので他のイオンと結合して化合物の状態になっている可能性が高い。



①②③を参考にするならば、粉末活性炭だけではなく、通常の浄水器に使われているブロック活性炭でも無いよりはマシな気がします。
マルチピュア以外でも浄水機能が優れた浄水器はあるでしょうから、放射性ヨウ素が粒や固形のまま水に存在していることを願って使ってみるのも良いかもしれませんね。

イオン化した場合には「銀」が有効で銀のスプーンで水を混ぜるだけで除去できるような?情報もありますが効果のほどは定かではありません。
現在国が認める除去方法としては、粉末活性炭の有効性を通達しているだけです。


なお、放射性ヨウ素 I-131の半減期は8日とのこと。東京大学の中川恵一准教授は、汲み置きした水を10日程経過してから飲むことも一つの方法として挙げられています。



米国マルチピュア社の技術的な見解として、以下の事を説明してますので参照にして下さい。

1. まず、今回問題となっている放射性ヨウ素のほとんどは固形の状態で存在をしています。その粒の大きさは、チェルノブイリを例に取ると約0.3-1.0ミクロンです。この状態の放射性ヨウ素であれば、マルチピュアのブロック活性炭は非常に細かくかつ複雑なフィルター構造になっているので、除去出来る可能性は非常に高いです。

2. また放射性ヨウ素は、水の中で溶解し難い特徴を持っていますので固形のままで存在し続ける可能性も高いです。仮にイオン化しても、不安定なイオンなのですぐ他のイオンと結合して化合物に変化します。化合物の状態であればブロック活性炭の吸着作用でろ過出来る可能性は高いです。

3. 現在各地のモニタリングポイントで放射性物質の量を測定しておりますが、これは通常活性炭のろ紙の様なものを使用して大気中に存在する粒子状の固形物のヨウ素と化合物の有機ヨウ素を空気清浄機の様に吸着ろ過して集めてどれぐらいの量があるか測ります。その様な事からもろ紙よりも目の細かいブロック活性炭であれば除去出来る可能性は大きいと思われます。

4. 現在国際的な浄水器の試験認証機関であるNSFでは、放射性物質の中でも比較的取り扱いの安全なラジウムやラドンを使用して放射性物質除去評価を行っています。過去にマルチピュアのフィルターでラドン除去試験を行い合格しています。現在NSFに放射性物質ラドン除去の吸着性能認証の申請中です。4週間ほどで取得出来ると思います。

5. マルチピュア浄水器を使用することはBestであるとは言いませんが、少なくともBetterな対処法であると思います。水道水をそのまま飲むよりもはるかに安全です。

マルチピュアブログ
http://blog.multi-pure.jp/?eid=119888







【関連するタグ】

【最新記事一覧】

03/29   CP+のトークショーやアドビセッションがWEBで公開。 男子必見?ふともも写真展情報など
03/28   映画を超えた!?監視カメラ解析技術の最新情報やフィルムカメラをデジカメ化する「I'm Back」など
03/27   露出トライアングルイラストやベントレーのギガピクセル写真など
03/26   Embedlyカードを使って写真関連ニュースを共有
03/16   2017年3月11日の朝 仙台市若林区荒浜地区 
03/01   ダークバック不要のイタリア製フィルム現像キット「LAB-BOX」明るい部屋で簡単現像!
02/24   【無料】ついに出た!花火撮影専用のカメラアプリ「大仙花火カメラ」誰でも簡単に綺麗に撮影が可能!
02/20   壊れたiPhoneからデータを取り出すことも可能な復旧ソフトが期間限定無料ダウンロード公開中
02/08   図書館やビデオレンタルで借りたDVDの紛失/破損による弁償は著作権補償処理のため高額請求されますのでご注意を!
02/02   不正レビューを大量削除!Amazonのカスタマーレビューランキングが復活更新しました! 
01/26   ここまで進んだGoogleドキュメントの自動音声入力!もうテープ起こしは無料アプリでOK!?
01/21   800万円の掛布団を販売する西川グループで聞いた羽毛布団の正しい使い方。

【ポストカード写真】 Photo by 管理人(Orca)

<<GPSを使って自動飛行する無人航空機で撮影した福島原発の惨状 | ホームへ | 仙台ニコンが心配ですね。 Nikon D5100の発表です。>>
  • 【】
【// :】
| ホームへ |