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機械式時計 熱膨張による誤差

さて、平置きの状態で、ほぼ誤差ゼロに調整された時計ですが、この時計を腕に付けると、誤差ゼロのはずの時計が遅れ気味になります。(姿勢差は考えないものとする)



また、暖房の無い部屋で冬に誤差ゼロに調整しても、夏には遅れることになります。



もう、お分かりだとは思いますが、いくら誤差をゼロに調整したところで、ムーブメントのゼンマイなどが気温差や体温により収縮するために進んだり、遅れたりするのです。



試しに、昨日、誤差ゼロだった時計をドライヤーで暖めてみた後に計測したのが下の画像です。

アイロンで暖め後



熱膨張の為に、最初は急激に遅れていますが、次第に常温に戻りつつあるのか、平行に近づいています。





なので、今の時期は体温の方が絶対的に暖かいですから、常温での平置きで多少進むように調整したほうが誤差が少ない時計になります。





ただ、グランドセイコーなどの特別に優秀な機械式時計は、この熱膨張も考えて対策をとっているようです。

どのぐらいの誤差に収めているかは実験していないので分かりませんが・・・。





ちなみに、熱膨張の高い物質といえば、水銀。なので水銀計が生まれたんですね~。



最近、よく時計に使われているステンレス鋼は水銀の6分の1の熱膨張です。

また、ステンレス鋼よりも熱膨張の少ないもので時計に使われているものといえば、チタン。ステンレス鋼の2分の1程です。



しかし、ゼンマイ部分をチタンで作るわけには行きませんからね~(笑)


ゼンマイと言えば、ゼンマイに使われる金属は非常に重要なんです。

この物質の収縮によって精度に大きな差が生まれるわけですから。

で、このゼンマイに物質に関しては次の機会に書こうと思います。









時計関係 | 2008.03.24 [EDIT]

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