TOP > 2016年04月

無料/有料のスマートフォン用OCRアプリを徹底比較 どのアプリが最も正確に認識するのか!? 

OCRと言えば以前はPCソフトで購入するのが一般的でしたが現在ではネット上にアップした段階でOCR化されるサービスやOCR機能が充実したスマートフォン用アプリが多く出回ってきました。

名刺専用のOCRアプリが出てきた時には、その完成度の高さに驚きましたが一般的なテキストのOCRでも完成度の高いスマートフォンアプリが有料/無料ともに存在します。

今回は有名なOCRアプリを中心に有料アプリ無料アプリの複数のスマートフォンアプリを比べてみました。
無料でありながら非常に優秀なアプリもあれば有料でも文字認識レベルが非常に低いものまでありました。

☆マークで独自のレベル評価、そして使い勝手について一口メモを添えて紹介してみます。
OCRアプリは自分の使い方に合わせて1~2個入れておいて損は無いと思いますので気になるアプリがあれば是非使ってみてください。

今回テストしたアプリは以下の6つ。 

  • Office Lens 無料
  • もじかめ 無料
  • e.Typist 960円
  • Clip OCR 無料
  • DocScanner 600円
  • CamScanner 無料版/有料版120円


正確さやスピード、使いやすさなど、それぞれのアプリごとに5項目を勝手に5段階評価してみました。

  • 正確性☆☆☆☆☆
  • スピード☆☆☆☆☆
  • 使いやすさ☆☆☆☆☆

                縦書き文字 (隆慶一郎著 一夢庵風流記)
            

                横書き文字 (カラーマネジメント-理論と実践-)
            




   Office Lens 【無料】   iOS版 アンドロイド版

  • 正確性★★★★
  • スピード★★☆☆☆
  • 使いやすさ★★★


         

         
・Microsoftが提供しているこのアプリMicrosoftアカウントが無いと使用できないアプリです。登録さえすれば誰でも使えますからアカウントをお持ちでない方には最初だけ若干の為が必要になります。

しかしOCR精度もかなり高く縦横もきちんと認識します。もちろん英語も認識します。無料アプリの中では最も優れたアプリだと思います。ただ写真を撮影した後にOCRするのに手間と時間が多少必要なのが残念です。

写真を撮影した後にOfficeWordアプリへ転送を行い、その後にOfficeWordからダウンロードするという手順が必要になります。この作業が多少面倒くさいです。
無料アプリでありながら認識できる精度と範囲は最高レベルなだけに惜しい。

OCRのスキャン精度はトップレベル。有料アプリで最も高い精度を誇る「e.Typist」にも劣らない認識力なだけにその点だけが・・・。

OfficeWordに転送することによってのメリットもありますが、ただ単にOCRをしたいという場合にはもどかしく感じてしまうんです。「e.Typist」よりも優れている点は無料という点と名刺専用のスキャン方法が挙げられます。

Office Lensで撮影した後にOne Noteに転送することでOCR化されvcfの連絡先データ生成されアドレス帳に追加することが可能です。これは結構便利ですが認識力に多少の難があり名刺によっては正確に認識されないこともありますが、手打ちするよりは早いかと思います。この機能は結構重宝します。




  もじかめ 【無料】  iOS版 アンドロイド版

  • 正確性★★★★
  • スピード★★★★★
  • 使いやすさ★★★★


        
 

・1行~4行程度ををOCRスキャンしたい場合には最も素早くスキャン出来ます。
反対に数行にわたる長文の文章は認識できません。最高で4行程度です。スピード重視のOCRアプリです。
OCR精度も他のアプリと比べてもかなり高いレベルに位置していますのでスピードと言う点においては抜きん出ています。
ただ現在のバージョンでは日本語のみの対応になっていますのでメールアドレスなどをOCRスキャンするのには使えません。今後のバージョンアップで英語には対応するとのことですのでそれまで待つしかありません。

英語でも使用出れば非常に使い勝手の良いアプリになると思います。
特に文字をスキャンするアニメーション表示が素晴らしくスキャンが面白く感じます。使っていて楽しいアプリでもあります。




iPhone/iPod touch | 2016.04.27 [EDIT]

モデルの写真をレタッチしたら絶対に明記しなくちゃいけない法律! 違反したら500万円!? フランスの健康に関する法律  

以前にもお伝えした話なのですが、以前は噂的な話で終わっていたので今回は詳報を。

結論を先に言ってしまうと、モデルに施されたレタッチは書籍・雑誌等に明記しなくてはならない。違反したら罰金取るよ!というもの。

Photoshopなどのレタッチソフトが普及し一般化する中で、多くの写真はレタッチされたものです。しかしそれによって若者の健康被害等に繋がる可能性があるとして、この法律が作られたようです。

日本でもうわさ話程度で一部で話題になっていたのですが実際にそんなものが本当に法案になっているのか調べる必要があると思ったので詳細について調べてみました。

フランスの国民議会では若者の健康に関する話題が活発なようで今回の法律もその一環。

フランス語は出来ないのですが、国民議会の法律検索から今回話題になっているレタッチ明記の法律を見つけました。これがその文章です。
フランス語の翻訳は専門の方にお願いしました。



Code de la santé publique - Article L2133-2

上のキャプチャー画像はフランスの議会ページの法文の一部です。

以前、この法律案が提出された際にAFPでも記事を配信していたのですが、内容に関してはその時の記事概要が残っていたので抜粋してご紹介します。

法律を提出したのは国会議員50人。いわゆる議員立法というやつですね。

広告やファッション写真などに使われているデジタル加工した人物写真には " Photographie retouchée "と明記することを義務付ける法案です。つまりこの写真はレタッチしてありますと明記するということ。

これに違反した場合は3万7500ユーロ(約500万円)の罰金が課されます。


法律の翻訳は以下になります。

Article L2133-2
Créé par LOI n°2016-41 du 26 janvier 2016 - art. 19
Les photographies à usage commercial de mannequins, définis à l'article L. 7123-2 du code du travail, dont l'apparence corporelle a été modifiée par un logiciel de traitement d'image afin d'affiner ou d'épaissir la silhouette du mannequin doivent être accompagnées de la mention : " Photographie retouchée ".
モデル(労働法7123-2条の定義に従う)を商業利用する写真家は、実際より痩せて見えるように画像修正ソフトでモデルの外見をレタッチした場合、「レタッチ写真」と明記しなければならない。

Les modalités d'application et de contrôle permettant la mise en œuvre du premier alinéa du présent article sont déterminées par décret en Conseil d'Etat, pris après consultation de l'autorité de régulation professionnelle de la publicité et de l'Institut national de prévention et d'éducation pour la santé.
前項の施行に関する細則は、関連機関(広告規制機関、保健衛生教育機関)の助言に基づき国務院が発する政令において定める。

Le présent article entre en vigueur à la date de publication du décret mentionné au deuxième alinéa, et au plus tard le 1er janvier 2017.
本規定は、2017年1月1日、あるいは前条に定める政令(施行細則)が2017年1月1日より早く定められた場合はその制定日に発効する。

Le non-respect du présent article est puni de 37 500 € d'amende, le montant de cette amende pouvant être porté à 30 % des dépenses consacrées à la publicité.
本規定に違反した場合、広告費用の30%を上限とし、最高37,500ユーロの罰金が科される。




基本的には2017年1月1日に細則が施行されるということですので現時点では " Photographie retouchée "と明記されたグラビア雑誌などは無いのでは?と思います。

そもそも、この法律が提出された理由はレタッチした写真は、実際にはあり得ないスタイルだったりする場合が多いのにそれが現実のものであるかのように錯覚させてしまうことが良くないというもの。「法案の目的は、ゆがめられた真実を正し、国民の健康を向上させるとともに消費者を保護することにある」というだそうです。

拒食症などがフランスで問題視されていることなどが背景にあるのだと思います。
最近の調査ではフランスで最高4万人が拒食症を患っていると推定されていて、うち10人に9人は女性や少女だといいます。(うち90%は12~20歳)

レタッチといえば最近では日本でも芸能人である藤原紀香さんのレタッチ失敗写真が話題になりました。


| ホームへ |